ぷろも~と
太一くんのなぜなに桜花高校
第67.5話 太一くんのなぜなに桜花高校 サブキャラ編その4
みなさん、世田谷自然食品! 司会の井上太一です。
いよいよ始まった「桜花高校の奇人 Ⅱ」ですが、けっこう登場人物が増えてきましたねえ。
将が部活に入ったり、凛子の道場の後継者争いが勃発したり、作者は楽しんで物語を書いているようです。
それでは早速、今回も登場キャラクター紹介いってみようっ!
「まずは『ふり研』の部長さん。
「ふり研の部長の二年、早乙女カケルだ。『不測の事態におけるリアクションを日々磨いていこう研究会の部』、略してふり研。我らが桜花高校のふり研は人数こそ少ないものの全国大会の常連校なんだ。
さて、プロフィール。
桜花高校2-E所属。身長178センチ。趣味はドラムと掃除。
コンセプトは、部長っぽい部長。文系のインテリ。イメージ動物はコウモリ。
下らない事を真剣にやる。笑われるかもしれないけど、僕はふり研の活動に青春を賭けている。ペンネーム、早乙女カケルの『カケル』はそこから来ているんだ」
「なるほど。本編には珍しい落ち着いたキャラだけど、実は胸に熱い情熱を持っていたんですね」
「米倉先生にはリズムに頼りすぎるクセは直しなさいって言われていたけど、リズムと言葉の融合。そこを大事にしてる。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ」
「渚カヲルみたいに言うな」
「一時的接触を極端に避けるね、君は。怖いのかい? ヒトと触れ合うのが」
「やかましいわ。以上、早乙女カケルさんでしたー」
「続いてはこの人。副部長の
「綾小路みるくです。趣味は生クリームの吸引よ」
「見た目通りだったっ!」
「失礼ね、あなた。まあいいけど。
桜花高校2-A所属。身長158センチ。趣味はお菓子作り。
『桜花高校の奇人』は麻生くんの一人称視点が基本だからしょうがないけど、あの子、美人と非美人に対する描写の格差が半端ないわよね。でもまあ、仕方ないわ。私が死んでも、代わりはいるもの」
「お前が綾波レイを語んな」
「コンセプトは、見た目ブスな心美人。ピュアピュアハート。イメージ動物は土佐犬。
社交的で、誰とでも落ち着いて話せる精神年齢の高い高校生よ、花のねっ!」
「倒置法で強調してくんな」
「まあでも、西脇さんをはじめ、麻生くんや碓氷さんがふり研に入ったのを一番喜んでいたのは私よ」
「みるくは何故エヴァに乗るの?」
「……、絆だから」
「絆?」
「そう…、絆」
「父さんとの?」
「みんなとの」
「強いんだな…、みるくは」
「私には他になにもないもの」
「はい。以上。綾小路みるくさんでした」
「さあお待ちかね。いよいよあの方の登場だ。『桜花高校の黒の魔女』、
「ぶっ壊れすぎだろ。黒須純です。さあ、サクサク行こうか。
桜花高校2-C所属。身長167センチ。趣味はお散歩と駄菓子。実は医者の娘って裏設定がある。魔法はそれほどでもないけど、勉学は常に学年トップクラスを維持している。兄弟は上に兄一人。下に弟二人。男家族なんだ、うち。
コンセプトは、長○川潤。イメージ動物は鷹。
将来はハワイに移住するのが夢だな」
「バカの西脇と並んで、学年のトップアイドルとして扱われていますが、本人的にはどうなんですか?」
「うーん。エリーが可愛いのは分かる。でも人間って、見た目が全てじゃないだろ? 私の見た目を綺麗って言うのは嬉しいよ。だけど、みるくみたいに心、そっちが綺麗な方が、私には魅力的に映るな」
「ちなみにカレシはいないそうですが、俺なんかどうでしょう?」
「今は誰とも付き合うつもりない。恋なんて。バッカみたい。ただ寂しい大人が慰めあっているだけじゃない!」
「今度はアスカかよ! あんたたちどんだけエヴァ好きなんだ!」
「ここまでふり研のキャラクターを紹介してきたけれど、次は『駄菓子屋の娘っ子』から、
「葉山青。26歳。別名、葉山・カメックス・青だ。
趣味は多彩。インドアな物からカードゲーム、DIYやロッククライミングなど、趣味は私の生活だね」
「葉山さんは性別は男性ですけど、カレシがいるらしいですね」
「うん。年上のサラリーマン。気持ち悪いって思う? だけどさ、どうして人間だからって、男と女じゃなきゃいけないの? 愛情と友情の違いを、きみは定義できる? 身体を重ねたら愛情? 下らないよ。愛しいから愛なんだ。私はそれでいいと思う」
「青さんの魅力は、和服なのにヤンキーっぽいって以上に、内側から醸し出される色気、みたいな気がするんですが」
「県立の魔法工業高校行ってた頃、好きな男の子と、好きな女の子がいた。どっちもマジなんだよね。でも、どっちかを選ばなきゃいけない。私に色気があるって言うなら、それはあの頃の葛藤が原因なんだろうな」
「なるほど」
「ちなみにテルくんとは、彼が高校に進学する前からの付き合いだな。実は将ちゃんより長い付き合いだ」
「へえ」
「ちなみに駄菓子屋葉山。カードショップ葉山勤務。身長170センチ。
コンセプトは、色っぽい男の娘。ヤンキーっぽいのに和服コス。イメージ動物はネコのアビシニアン。
ま、私の話はこのくらいかな。そろそろ店番の時間だ」
「オッケーです。葉山青さんでしたー」
「次は私の番ですね」
「そうだな。
「サイドストーリーの『魔法の言葉』で初登場。そしていきなり主役になった森島です。急に話の雰囲気が変わったから、皆さんも驚いたでしょう? 普通の女子の、普通の恋愛。ファンタジーもコメディもない、違う角度から見た桜花高校の世界を感じてくれていたら嬉しいです。
桜花高校1-C所属。身長162センチ。趣味は読書。何となくクラスになじめなくて、ポーズで始めた読書だったけど、今は私のライフスタイル!
コンセプトは、強くなる! 内に秘めた想い。イメージ動物はアシカだよ。
テンパると、口調がおかしくなる癖がある。
今は、太一くんの想いが、須藤さんに届けばいいなって、そう思ってるよ」
「森島…」
「ははっ。二人っきりになると、やっぱまだダメだな。じゃあね、太一くん。司会がんばって!」
「ああ、なんかちょっと、切ないな。切ないんだけど、俺はやっぱり凛子の事が…」
「そうか。凛子の父の
「えっ、うおわあ! お、お父さん」
「誰がお父さんやねん。そしてもう一人」
「え?」
「太一さまあー。
「柊ちゃんもか。おっけ。じゃあ自己紹介どーぞ」
「永琳です。須藤流白兵術の道場の師範をやっています。
身長190センチ。のちに紹介する尾形大謙くん、ポッキーの次に長身だな。実父は年のせいで少し身長が縮んだしな。
趣味は若い子の話を聞くこと。意見を求められると、何かボケなくては、という思いが沸き起こってくる。
コンセプトは、大人の世界。護る、ということ。
将くんや、凛子や柊子、志木くんが何かを護ろうとしていたのは分かる。だが私は私なりに護りたい物があり、各々に齟齬が生じるのも分かる。だが私は、私が信じたものを護るよ、今までも、そしてこれからもね」
「………」
「父さま、真面目過ぎです。須藤柊子です。本編で、将さんに中学生くらいかと思われていたけれど、実はまだ小学生。家系のせいか、私も身長が高いみたいです。
コンセプトは、凛子姉さまの妹。太一さま好き属性。イメージ動物は野ネズミ。
実は姉さまよりも才能があって、将来的には私の旦那さまが道場を継ぐのが父さまの夢みたい。
作者の頭の中では、姪っ子の桃ちゃんと、私がオウカを組んで、第二の桜花高校の奇人のキャラクターにしようって構想もあったみたいなの」
「へえ。確かに桃ちゃんも柊ちゃんも、一回の出演で終わらせたらもったいないキャラクターだもんな」
「未来についてはまだ未定! でも柊子は、これからも太一さまラブだよっ!」
「て、テレっ。という訳で、須藤永琳さん、須藤柊子さんでしたー」
「太一さま、いやらしいお顔」
「う、うるせー」
「さあ、長くなったけど今回はこれで最後だ。駅ビルのペットショップの店員さん、
「豚山サカリです。年は三十四歳。エロい唇とたくましい商魂を併せ持っている妙齢の女です。既婚者。前の職場で上司だった男と結婚しています。現在夫はは単身赴任。ごてんくんに『疼く大陰唇を指と犬で慰めているともっぱらの評判だ』と言われていたけれど、絶対、そんな事ないからね!」
「サカリさんの前職って何なんですか?」
「イベントの企画会社ね。小さなものは結婚式とかパーティー。大きなものだとアーティストのライブとか、まあそんな感じ」
「そう言えば、前に将たちとコンサートのアルバイトをしたけれど、あれはサカリさんの紹介でしたっけね」
「ええ。今でもうちの店に前の職場の先輩後輩が来るから、コネクションはあるのよね。
ペットショップ「ベル」に勤務。身長158センチ。
コンセプトは優しく明るいお姉さん。営業スマイル。イメージ動物は犬のゴールデンレトリバー。『豚山』だけどブタ似じゃないからね。ぷんぷん」
「作者がすげー適当なノリでつけた名前だからですかね。反省するように言っておきます」
「おねがいね、太一くん」
「はーい。以上、豚山サカリさんでしたー」
いやー。結構長くなっちゃったな。
今後も、新キャラ、そして意外な面を見せて再登場、ってキャラが出てきたりで、桜花高校の奇人はますます盛り上がっていきます。
それでは恒例となりつつある作者からの一言で、今回の「なぜなに」を締めたいと思います。
「鈴江さちさん、お願いします」
「最近、集中力が足りてなくて執筆スピードガタ落ちです。ラーメンの汁を飲んでる時くらいの集中力で執筆するのが今後の目標です」
「確かに、あの汁飲んでる時の緊張感って何なんだろうな」
「という訳で、欅坂の原田葵ちゃんの復帰を待ち続けている作者、鈴江さちでしたあ」
「欅ネタ多いな、最近」
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