用語集
※本編を先にお読みいただく事を推奨します※
・暗黒神フィオグリフ
太古から生き続ける怪物。世界を容易く崩壊させる事が出来るほどの絶大な力を持つが、とてつもなくマイペースであり、害を及ぼさない限りは無害である。きっと。
現在、外界にて生活中。
・外界
人間たちが住む世界のこと。
また、暗黒神が住む場所の外ほぼ全て。
・霊力
この世界に生きる、全ての生物が体内に宿す不思議な力。何故こんな物が存在するのか、という疑問を研究している者たちも居るが、未だに解明には至っていない。
・霊術
霊力を用いる事で顕現する事ができる、超常現象。誰も彼もが使えるというわけではなく、ある程度の才能と慣れが必要。しかし、ハンターを名乗る者ならば使えて当然、という扱い。
・勇者
神気と呼ばれる、霊力とは異なる力を自在に扱う人間。剣士ばかりしかいないが、それが単なる偶然なのか、はたまた何者かに仕組まれているのかは……。
どのようにして勇者が生まれるのかは、初代勇者であるミリーナは、何故か語ろうとしない。
基本的に暗黒神とは敵対している。また、必ずしも善人とは限らないようである。
・魔王
戦いに勝利し続けた魔物が、やがてたどり着くステージ。ゴブリンのようなザコモンスターでも理論上は魔王になる事が可能だが、実際にはある程度までの進化はできるものの、途中で戦死するケースが大半である。
尚、“魔王軍”を名乗り、“魔族”とも呼称されるのは、アスガルテを頂点とするデーモン種の一団だけであり、その他の魔王たちの軍勢は別の呼称で区別されている。
〔例〕不死王メビウスの軍勢 不死王軍 等
・才能
魔物は上記の通り、誰であっても理論上は魔王という頂点に登りつめる事ができるが、人間は個々に“才能”という壁が設定されている。これによって“早期完成型”や“晩期完成型”、“持続成長型”など、様々な「成長型」が生まれた。
勇者をはじめとする実力者は、基本的に若い頃から成長し続ける“持続成長型”であるため、似たような成長をする人物は期待を受けやすい。
・機械
“才能”という壁がある人類は、どうしても魔物に対し力で劣るため、その対抗策として生み出された物。生活を便利にする機械もあれば、本来の用途である戦闘用の機械もある。
尚、フィオグリフは機械オンチである。
・ハンターズオフィス
様々な人間から依頼を受け、それを達成する見返りとして報酬を得る職業、またはその職業に従事する者をハンターと呼び、それらを支援し、まとめる組織がハンターズオフィスである。縮めてオフィスと呼称される事が多い。
基本的には、ハンターと依頼者の間にこのオフィスのスタッフが入るため、ハンター本人と依頼者側が直接面会する機会は少ない。
どの国にも属さない中立の組織であるが、優秀なハンターともなれば、世界的に見ても上位の実力を誇るため、各国もオフィスに攻め込むような真似はしない。
・ハンターランキング
オフィスに所属するハンターたちを、その実績に応じて格付けしたもの。各人の実力を指し示す指標として用いられ、一定以上の順位にある者でないと立ち入りが許されないダンジョンシステムなどがある。
ただし必ずしも順位と実力が一致すると言うわけではなく、フィオグリフのように順位の割に強さが突き抜けている者も稀にいる。
・光神帝グローリア
“正なる神々”の頂点で、暗黒神と対をなす存在。彼、あるいは彼女を崇める宗教も存在するものの、フィオグリフ曰く、光神帝の本質は我が儘な子供だという。また、『善なる存在』というわけでもないらしい。
・正なる神々
上で挙げた、光神帝グローリアを頂点とする神々。人類には『良い神様たち』として伝わっているようだが、はたしてその実情やいかに。
・邪神
人間と契約し、願いを叶える代わりに相応の代償を求めるという存在。世間知らずな暗黒神はその存在自体知らなかったが、太古から存在するモノホンの神々である。
尚、邪神の一柱である冥王神が、暗黒神から敵視されているため、彼女が長生きできない事は最早確実といえる。
・オーバーデッド
アンデッド系最上位種の一つで、わかりやすく言うと“吸血鬼の真祖”というやつである。凄まじい再生能力と不死性を併せ持ち、保有する霊力の量も膨大であり、人間からすれば、魔王に迫るほどの恐るべき怪物。
蘇った初代勇者ミリーナと、吸血王リンドが、この種から進化した魔王にあたる。
・エンシェントドラゴン
ただでさえ強力な魔物であるドラゴンの最上位種。魔王への進化を遂げていない一般個体であっても、下手な魔王に匹敵するほどの力を持つという。
暗黒神の下僕となった少女、リリナリアの元々の姿がコレ。また、龍王ヴィシャスは、エンシェントドラゴンから進化した魔王である。
・アークデーモン
人類を敵視する恐るべき怪物、デーモン系の最上位種。オーバーデッドやエンシェントドラゴンと比べ、人類への敵対感情が強く、“魔王軍”を名乗り、その時代で最も強い個体を“魔王”として頂点に据えている。
見た目は角が生えている以外は人間と区別が付かない上、その角も自由に収納できるため、人間の街に紛れ込んでいても気付かれない。また、自らの力を隠すことに長けており、その点も人間社会へと潜り込みやすくしている。
アシュリーこと悪魔王アスガルテが、このアークデーモンから進化した魔王にあたる。が、肝心の彼女が職務放棄しているため、元部下たちは頭を抱えていることだろう。
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