自然の音色

川の音は 一つだけでは無いと


その場所その場所の 存在を

私にそっと知らせる


『川』と見れば 一つかもしれないけれど

目の前に流れる音 顔を上げた先の音

どれにも違う音が存在し 主張する


近くの木々の音も きっと同じ

その川達の合間を縫うように 私の耳に届く


風は邪魔をしないように 木々の声を優しく運ぶ

その風音も私には ちゃんと聞こえているのです

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