49話 ソレイユ編② 手がかり
ハロルドと離れてから、10年の時が流れていた。
その間、私は4度体を変えた。
体の交換には恐怖感が伴う。それでも、老婆のままハロルドを探し当てることができる筈もなく、私はある程度動ける手近な若い体を手に入れた。
そうして暮らしているうちに、最も情報の集まる場所はどこだろうと考えた私は、裏社会に身を置くことに思い至った。そして、スクィーズ・ファミリーという組織に属する者の情婦に身を乗り換え、更にその組織のボスの情婦に乗り換えた。
でも、私は勘違いしていた。ここエタリナの裏組織で最も力を持つのは、スクィーズ・ファミリーではなく、サウスフェラトゥという、内陸にも強大な勢力を誇る組織だったのだ。
十数年前から台頭を始めたスクィーズ・ファミリーは、元々ここエタリナを治めていたサウスフェラトゥの土地を奪い取り、徐々に勢力を拡大していった。それが可能だったのは、エタリナが海路以外に他国との交通手段を持たない、孤立した地域だったからだ。
エタリナのサウスフェラトゥは名ばかりで、内陸との繋がりをほとんど持たなかった。そこがスクィーズ・ファミリーのつけ入る隙になった。
事実、サウスフェラトゥのほとんどの領地を奪い取ったスクィーズ・ファミリーは、つい最近まで我が物顔でこの国を裏側から牛耳っていた。
ところがそこに、内陸からテコ入れが入った。サウスフェラトゥのトップが、有能な幹部たちを引き連れ、ここエタリナに直接乗り込んで来たのだ。
途端にサウスフェラトゥは息を吹き返した。破竹の勢いで領地を奪い返し、スクィーズ・ファミリーと拮抗するまでに勢力は回復した。そして、近い将来おそらくスクィーズ・ファミリーは壊滅させられるだろうという噂も囁かれ始めた。
そのサウスフェラトゥを率いているのが、ベレッタという名の女ボスだった。
その名に聞き覚えがあった私は、そこである計画を実行した。相手に和解を持ちかけ、その機にベレッタを暗殺するという策を、スクィーズ・ファミリーのボスに進言したのだ。……ベレッタに接見する機会を得るために。
組織の存続に危機感を持っていたファミリーのボスは、私の考えた愚策に簡単に乗っかった。でも、すべてを読み切り、裏をかいてきたサウスフェラトゥに、圧倒される形で会合は終わった。ファミリーのボスは、その場で命を絶たれた。
だけど、私にとってそれはどうでもよかった。そこで目にしたのが、私の知るベレッタに間違いなかったからだ。
「ベレッタ!」
捕えられ、その場から連れ出されそうになった私は、必死でサウスフェラトゥのボス、ベレッタに言葉を向けた。
「今は姿が違ってるけど、私はソレイユ! ハロルドと一緒にいたソレイユよ!」
「黙れ、このアマ! 誰に口を利いてると思ってるんだ!」
私を捕えていた構成員の1人は、言いながら私の頬を殴りつけ、私はその場に転がされた。続けて蹴りが飛んできそうな所で声が掛かった。
「待てっ!」
だけど、気の荒い構成員に制止の言葉は届かず、私は激しく蹴り飛ばされた。そして、痛みにうずくまる私にすぐさま水がかけられた。
おそらく、立ち上がれという意味なのだろう。いつまでも寝ていては、また蹴られるかもしれない。そんな思いで、急いで立ち上がろうとした私は、自分の体を見て、かけられたのが水ではないことに気づいた。
少し粘り気を含んだ真っ赤に色づくその液体は、私を蹴り飛ばした構成員の血だった。そして、先ほどまでいた構成員の立つ位置には、代わりに凶悪そうな魔物が立っていた。それは額に三日月を模した装飾のある、見たことのない甲冑を纏った鎧武者だった。
鎧の正面には鬼の顔が彫られていて、腹の部分に空いた口からはおそろしく巨大な手が飛び出ている。構成員はその手に、人間では考えられない握力で握り潰され死んだようだった。私にかかった血は、その時構成員から溢れ出たものだった。
「誰の手の者だ」
ベレッタの言葉は、始末された構成員が誰に属する者かという問いだった。即座に緊張の走った幹部の中から、1人が質問に答えようとベレッタの横に歩み出た。
「ハッ! あの者は私の――」
そこまで話した幹部は、ベレッタの裏拳を顔に受け、激しく後方へ吹き飛んだ。
「教育が成ってないな。組織の在り方を、他の者にも徹底的に教え直しておけ」
「「「ハッ!」」」
ベレッタの言葉に、周りにいた幹部たちが一斉に頭を下げる。
その時ベレッタは、既に私に向かって歩き始めていた。
「ベ、ベレッタ……私よ! ソレイユよ!」
私のもとに歩み寄ってくるベレッタの目は、恐ろしいまでに濁りきっていた。有無を言わさず殺されると思った私の声は、上ずり、少し甲高いものになっていた。
ベレッタは倒れている私の前にしゃがみ込むと、唐突に手を伸ばして私の顎を押さえつけた。
「もう1度」
「…………!?」
「先ほど、誰と一緒にいたと、おっしゃいましたか?」
「……ファ……ファロル……ド…………ファロルドよ!」
顎と一緒に、両頬を押さえ込まれていた私は、くぐもった声でハロルドの名を口にする。すると、その手に一層力が込められた。
「確かに私はハロルド様にお仕えしていますが、ソレイユ様にお仕えしていたわけではありません。ですので、もし事実、あなたがソレイユ様だったとしても……今回の非礼はご容赦ください」
氷のように冷たい目で、そう告げてくるベレッタに、私はままならない首を動かし何とか頷き返した。
「但し。どこからその情報を得たのかは知りませんが、もしそれが事実でないと分かった時は…………簡単に死ねるとは、思わないでくださいね」
言いながら浮かべたベレッタの表情に、私は悪魔という概念を、初めて形として見た気がした。
こうして私は、ベレッタとの再会を果たした。
ベレッタの用意した者に魂を移し替えた私は、ようやく信用を得て丁重に扱われるようになった。
その時まで私は詳細を知らなかったけれど、ベレッタはハロルドの管財人兼、サウスフェラトゥのトップを担う人物だった。そして、サウスフェラトゥ自体、そのベースとなるものを作ったのがハロルドだったのだ。
二十代という若さでその後継になったベレッタは、内陸にいた頃(その頃はまだトップではなかった)の私たちの世話役であり、何度か顔を合わせていた。
ハロルドや私が精神寄生体と知る、数少ない人間の1人であり、このベレッタとの再会は、荒んでいた私の生活の1つの拠り所になった。
ベレッタがこの国に来た目的も、私と同じものだった。一切連絡がつかなくなったハロルドを探すために、自らこの国に乗り込んできたのだ。
その後、エタリナ全域を完全に勢力下に治めたサウスフェラトゥは、情報網を強化し、ハロルド捜索に心血を注いだ。
だけど、どれだけ捜索を重ねても、情報はかけらも出てこなかった。
あれほど目立つ存在が、身を潜めて情報の片鱗すら浮かび上がらせないなどということが、果たして可能なんだろうか? もしかすると、もう彼はエタリナにいないんじゃないだろうか?
そんな思いもあったけれど、内陸からはベレッタが常に情報を取り寄せていて、内陸に戻ったハロルドがサウスフェラトゥに接触して来ない筈がなかった。
私と同じく精神寄生体のハロルドに、死はあり得ない。だとすれば、何らかの事情で表だって動けない状況が考えられたけれど、その要因が全く見当もつかなかった。
ただ、ハロルドはイマージュという少女を追っていなくなった。そして、あの少女の生き方には、何か秘密があるような気がした。
もしかすると、そこに答えがあったのかもしれないけれど、今更それを知りようもない。そうこうするうちに、更に5年の月日が流れていた。
「これはもう、神の奇跡にでも頼るより他ないかもしれませんね」
ふと、ベレッタがそんな冗談を漏らした。でも、それを聞いた私は、その言葉に強いインスピレーションを感じた。
ならば、本当に神に頼めばいいのではないか? 私はそう思ったのだ。
神とは絵空事じゃない。私は見たことなんてなかったけれど、世界には様々な伝承があるだけでなく、実際に神を目にした者だって存在する。
それでも日常に頼れば、そんな機会は稀有ともいえる、とても確率の低いものだった。だけど、異常が起きればそれを果たすことはできる。
異常とは魔王の出現であり、その時この世界には確実に神が降臨する。それは過去より変わることのない、この世界の揺るぎない決め事の1つだった。
私はベレッタに協力を仰いで、魔王に関する様々なデータを集めてもらった。
だけど、その結果は、私が考えるような甘いものではなかった。
情報によると、魔王が生まれる要因は、世界各地に存在する『サラの木』と呼ばれる特殊な樹木にあるようだった。その木に成る実を口にすることで、その者を媒体として、魔王がこの世界に誕生するのだ。
話は非常に単純だったけれど、それを成立させるには複雑な条件をクリアする必要があった。
先ず、最も難しい事実がそこにはあった。それは、木に実が成る周期が決まっていないことだった。そして、仮に実が成ったとしても、それが熟れると共に放たれる独特の臭気は、人間には感知できない。それを嗅ぎ分けられる亜人。ことさら獣人が、最も実を入手しやすかった。
そのせいで、今まで人間が実を手に入れたことは1度もなく、正確な形状すら把握していないのだという。
更に、実を食べた者を介し、力をこの世界に顕現させる魔王と呼ばれる存在。その媒体となる条件が、体に魔の因子を宿していることだった。
人間に適合者はほとんどなく、対象と考えられるのは、やはり亜人たちだった。
ただ、たとえ亜人という前提条件があっても、魔王が誕生する可能性はかなり低く、実を食べたほとんどの者が命を落とすというデータもある。
それら集まった情報が示していたのは、人間が意図的に魔王を出現させるのは、相当難しいという事実だった。
「着想は面白いと思いましたが、やはりそんな奇策を計って成し遂げるのは不可能でしょう」
にべもなくそう告げるベレッタに、私は反論した。
「それでも、今までこの世界には幾度となく魔王が誕生している。きっと亜人しか知らない何かの法則があって、それが分かれば可能性はもっと上がる筈よ!」
「確かにそうかもしれませんが、我々は人間です。それ以上を知りようがありません。獣人を拉致して、拷問で吐かせるという方法もありますが、ある程度情報を知っていそうな者を
「…………」
「本当にそれでハロルド様が見つかるというのなら、この国の組織が壊滅したところで、私は一向に構わないのですが、そのリスクから得られるのは、確実でないかもしれない魔王誕生の方法だけです。仮に女神が現れたところで、ハロルド様を探す協力を取りつけるのに、どうアプローチすべきかも分からない。いくらソレイユ様の頼みといえど、難しい相談になりますね」
ベレッタの言うことはもっともで、その意見に反論するつもりはなかった。
だけど、私には、女神の降臨さえ成ってしまえば、あとは何とかなるという確信に近い思いがあった。いかにベレッタの話が正論だったとしても、私に引くつもりはこれっぽっちもなかった。
「人に無理なら、獣人の力を使えばいい……」
「――ッ!? まさか、ソレイユ様」
「試したことはないけれど、人の体に入り込めるなら、それが獣人だろうとエルフだろうと不可能だとは思えない。私1人でも獣人の世界に入り込んで、きっと情報を掴んでみせるわ」
危険を理由に、1度はその意見に反対したベレッタだったけれど、すぐに思い直したようだった。なぜなら私は精神寄生体であり、代わりの体さえあれば私が死ぬことはないからだ。
結局その意見を押し切る形で、私の案が実行されることになった。
シンラの森まで同行してくれたベレッタの手引きで、手近な獣人が1体捕えられた。私は問題なくその体に入り込むことができた。
「大丈夫、うまくいったわ。すぐに縄を――」
言い終えるよりも早く、私を拘束していた縄は解かれた。ベレッタの目にも止まらぬ一閃が、私の鼻先を掠めるように縄を切り裂いたのだ。
腕に自身があるのは分かったけれど、受けるこちらの身にもなって欲しい。
背筋を寒くしながら唖然としている私を見て、愉しげな笑みを浮かべるベレッタが憎らしかった。
剣を受け取った私は、俄かにそれで元宿主の命を絶った。宿主は、既に普通に生きていける状態ではなかったからだ。
それは私が体を変える度におこなってきた儀式のようなものだった。そうすることで、宿主の魂は即座に転生を得られるのだ。
ハロルドに教えてもらったことなので、実際そうなっているのか私が確認したわけではないけれど、人の人生を奪い取る寄生という行為の、最低限私が果たさねばならない使命のように感じていた。
「ベレッタ。さっきの貸しは、いずれ返してもらうわよ。ただ、今は時間が無いわ。あとのことはお願いね」
「承知しました。それにしても、何度見てもその能力には感嘆します。では、ソレイユ様お気をつけて。それと、お戻りの際は合言葉をお忘れなきよう」
その後、俄かに私は意識を失った。いや、正確には宿主の意識の裏側に私の意識が追いやられたのだ。
私が新しい体を完全に掌握するまでには、1週間程度の時間を要する。それまで私は、ただひたすら宿主の記憶を貪り食う作業を続ける。そうして宿主は徐々に自我を失い、ついには意識を明け渡さざるを得ない状態になるのだ。
ベレッタにはそのことを伝えていたから、私が体を乗っ取ったと確認できたら、すぐに引き上げる手筈になっていた。
意識を取り戻した宿主は、即座にベレッタたちから遠ざかり、自分の住処である森の奥へと帰って行った。その中に、私の魂を宿しながら。
表層に出ることのできなかった私は、久しぶりにハロルドに思いを馳せた。
そして、自分の望みが叶った時のことを想像していた。
もし、ハロルドとの再会が果たせたら、私は彼に謝らねばならない。私の無思慮な行動で、彼女イマージュを殺めてしまったことを。
でも、きっと彼なら私の気持ちを分かってくれる。そして、私の抱いた不安を理解し、咎めることなく許してくれる。
……いや、そんなことはない。彼が私を咎めず済ます筈などない。ただ、そうだとしてもきっと最後には許してくれる。彼は人の心が誰より分かる人だから。
イマージュは私に死をもたらされたことで、即座に転生を得ている。それを追っていったハロルドなら、見失うことなく彼女の転生先を突きとめているだろう。
だから、2人は今も共にいる。そう考えれば、それほど大きな罪ではない。
そして、だからこそ、私もそこに合流して3人でやり直すことができる。最後はきっとそうなる……
そんな希望に満ちた思いと共に、私は獣人として暮らし始めたのだった。
兎人族の体を完全に手に入れた私は、先ず必要となるサラの木を探すことから始めた。
位置情報を事前に調べていた私は、シンラの森の奥深い場所でその木を見つけた。
宿主となった兎人族の知識から、獣人がそれを神木と呼んでいるのは分かったけれど、なぜそれが神木と呼ばれるのか、木の実が亜人にとってどういう位置づけなのかは、宿主の知識になかった。
それどころか、兎人族はそれほど知能の高くない種族で、縄張りも神木からかなり離れた場所にあった。
いきなりハズレを掴まされた感は強かったけれど、森に来てすぐに捕まる事実からも、兎人族が有用で使える種族である可能性は低かった。
でも、もしベレッタがそれを知っていて、わざとこの体をあてがったのだとしたら……返してもらう貸しが、もう1つ増えたと思わないこともなかったけれど。
P.S ジャンプ力だけはあったから『うわ、凄い! 空を飛んでるみたい!』 とはしゃいだのは、良い思い出になりました。
見つけた神木には、当然実が付いてなかった。実がどういうものかも分からなかったけれど、神木は枯葉どころか実がつくのも疑うほど、ただ幹だけがそびえる何もない木だった。
それでも、神木と呼ばれる理由は見た瞬間にわかった。荘厳と呼べる雰囲気はあったし、幹が圧倒的に太くて大きかったからだ。
そして、これは情報として事前に知っていたことだけれど、神木には人間の警備がついていた。3人というお粗末な数ではあったけれど、一応魔王との因果関係も分かっているし、国も最低限の仕事はしているのだと感じられた。
私と神木とのファーストコンタクトは、だいたいそんな感じだった。
ある程度森の状況を理解して生活にも慣れたころ、私は体を変えることを決めた。
宿主に悪い気はしたけれど、兎人族ではどうにも動きが取り辛かったからだ。
それに、私はメスの個体にしか寄生できないわけじゃない。性別を問わず、オスが有用なのだとすれば、選択肢にそれを加えることもできた。
獣人は体が資本であり、身体能力の高いオスの個体は何かと便利に思われた。そんな観点から、次の寄生先にオスを選んだ私の選択は……見事に失敗した。
確かに男の体は力が強く、有用な場面は多々あるように思えた。
私が未体験だったこともあり、男にしかない機能の実験はとても面白く『この棒って……こんな仕組みになってたんだ』という勉強にもなった。
でも、そう思えたのも数日のことで、実際使ってみた男の体は、臭くて不潔でどうにも居心地が悪かった。
しばらくは我慢したけれど、限界は意外にも早く来た。僅か半月という歴代トップスピードで、私は次の体に乗り換えることを決めた。
P.S 種族すら明かさなくてごめんね。でも、我慢ならなかったの。治らない船酔いがずっと続いてるみたいで、我慢ならなかったの…………ごめんね。
3度目の体については、相当吟味に吟味を重ねた。そして、候補に挙がったのが狐人族だった。
先ず、神木まで徒歩10分という、立地条件(テリトリー)が良かった。神木は定期的にチェックが必要な場所であり、この条件は外せなかった。
更に、外観(容姿)が良かった。ビッチ属性、お水系という要素はあったけれど、一応自分で自分が美しいと感じられるのは重要だったし、それを武器として使った幅広い戦略が立てられるのも大きなポイントだった。
最後に、コストパフォーマンス(女なのに高性能)に優れていた。狐人族は種族自体の性能が良かったのだ。女だからと、あから様に能力が下がる部分も少なく、速い移動速度と俊敏な動き、それなりに筋力もあるおかげで戦闘もこなせて、知力も高かった。
この3つの利点が決め手となって、私はその物件(狐人族ルルカ♀)に乗り換えることを決めた。
そして、私の獣人としての生活が本格的に始まることになったのだった。
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