第31話 冒険者ギルドに行くみたいです
「うーん…いい朝だ!」
昨日の夜はすごく楽しかったなぁ…。まさかイズナがあんなふうになるとは想像もつかなかったぜ!やっぱり獣人なだけあってまるで獣のような動きだったなぁ…。最終的には自分から腰を振り出すし、相当楽しめたようだな。
アイラも初めての3Pで、最初はぎこちなかったけど凄く興奮して、最後は自分からおねだりしてきたもんな…。
全く可愛い嫁たちだぜ!!!
俺がそんなことを考えていると、俺の左隣で寝ていたアイラが目を覚ましたようだが、起きてようやく気付いたが、なんとアイラは裸だった。そのせいで、おもわず俺のムスコが自分の存在をアピールし始めてしまった。
「…ツバサは、朝から欲情?」
う…アイラに見られてしまったか。これはまたスイッチが入りそうだ…
「アイラの裸を見たらちょっとな…」
「…ツバサは夜と朝、二回しないとダメ」
「じゃあ、これから毎日アイラに相手を頼むよ」
「…ん、だけどイズナも、一緒にするの」
「分かった。じゃあ二人に頼むよ」
「…ん、それでいい」
アイラもお姉さんみたいなことを言うようになったなぁ…。だけど、アイラが一番年下なんだけどな…
なんてことを思っていたらいつの間にか朝の一戦が始まっていた。
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朝からもう一戦っていうのは気持ちいいんけど、凄く疲れる…。まさかアイラとしている最中に熟睡していたはずのイズナが起きてくるとは思わなかった…。だが、俺たちの絆が深まったような気がするから結果オーライだな。
…それにしても今日はどうするかな?この街に冒険者ギルドがあるかヒロトに聞いてみるか…
そう思った俺は昨日教えてもらった通り屋根の赤い家を探して訪問することにした。
『コンコン』
俺がノックをすると、中から「はーい、今出るからちょっと待っててくれ!」と、声が聞こえた。
そして20秒くらいしてからドアが開いてヒロトが顔を出した。
「よっ、俺だ。」
「おぉ、ツバサがよく来たな…上がるか?」
今日はそんなに話し込むつもりはないからな…
「いや、大丈夫だ。聞きたいことがあるだけだからすぐに終わる。」
「そうか…で、何が聞きたいんだ?」
「とりあえず、この街に冒険者ギルドがあるのか、そして他の街への行き方だ。」
「まぁ、冒険者ギルドならツバサの泊まってる宿の前の通りを西にずっと進めば突き当りに冒険者ギルドがあるぞ。それと他の街への行き方は、この街の一番東側に出入りするための門がある。その門を出ると看板があって、その看板に他の街への方向とが書いてあるからその方向に合った道を選んでくれ。そうすれば他の街へ行ける。」
「ありがとな」
「いいってことよ!っていうか、もう街から出ていくのか?」
「あぁ、俺の目標はハーレムを築くことだからな…早くいろんな街でいろんな女の子と仲良くならなきゃいけないだ!!」
「おぉ、同志よ!!」
「分かってくれるか!…心の友よ!!」
「あいつらはホントバカよね」
「…ん、ツバサはバカ。」
そんな会話をしている俺たちのことを女性陣は冷たい目で見ていた。
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「よし、じゃあそろそろ冒険者ギルドに行くか!」
「じゃあ、またいつか会おうぜ!」
「またな!」
こうしてヒロトと固い握手を交わした俺は、宿の前の通りを西に向いて進んでいた。
「そういえば、イズナは冒険者登録ってしてあるのか?」
「え?えーと、確か前にしたはずだけど…それがどうかしたの?」
「いや、何でもない。…そうだ、あと冒険者のランクはいくつなんだ?」
「うーんと…確かBだった気がするわ。適当にモンスターを倒してたらいつの間にか上がっていたのよね。」
「やっぱりみんなそうなのか。とりあえずイズナは高難易度でも大丈夫みたいだな。」
「…ん、後は私が頑張るだけ」
「おぉ、頑張れよ!!」
やっぱりアイラは可愛いなぁ…デュフ。
「そう言うツバサはランクいくつなの?私を倒したんだからAとかよね?」
「残念なことにAじゃないだな…」
俺が少し残念そうに言うと、イズナは驚いた表情をしていた。
「え?もしかしてもっと低いの?そんなギルドの質が向上していたなんて…」
イズナはちょっとあほだけど、そこが可愛いんだよなぁ…焦ってる仕草がまるで餌を急いで頬袋に詰めようとしているハムスターみたいだ。
「いいか?俺のランクはAでももっと低いわけでもない。…Sランクだ!」
と、俺は得意げにギルドカードをイズナに見せた。すると、イズナはポカンとした表情で俺のギルドカードを見ていた。
「どうした?何か問題でもあったのか?」
俺がそう聞くと、イズナはハッと我に返ったかのように顔を引き締めた。
「やっぱりツバサはSランクだったのね…どうりで強いわけだわ。だけど、本当はもっと力を使えるんじゃないの?」
変なところで鋭いんだよなイズナは…まぁ、イズナも大切な人の一人だから俺の事は少しくらいは教えても問題ないか…。
「そうだ、俺はまだ力を出せる…だが、全力で力を使うと初級魔術で山を消し飛ばしたり、数十秒で街を壊滅させたりできるからなるべく全力を出さないように抑えているんだ。」
「え?初級魔術で山を破壊って、ツバサは破壊神か何かなの?ホントに人間?実は神でした…とかいう落ちじゃないのよね?」
なんか一気にイズナのツッコミが激しくなったな…だが、ここで負けるわけにはいかんのだ。
「俺は人間でアイラたちの恋人だ。破壊神でも、そのほかの神でもない」
「…ん、ツバサは私たちの大好きな人族のツバサ。」
「ありがとなアイラ…俺はこんな素晴らしい嫁が居て幸せだぜ!」
「…イズナはツバサをいじめすぎる…。ツバサをいじめちゃダメ」
「私だって好きでいじめてるわけじゃないのよ!っていうか私もアイラみたいに撫でてよぉ!!」
おおっと、こっそりアイラを撫でていたのがばれていたか…。半泣きで撫でることを要求するなんて、手間のかかる嫁さんだぜ…
そんなイズナが子供みたいでカワイイかったので、とりあえずイズナの頭を撫でてやった。すると、イズナは顔を赤くしながら「ありがと」とだけ言って下を向いた。
何から何まで可愛い奴だ。
こんな感じでイチャイチャしていたら、いつの間にか冒険者ギルドに到着していた。
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