第2話

『おはよ!夏梨!』


いつものように学校につき

友達と何気ない会話をする。


『おはよ〜』


星川夏梨(ほしかわなつな)

高校2年。私の名前。

周りのみんなはキラキラしてる。

眩しいくらいに。

けど私は違うちょっと地味と言うか

ぽっちゃりだし。


『おい、邪魔なんだけど。』


『あ…すみません…』


と、こんな感じで私が立って

いるだけで男子からはこんな

扱いをされる。


正直この学校は好きではない。


私の通ってる学校

星山学園は共学で、男子6割

女子4割で、偏差値は低い方だ。

だが、部活動は盛んらしく

部活動の成績は上位らしい。


もちろん私は帰宅部ね。


『ねぇー夏梨??明日空いてる?』


『え?!あ、うん、空いてるよ?』


『ほんと?じゃぁカラオケいかない?』


『うん!!いこ!』


この子は果南 奏(みなみかなで)

私の幼なじみでお隣さん。

キラキラしててみんなから人気で

私はいつも助けられている。



授業が始まる鐘がなり、先生が来る。

『おーい、みんないるかー?』


『森ちゃんみんないるからー。笑』


男子がちゃちゃをいれ

皆が笑う。


『いんだな、始めんぞー』


すごく緩い先生だ。


私はいつも眠くなる。

睡魔と戦いながら授業を聞く。

そしていつの間にか眠りにつく。


キーンコーンカーンコーン…


チャイムで目が覚めた。

あ!っと気づいた時には

もー昼休みになっていた。


『夏梨また寝てたでしょー。笑』


『もー!気づいてたんなら

起こしてよ〜奏』


『ごめんごめん。笑』


私達はいつも昼休みになったら

売店に行く。

その時私は恋に落ちた。


いつもと変わらないはずだった

それまでは。



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