地球の怒りとブヨの襲撃

TAK77

第1話

今は西暦2105年、人類は宇宙シャトルで地球から地球の周囲にある105個のコロニーに移動して生活するようになった。地球とコロニーに住む人口は合わせて100億人になった。温暖化で海水面が上昇し、多くの都市が水面に没して、地球上に人類が住める地域が少なくなってきたので、21世紀初頭にはほんのわずかな宇宙飛行士が実験的に生活していた宇宙ステーションをはるかに巨大化したものを地球の衛星軌道上に作り、地球上とコロニーをシャトルでつなぐことにしたのだ。

 ヒカルは第三コロニーの農業工場で働く20代の青年だ。彼は主にトマトの製造に従事している。水や養分、光の調節などは自動制御でコンピューターがやっている。この技術は21世紀の初めに確立されたものだ。ヒカルは時に現場に出て、生育状況をチェックする。普段は制御室でモニター画面に映し出された農業工場の様子をみつつ、養分の濃度や光量のチェックをする今日は現場でトマトの葉についていた小さな虫を見つけ、ウェアラブルウォッチで動画撮影した。

「ヒロシ主任、あの虫なんでしょうね?」

「ああ、あれかブヨみたいだったな」

「ブヨ。えっと」と言いつつ、タブレット端末でブヨという言葉を検索する。すると、ブヨの拡大画像とともに、説明が映し出される。-イエバエの4分の1ほどの小ささ(約3~5mm)で透明な羽を持ち、体は黒っぽく丸まったような形をしているものが多い。天敵はトンボなど。日本では約60種ほどが生息しており、主に見られるアシマダラブユは全国各地に生息している。カやアブと同じくメスだけが吸血するが、それらと違い吸血の際は皮膚を噛み切り吸血するので、多少の痛みを伴い、中心に赤い出血点や流血、水ぶくれが現れる。その際に唾液腺から毒素を注入するため、吸血直後はそれ程かゆみは感じなくても、翌日以降に(アレルギー等、体質に大きく関係するが)患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がり激しい痒みや疼痛、発熱の症状が1~2週間程現れる(ブユ刺咬症、ブユ刺症)。体質や咬まれた部位により腫れが1ヵ月以上ひかないこともままあり、慢性痒疹の状態になってしまうと完治まで数年に及ぶことすらある。多く吸血されるなどした場合はリンパ管炎やリンパ節炎を併発したり呼吸困難などで重篤状態に陥ることもある。-

「なるほど、吸血する虫なんですね?」

「いや、でもブヨだと決まったわけじゃない」

「じゃあ、何なんですか?それとトマトに害があるのかどうかですよね」

「そう。ブヨならトマトには害はないだろう。しかし何か別の害虫かもしれなくて、トマトに悪影響があるなら問題だ」

ヒカルはまたネットサーフィンした。その頃別のコロニーの農業工場では未知の伝染病で高熱を発して、死亡する作業員が数万人と出ていていると、警告のニュースも見れた。そしてそのニュースによるとどうもこのブヨに似た虫が媒介しているようで、虫の写真を見せて、この虫に注意!という警告が出ていた。 

「ヒロシ主任、ヤバイっすよ。これ」とタブレット端末に移った警告ニュースの画像を見せた。

「おおっこれはさっきの虫だあ」

「どうしましょう?」

「どうしましょうじゃない。みんなに現場に出ないように放送だ」

「はい」

ヒカルは急いで放送室に入り、マイクに向かった。

「現場で作業しているみなさん。伝染病を媒介する虫と思われる虫が発見されました。急いで、現場での作業を中断して、住居地区もしくは制御室に避難してください」

「住居地区大丈夫でしょうか?」

「うーむ。わからんな。とりあえず。工場の散布機械から殺虫剤散布しておこう」

「はい」

ヒカルは制御室で、殺虫剤散布の処理をした。

「大丈夫ですかね?」

「うーん、わからんな。どこから侵入してきたのか?おそらくは既に感染者が多発しているコロニーからシャトル便に忍び込んで移ってきたものだろう」

「住居地区にいないかどうかも心配です」

「おそらくいるだろうな。この制御室もいつ侵入してくるかわからない」

「コロニー首長に伝えなければなりませんね」

「そうだ。もしかしたら、このコロニーを捨てて、他のコロニーか地球に避難しなければならないかもしれない」

「地球にはいないんでしょうか?」

「地球はやはり熱帯地域にはいるようだ」

「そうですか。ところでヒロシ主任、そろそろ夕食時じゃないですか?」

「おお、もうこんな時間か。とりあえず首長には俺から報告しておく。気を付けて帰れ」

「はい」

ヒカルは不安を抱えたまま、農業工場の制御室を出て、歩いて5分ほどの住居地区のアパートに戻った。

 部屋の電気ヒーターにフライパンを置き、肉野菜炒めを作った。ごはんを炊飯ジャーからよそって、もぐもぐ食べはじめた。食べ終えて、食器やフライパンを洗って片付けると、TVでニュースを見た。

やはり例のブヨのニュースを流し始めた。感染すると、必ず死ぬわけではないが、半数近くの人が死んでいるらしい。もちろん製薬会社ではワクチンの開発を急いでいるが、今のところまだできていない。だから肌を露出しないことと、露出しているところには虫よけスプレーをかけるしかないということだった。そしてどうも最初に感染者がでたのは地球のアフリカらしいということであった。

 不安な気持ちのまま、今度はタブレット端末でネットで情報を集め始めた。しかしTVのニュースで聞いた以上の情報は今のところ得られなかった。

 ヒカルはビールを飲みながら、地球の日本の松本にいる両親のことを思った。彼らはそこでやはり農業を営んでいた。松本をはじめ長野県は標高が高いので水没することなく、都市や農地、山林が残されていた。

21世紀末には東京や大阪という大都市は海水面の上昇によりかなりの部分が水没し、二階建ての一戸建て住宅や商店は海に沈んだ。そして電車や空港、道路なども沈み、高層ビルは廃墟として遺されていた。もっとも政府や先進国首脳は海水面の情報で標高の低い都市はいずれ、機能することはできなくなるということを20年以上前に察知していたので、宇宙コロニーの建設を急ぎ、地上で生活できなくなる大都市の住民を宇宙に移民させるか、地球上の水没しない高地の都市に移民させた。それで大多数の人類は水没の被害による死者はわずかに抑えられた。

ヒカルはウェアラブルウォッチの日本の現在時刻が朝7時であることを確認し、親に電話することにした。スマートフォンを取り出し、家の番号を探し出してかける。

トゥルルル、トゥルルル、「はい」

「あ、母さん、ヒカルだよ、元気?」

「ああ、ヒカル、元気だよ」

「父さんは?」

「元気よ。ちゃんと毎日畑に出ているよ。あんた宇宙でもちゃんと食べてるの?食べて、寝て、動いていれば、なんとか生きていけるからね」

「うん、わかっているよ。ところでそっちはブヨの伝染病どう?」

「あああれかい。長野県はまだ発生していないみたいだよ。西日本、大阪より西のほうは数十人感染して、死亡者もでているらしいよ」

「実はうちのコロニーでもあのブヨらしき虫を発見した。まだ感染者がいるかどうかはわからない。だけど感染者がでるのは時間の問題だと思う」

「ヒカル。こっちに戻ってくるかい?農業やるのなら、宇宙より地上のほうが自然だよ。そんな箱のなかで暮らして、箱が壊れたりしたら、助からないんだろ」

「うん、避難するときはよろしく頼むよ。じゃあとりあえず大丈夫なんだね。また連絡するよ」

翌朝、ヒカルは朝食を終えて、特になんの指示もなかったので、農業工場に出勤した。ヒロシ主任はすでに出勤していて、難しい顔をしながら、モニターに写る現場の画面を見ていた。

「ヒロシ主任、おはようございます」

「おう、ヒカル。おはよう」

「今日はどうなんですか?現場に出てもいいのでしょうか?」

「うん、実は朝一でちょっと出てきた。数匹のブヨの死骸があったよ」

「えーまじっすか?でも全部死んだのですかね?」

「いや、わからんなあ」

「首長はなんとおっしゃってたのですか?」

「殺虫剤散布したんだから、通常通り、勤務しておけってさ」

「えーちょっと危機感ないんじゃ。被害者がでたら、どうするんすか?」

「それは農業工場だけの問題じゃない。住居地区や工業地区、オフィス地区、コロニー全体にブヨは侵入している可能性がある。被害者が出ても、少数なら、いままで通りの生活を続けるしかないだろうとの仰せだよ」

「そうなんですか?はーどうしよかな?」

「うん?」

「いや地球にいる両親に昨夜電話したんですよ。そっちが危ないなら、こっちに避難してこいよって言われました」

「なるほど。んじゃお前ここ辞めるのか?」

「いや、今すぐ辞めるってわけにもいかないかなと」

「じゃしばらくはいるんだな」

「はい」

「じゃ今日のところはまた現場に定期的な見回りに行ってくれ」

「はい」

そしてしばらくして、ヒカルは制御室を出て、現場に行った。トマトはおいしそうに実っている。ときどき虫に注意して回りを見回すが、いない。二匹だけ地面に死んでいるブヨを見つけた。それをもって、制御室に戻った。

「ヒロシ主任。これ」

「おお、虫拾ったか?俺も拾って、感染病研究所に送った」

「ああ調べてもらうのですね」

「うむ。あのブヨがはたして、今席巻しているブヨと同種のものかどうかははっきりするだろう。もしそうでないなら、徒に恐れてもしかたないぜ」

「そうですね」

「さて昼飯にしようや」

「はい」

二人は食堂に行った。仕出しの弁当が届いている。ヒカルはお茶を湯呑ふたつに注いだ。そして一つをヒロシ主任に渡した。二人は弁当を食べながら、今後について話した。

「まああのブヨが例のブヨだとしても、刺されて、感染して、必ず死ぬというわけでもないんだよな」

「はい」

「だから、やはりここはここにとどまるというのもありだと思うんだ」

「でも死んでしまったら、どうするんですか」

「それは宇宙に出たときから、今までの生活とは違うというリスクを背負ってきているんだから、何があったとしてもしかたないぜ。それにあのブヨはもともと地球からきたものだろ。ワクチンが開発されない限り、いつかは感染して発病する可能性は捨てきれない」

「うー。そうですね」

二人は弁当をかき込んで、お茶を飲んだ。

それから数日後。ヒカルは制御室で仕事をしていると、ヒロシ主任に話かけられた。

「おい、感染病研究所から連絡あった。やはり例のブヨと同じものだそうだ」

「ええ、まじですか?」

「どうする?やはり地球に逃げるか?感染者の多数出ている第10コロニーと第17コロニーは感染者を地球の専門病院に運んで、他の住民は地球か他のコロニーに避難するようだ。コロニーを維持できる人材がいないので、コロニーは閉鎖だよ」

「ええっ。地球の感染者が出ている地域はどうなっているんですか?」

「地球も感染者はやはり専門病棟にいくんだろうな。ただ熱帯地域の人たちは逃げてないでその土地にいるらしい。それとこのブヨはどうも水場の近くに多く生息するようだという話を聞いた」

「なるほど。農業工場のトマトの養水施設の近くがやばかったんでしょうか?」

「そうだな。あとは住居地区の小川や池なんかも近寄らんほうがいだろう」

それから数か月過ぎた。ヒカルの住む第三コロニーも感染者が10万人を超えた。そのうち半数の5万人は死亡した。

また制御室ではときどき感染する作業者がでた。

「ヒロシ主任、熱があるみたいなんで、病院行ってもいいですか?」

「えっまさかやられたのか?」

「わかりません。かなり熱高くて、ぼーっとします」

「そうか気を付けてな」

ヒカルは農業工場にタクシーを呼んで、コロニーの総合病院に行った。

受付で「ブヨで感染したかもしれません」と言うと、すぐに内科医が見てくれた。熱を測り、血液検査の結果、ヒカルは感染していた。

「感染してます」と内科医は冷静に告げた。現在まだ確立した治療法はなく、解熱剤を処方するのと、食欲がなくなるので、栄養剤を点滴するということだった。「1週間くらい入院してもらいます。残酷な言い方ですが、1週間経てば、生死ははっきりします」

「わかりました。入院します」

「パジャマとかは貸与しますし、洗面用具とかは院内のコンビニに売ってますから、このまま入院でいいですね」

「はい」

ヒカルは地球にいる母に電話した。

「母さん、俺とうとうブヨにやられたよ」

「えっ。だから早く戻っておいでって言ったでしょ。そうかい。いかなくてもいいかい?」

「いや、こっちにくると危ないから、こないでいいよ。もし回復したら、地球に戻る」

「うんうん。戻っておいで。これから毎日お宮に行って、祈ってやるからね。父さんと話すかい?

「うん、じゃちょっとだけ」

「ヒカル、頑張れよ」

「うん。うん。なんとか生きて、そっちに戻る」

「うん。必ず帰ってこい」

「じゃもう切るね。また電話する」

ヒカルの目には涙がにじんでいた。

それから1週間、ヒカルは熱にうなされ、夜は鎮静剤も打って寝ていた。入院して1週間がすぎようとする朝、鳥の鳴き声で目覚めた。頭がスッキリして、熱は冷めたように感じた。そしてかなり空腹を感じていた。ブサーを押して、看護師さんにきてもらい、熱を測ってもらう。

「36度5分です。やりましたね。治ってますよ」

「えーやった。お腹減ってたまらないんですけど」

「朝食持ってきます。1週間食べておられないので、ほとんどお湯のようなおかゆになります」

「わかりました。それでも早く食べたいです」

「一応血液検査しますね」

と看護師さんはヒカルの血液を採取した。

一時間ほど経って、主治医の内科医さんがやってきた。

「ヒカルさん、やりましたね。もう大丈夫です。食事もとってください最初流動食ですが、すぐ普通食に変えます」

2日後、ヒカルは退院した。農業工場に通勤してすぐヒロシ主任に辞表を提出した。

「おおそうか。地球に帰るんだな。わかったよ。元気でな」

「ヒロシ主任も地球に戻って、うちに遊びにいらしてください。いいとこですよ」

「うん。機会があったら、ぜひ寄らしてもらうよ」

「はい。では失礼します」

「じゃあな」

ヒカルは翌日少ない荷物をもって、地球行きのシャトルに乗り込んだ。シャトルの窓から見る地球はところどころ黄色く、また青いところもあった。

無事ヒカルは家にたどり着き、両親と再会して、喜び合った。

「ヒカル、よく生き残ってくれたね。ありがとう。ありがとう」

「母さん、僕にお礼を言ってもしかたないよ」

「うん、そうだね。神様や仏様にお礼を言わなきゃね」

「そうだよ」

「ヒカル、今夜はゆっくりと父さんと飲もう。野沢菜も久しぶりに食べるんじゃないか?日本酒も宇宙の箱にはあんまりなかっただろう?ゆっくり飲もう」

「うん、ありがとう」

三人はその夜、再会を祝して、ささやかな宴会をした。

「うん、やっぱ野沢菜おいしい」

「そうだろ。この地酒どうだ」

「うん。これもおいしいよ」

「そうだろう。そうだろう。宇宙の箱なんかで暮らしていても、ほんとにうまい食い物や酒を楽しむことはできないんじゃないか?」

ヒカルは父の言う通りだと思った。全てが人工的に管理された生産されたコロニーでの食事や酒は確かにまずくはなかったが、こうして久しぶりに地球上でここで大地の土や水、太陽の光で生産された野菜や酒を味わって、改めてその違いをうっすらと感じた。

翌日からヒカルは父とともに家の畑に出て、ぼちぼちと汗をかいた。季節は10月で大根を植えていて、苗の間引きをしていた。

「これが冬のはじめ頃、収穫できて、干し大根や漬け物にするとうまいんだ」

「父さん、うん。そうだよね。地球の大根はうまかった」

「さあ、そろそろ昼にしようか。母さんが昼飯の準備しているから、うちにもどろう」

「うん。父さん。行こうか」

昼は豆腐とイワナの塩焼き、ネギのみそ汁、野沢菜だった。

「イワナ天然?」

「いやね。養殖よ。天然は山に入って、釣れるとは思うけど、スーパーに売っているのは養殖ものよ」

「そうか、やっぱりね。父さん今度の日曜、姫川の支流行ってきてもいい?」

「おおイワナ狙うのか?本流だったら、でかいヤマメやニジマスもいるぞ。まあめったに釣れないけどな」

「うん。ありがとう。本流もやってみるよ」

次の日曜予定通り、ヒカルは父のジープを運転して、姫川の支流にいた。川虫を餌に脈釣りをした。緩い瀬や深い淵を狙って、30cm〜20cmの5匹のイワナを釣った。そして本流も少し試してみたが、残念ながら、ぜんぜん当たりはなかった。そして家路に着いた。

「母さん、少し釣れたよ。塩焼きにしよう」

「おおすごいね。さすがにヒカルは昔と変わらず釣りがうまいね。宇宙でも釣りしてたの?」

「いや、コロニーには池はあるけど、魚はブラックバスとかで僕は釣りをしてないよ」

「そうかい。じゃつまらなかったね」

「うん」

その夜、三人の親子は天然のイワナの塩焼きに舌鼓をうった。

「おいしいね」

「うん。うまい。わしも天然物は久しぶりだ」

「うーん、やっぱり養殖のと比べると身がしまっているように感じるね」

「ヒカルありがとうな」

「うん。父さんと母さんが喜んでくれて、よかったよ」

数ヶ月後、一緒に暮らしていた両親もブヨ感染症にかかった。そして父は1週間の闘病ののち帰らぬ人となった。母はなんとか一命を取り留めた。

「お父さん。私をおいて逝ってしまったんだね。うううっ」

「母さん、父さんは天国で僕らのこと見守ってくれているよ。二人で頑張ろう」

「そうだね。頑張ろう」

二人は日本の山里で農業の営みを続けた。世の中は感染症のことで騒然としていたが、生き残る人は生き残っているわけで、その人たちはその後の人生をしたたかに生きた。 

その後ブヨの感染症で死亡する人は50億人を超えた。感染したが回復して生き残った人が50億人。コロニーは全部閉鎖され、人類は地球に全員戻った。結局地球には地球が養える人口の人類が残ったということだ。そしてこの感染症のワクチンはついに開発されることはなかったが、一度感染した人間はもう二度と感染することもなかった。ブヨはいなくなったわけではない。多くの死者を出したが、人類は強い遺伝子のものが生き残った。しかし生まれくる子供たちはみなこの病に感染し、約半数は亡くなるとう洗礼を受けた。地球を捨てて、逃げ出した人類を連れ戻すために、地球はブヨというおそるべき使者を送ったのかもしれない。地球の衛星軌道上には今も105個のコロニーか周回している。夜空に浮かぶコロニーの光は不気味に光り、かつって一時期人類が生活した痕跡として残っているのだ。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

地球の怒りとブヨの襲撃 TAK77 @ffmantak77

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ