第7話 代償

情熱の炎は嵐の去ったあともなお

胸にくすぶりつづけている

変わらない日常に心を凍りつかせたまま

再び燃え上がる日を夢に見ている


懐かしい痛み

思いがけず驚く


振り返れば遠くない過去

断絶した精神の回路

自己崩壊の予兆にきしんだ心が

炎を深層に閉じ込めた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る