序 章 3 おやじ? お父さん? 父上?への応援コメント
物語入り口調査員として来ました。
調査員と言っても、私に寸評のスキルなどありませんので、一読者の感想としてお受け取りください。
また、本来は一話のみの感想となりますが、元々は三話までが一話だったと言う事で、3話まで読まさせて頂きました。
正直に申しますと、私が何か書き残す事はあるのだろうかと悩みました。
が、一読者の声をお届けするのも良い機会かと考え直して感想を述べさせていただきます。
前置きが長くなりましたが、感想を。
北軍と南軍と言う事で南北戦争を彷彿していたのに、突如現れた飛空艦の存在は驚きでした。
その圧倒的なスケール、描写に私も戦場の兵士たち同様に圧倒されました。
照明弾でその大きさを計ると言う手法が、容易にイメージ出来て大変ワクワクしました。
童心に帰った気分です。
マチウとゴドフロアに多くの描写が費やされているので、二人の事は概ねこんな人物かと推測できます。
お父さんの方は、崖を上る様子から何とも情けないようなイメージを持ちますが、あんな所まで一緒に来るくらいですから、マチウの事が大事なんだなと思いました。
父上の方は、その種族特性ゆえか傲慢なイメージがありますね。
そして、彼が血の繋がりがある父上であるのならばマチウの血にはスピリチュアルの血も混じっているのか、と想像の翼が広がります。
一話だけですと、私の場合少し魅力が乏しいと感じてしまいましたが、三話まで読みますと、どっぷりと嵌ってしまいました。
時間は掛かるでしょうが、この先もゆっくりと読まさせて頂きます。
以上が私の感想となります。
具体的な批評ではなく申し訳ありません。
作者からの返信
ご高評、まことにありがとうございます。
〝感想〟とご謙遜なさっていますが、ただ面白いとか興味がわいたとかではなく、どういう点に惹かれたかが手に取るように読み取れ、序章としてどれだけ機能しているかが最大の関心事である当方としては、十分納得させていただきました。
3パートめまでという勝手な要求にまで応えていただき、その点でも感謝の念にたえません。
私がこの作品でとっているスタンスは、映画を見るようにその状況や人物の表情がはっきり読み取れ、雰囲気がわかるように描いていくというものなので、じっくり読まれて素直に反応していただけたことをたいへん嬉しく思います。
この序章は、最初コンテストに応募した時点では「谷間の邂逅」という素っ気ないタイトルでしたが、焦点をはっきりさせるべく「三人の〝父親〟」と変更し、マチウと〝お父さん〟の掛け合いを導入部に加筆しました。そのことによって、単に父親が三人登場するという意外性だけでなく、三人がそれぞれ異なった個性と立場を持つことをサラリとではありますが提示できました。その点を確認させていただけたことが最大の収穫です。
[胎動篇・生誕篇]は、マチウの数奇な生い立ち、複雑な人間関係の発端部に至るまでの道のりを描く長大な物語です。まだまだ本編は続きますが、どうぞねばり強く読んでいただき、また貴重なご意見、ご感想をお聞かせください。
ありがとうございました。これからもよろしくおつきあいください。
序 章 3 おやじ? お父さん? 父上?への応援コメント
初めまして、バルバロと言います。この度は当企画に参加いただき感謝の限りです。
寡聞にして存じ上げませんでしたが、偉大な先達と伺い、恐縮の限りですがそれはそれ。作品は作品、言いたいことを勝手に言わせてもらいます。
またぴ~とるいじ様への返事を見て、例外的ではありますが序章全てに目を通させて頂きました。
流石というべきなのでしょうか、話としての完成度は非常に高く、読んだ上での満足度は充実しております。
企画意図を意識するならば、指摘を増やしたほうが意義深くなるでしょうからそれを踏まえて。
素敵な物語ではありますが、異世界ファンタジーがありふれる昨今では、このほんの序盤に、特に目を引く違いは見て取れませんでした。
それでも惹かれる部分は多いですが、インパクトという点では平均の域を出ないようにも感じられませんで。
文章技術につきましては、人に語れる技量は持ち合わせておらず(じゃあなんで始めたんだよこの企画)、言えることはありません。
最後に例外的にと言いましたが、実際に序章全てを読む意味は無かったと思っています。これが書籍であればなにも問題はないでしょう、ですがここは違います。本が「食事」だとするならカクヨムは「おやつ」。
読者の作品に対するスタンスがまるで異なり、手を付けては別にうつる。最初から読破するつもりの方はそう多くないでしょう。だからこその一話のみの評価、次のエピソードへのたった一クリック、その重みを確かめるための企画ですから。
そういった意味で、個人的な感想を言うならば、そこに至る引きでは無い、曖昧な所感で済みませんが、それが率直な感想であります。
明らかに作品の完成度では、私は遠く及ばず、見習う点は多々ありまして、それだけでこの企画を始めた意義を深めております。
企画が終わりましては、改めて作品に触れさせていただこう。そう今は思っております。ありがとうございました。
作者からの返信
主催者の方直々のさっそくのコメント、まことにありがとうございます。
たった今拝読させていただいたところです。
企画内容を完全に把握せずに過大な要求をしてしまったようなのに、それにわざわざ応えてくださったこと、重ねてお礼申し上げます。
私が3パートまで読んでいただきたいとあらためて申し上げたのは、ぴ〜とるいじさんが「いったいどういう関係なのか、そのやりとりを聞いても不思議さが増すばかりの二人組」という部分が惹きつけるとおっしゃっていらっしゃったので、それが3人の父親との邂逅という形になるところまで読んでいただけたらどういう印象になるのか、まだ表面的なものながらキャラの立ち姿やその絡み方はどのように受け取られるのだろう、と思ったからです。
パート3まで読む必要はなかったとおっしゃるのは、そこまで読んでもパート1で〝惹きつける〟とぴ〜とるいじさんがおっしゃっている以上の強力な訴求力は感じられなかったという意味なのかな、と解釈しております。うーむ、なるほど……です。
とはいえ、(おそらく)社交辞令ではなくあらためてお読みくださる旨のお言葉をいただけたことは、なによりの励みになります。Web小説なるものの世界では極北に位置しているであろう拙作ですが、「エンターテイメントとは面白ければいいのだ」を体現するものを書きさえすれば、いくらでも突破は可能なはずです。お互いそういうものを目指したいものですね。
残りの評者の方々もぜひ、よけいなお気遣いはなさらずに思うところを率直にお伝えくださるように期待しております。
ありがとうございました!
第五章 7 巨艦に忍びよる影への応援コメント
艦長〜!!
この人柄、好きです!
紙の本を読むようにひたすら読みふけっていて、ご挨拶が遅れました。
未だ産まれぬマチウのサーガ、楽しませて貰っています!
作者からの返信
長らく棚ざらし状態になっていた「マチウ」ホコリを払っていただき、感謝の言葉もありません。
ハートマークが次々ついていくのを唖然として見守っていました。
鑑賞に堪える文章をつむぐのを信念としていますが、読者の方には怒涛の勢いでページをめくらせたいとも祈念しています。
そう、あの勢いで読んでいただければ、「マチウ」の面白さがいちだんと引き立つはずです。
すでに[揺籃篇]にも突入されたようですが、執筆の状況がカクヨムというメディアになったこともあり、少しく印象が変わったかもしれません。
ですが、この長い物語で実現しようとしていることには変わりはありませんし、いっそう私の創作意図が明確になった面もあります。
どうぞ、粘り強く、そしてたっぷり楽しみながらお読み下さい!