第50話:準決勝

ハピア達3人が依頼をこなして帰って来たのは夕方になってからであった。俺はその日1日フリーだったため、色々と報告書を作成したり目を通したりしていたのだが、ハピア達より一足早く帰還したミーナより詳細は聞いて思わず作業の手が止まった。

いや、半ば予感はしていたがその予感、悪い予感が的中してしまったためだ。


「エルフのリッチか...俺でも3回しか遭遇してない相手だぞ」


与えられた仕事部屋で椅子(自作)の背もたれにもたれつつミーナから受け取った報告書とハピア達から受け取った報告書を見る。

エルフは別段珍しいと言うわけではないが人種よりは個体数が少なく高位の、それもリッチになるようなエルフはまず里や村に重宝されて外へは出ない。

俺が出会ったエルフのリッチも運悪く近くに迷宮があって、亡くなったというものだ。だがここには迷宮はない。少なくとも俺は感じられない。

そうなるとエルフが来たかリッチが移動したかになるのだが、それはエルフの性質上及び土地からおよそ考えられないのだ。


「こういうのってちょっと前にどこかであったような.....リューター大洞窟....」


少し前のリューター大洞窟。タイラントベアとワーパーの合成獣キメラがそこにいたこと、村にいた悪魔のこと、エルフのリッチが森にいたこと。これはただの直感だが、おそらく三者は全て関係がある。なんとなくそんな気がしてならない。


「.....もし、これが全部俺に対してのものだとしたら....はぁ」


早々に手を打たねばならない。かと言って現状あちらの手掛かりは何もない。いや、あったか。

封印の魔水晶のカエンはリューターの合成獣キメラの作成者か協力者かだ。村にいた悪魔の方は詳細こそ不明だが異世界人に関係がある可能性が高い。

全部が全部確信に満ちたことではないけれど無視できるものでもない。対策を取るための情報としては皆無に等しいけれど、徐々に近づいている感じはある。

だからと言って近づかせはしないんだけど。


幸いにして今日の午前は試合がない。どうやら俺があまりにも瞬殺するのでシード権を与えられたらしい。ただし午後からは連戦だ。

なので午前中には結界の強化を施しておくことにしよう。


「とりあえず悪いけど既存の結界を強化させてもらって、二重...三重にしておくか。それと...」


本当は今のままで襲撃されたら追いかえさせればいい。死人は出てくるがそれでも後世に続かせる国が出来上がる。

だが今回は別だ。俺が連れて来た敵であれば俺が対処する。


本当に、めんどくさくてかなわない。



◻︎



さて、時間は過ぎ....と言ってもたかだか4、5時間程度だが結界の強化と敷設は滞りなく終えた。

あ、ちなみに言うと第四試合は終了した。どうも相手が棄権したらしく不戦勝だったのだ。

そのため今から行う試合は第五試合。準決勝だ。


第五試合の対戦相手は所謂魔法剣士。

魔法剣士自体の発想はこの世界でも珍しくないのだが、使いこなせるようになるのは一般に困難を極める技術だ。剣技も魔法も中途半端になって逆に弱くなる、というのが普通で一般的に魔法剣士=子供が夢見るもの、或いは夢の産物とされる。だが今回の対戦相手は優勝候補の1人。ルークと決勝で対決すると目されていた程の実力者でオッズは2位だ


人気なのはその特異な戦い方と強さだけではない。


「あなたがミヤさん?」


その問いかけに頷く。

薄い青色をした髪とそれとは対照的な赤い瞳を持つ女性。

端正な顔立ちにスラリとしつつ素早く動くのに最適化した引き締まった筋肉。それだけではない。その身から溢れ出る魔力は一般のソレを超えている量だ。

日本の諺に「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と言うがそれがあっているのかもしれない。


「もしかして話すことができないの?」


その問いに再び頷く。

別に口がきけないわけではないが少しでも正体がバレるのを防ぐためだ。少し残念そうな表情を浮かべているが我慢してほしい。


「そう...まあいいわ。私はリーリス。リーリス・アガサ・ノールズと言います。よろしくね仮面の君」


美しくも万人受けしそうな笑顔を浮かべて手を差し伸べて来たのでこちらも一応笑みを浮かべて握手に応じる。

勝負前なのに馴れ合っているのか?と言われそうな雰囲気だがおそらくリーリスも俺と同じスイッチを切り替える性質たちなのだろう。その証拠に未だ剣を持っていなかった。


「これ以上は馴れ合いになりそうね。いい勝負をしましょう」


そう言って別れる。

と言っても控え室の中で左右に分かれるだけだが、リーリスが止まって剣を腰に差した時には既にリーリスの雰囲気は変質していた。氷といえばわかるだろうか、それでいて目には炎が宿っている。まるで、そうただのイメージだが元クラスメイトの桐山 舞のようであった。


(いつか桐山とも手合わせしたいな。たぶん...いや絶対強いぞ)


クラスメイトとはあまり再会はしたくないが、いずれ再会することになるだろう。その時までには強くなっていてほしい。少なくとも勝負にならずに退屈だけはしたくないのだ。

まあ、それが叶いそうなのは桐山を筆頭にした一部だけだが....


「さあ!準決勝の始まりです!」


魔法道具によって拡散された声が響く。

その声が合図となって俺とリーリスは会場へと促される。


「先に入場しますのは美しき魔法使い!いいや、剣士!それも違う!彼女が扱うは魔法剣!リーリス・アガサ・ノールズ選手!『冷光炎姫』の二つ名を持つ優勝候補の一人にして圧倒的な実力の持ち主です!」


なんだか大仰な二つ名だがある意味納得だ。

彼女が持つ剣には氷の属性を持つ宝珠と炎の属性を持つ宝珠がはめ込んである。剣自体もかなりの業物だ。

それに、おそらく隠しているのだろうが雷の属性も感じるあたり巧いのだろう。


「後に入って来たのはこの大会においての最大のダークホース!その圧倒的な力と経歴や身元の一切が謎な事から『正体不明アンノウン』と謳われるミヤ選手!」


なんだかよくわからない紹介を受けたものだ....

確かに正体不明にするための変装なのだけれど、こうよくわからない説明をされると少々複雑な気持ちだ。

まあ、リーリスのように大仰な名前で呼ばれるよりかはマシなのだが。


「さっきも言ったけれど、いい勝負をしましょう」


その声に対して俺は刀を構える事で答える。リーリスもふふっと少し微笑んでから顔を引き締めて剣を抜いた。


「では第一回神前武闘大会 準決勝、始め!」


「纏え炎よ、ここに炎の翼を」


ボゥとリーリスの剣が炎に包まれた。

魔法剣。剣に魔法をまとわせ戦う剣技。それと同時に、魔法を放つ剣技でもある。


「はぁっ!!」


剣の有効範囲外での振り。だが炎が斬撃のようになって飛んで来た。

だけどまあ腕試しのつもりなのだろう。炎の斬撃は真っ直ぐに、しかも一つしか飛んでこない。避けるのは容易いが....あえて迎撃してやろう。


「....」


剣を無造作に振るう。ただし水の属性を付け加えた魔法剣による斬撃。そのため、炎の斬撃とは互いに相殺しあう。


「やっぱりあなたにも使えたのね...」


どうやら俺が使えることを直感で当てていたらしく、観客は相当驚いているがリーリスは驚いた様子を見せずに面白い、といった感じで微笑みを浮かべた。

戦闘狂ではないけれど楽しいのだろう。


リーリスが動いた。

円を描くように横へと剣を構えたまま走り、時折先ほどの炎の斬撃を放つ。途中時間差をつけたり逆に速い速度で放ったりと緩急をつける他に二連撃や継ぎ矢のように全く同じ箇所に時間差で放ったりと、かなり器用なようだ。

これもルークと同じ天性の才能と努力の賜物なのだろう。

だはその程度は俺にとって攻撃には入らない。

俺はその場でリーリスの動きに合わせるように回転し飛んで来た炎の斬撃を迎撃する。


相手が努力天才ハードワークスならば俺は努力否定ノーワークスとして正面から打ち砕こう。

本望ではないが人の進化は阻んでこそ大きく進化を遂げる。大それたことで殆ど意味を成さないとは思うけれど、発展のために俺はここで努力を否定する。


(炎よ、纏え)


その念で剣が蒼から燃え盛る赤へと変わる。


(精霊よ)


その念で炎の色が青くなり、より強化される。

その光景におよそ信じられないと目を見開くリーリス。同時に口元には笑みが浮かぶ。


「纏え雷。炎と共に、刃を両翼と化せ!」


リーリスが叫び気味の詠唱によりリーリスの炎剣に電光が追加され、炎の勢いがより増した。

二重の属性付与とはすごい。本当に才能があるのだろう。


「はぁ!」


先に動いたのはリーリスだった。

この試合初めての近接戦を挑むべく突っ込んでくる。

ただし無防備にではなくこちらの体の向きと剣の向きに合わせ絵迎撃しづらい方向へだ。


ガン!と剣同士がぶつかり合う火花と電光が散る。

リーリスが上へ下へ、右へ左へと剣を振り、俺がその全てを迎撃する。どちらも触れれば即座に負けが確定する高温の炎剣と炎雷の剣。リーリスの技術力は相当で巧みに打ち込んでくる。


だが、俺はその先を行く。


あえて一歩踏み込む。

それによって本来はあるはずの恐怖等による心理的な壁をぶち破って強制的に距離を詰める。


「なっ!?」


リーリスに驚愕が浮かぶ。

その隙で十分だった。


「きゃっ!?」


剣が当たる直前にリーリスと剣との間に水を出現させ、そこに高温の炎をぶち当て瞬間的に蒸発、簡易な水蒸気爆発でリーリスを吹き飛ばす。水の量自体は大したことはなく、ただ少し強いだけの衝撃だが、剣を吹き飛ばして戦意を喪失させるのには十分だった。

剣は拾われないようにこちらで回収、吹っ飛んだリーリスは壁や地面に激突しないように風の魔法剣(と見せかけたただの風魔法)を発動させてゆっくりと下ろす。


「リーリス選手戦闘続行不能、よってミヤ選手の勝利とする!」


歓声が湧き上がった。

何度経験してもこういう歓声には慣れないものだな...うん。

俺はとりあえず対戦相手のリーリスの下へと歩み寄り手を差し伸べる。前回までは男性だが女性は放って置くわけにはいかない....というのは俺の信条ではなくて十二将が言ってきたことなのだけれども、まあ蔑ろにするのも少しアレなので仕方がないというものだ。


「...さすが、と言ったら不敬になる?」


その問いに首を横に振る。


「なら良かった。まさかあんなに綺麗な魔法剣が見られるとは思わなかったわ。私もまだまだ、ということね。綺麗だったわ、あなたの剣」


その言葉には笑みを浮かべて感謝の意を示す。


「さて、ルークと戦えなかったのは残念だけど...それもそのうちかな。うん。改めてリーリス・アガサ・ノールズ。リーリスでいいわ。今後とも関わるかもしれないから、よろしくね」


「....よろしく」


「あら...可愛い声してるけど貴方男の人ね」


うるせえ、とは思ったけど握手だけしてからいつも通り会場に一礼して帰る。再び湧き上がる観客席。

早いが本日の試合は終了。次から行うのは三位決定戦であったりする。俺は明日の決勝戦でラストだ。相手はもちろんルークとなったため、おそらく明日の試合は決勝戦であることを抜いても盛り上がるだろう。


俺はこれから再び仕事となる。


社畜....とは似て非なるものだろう。



◻︎



「ユート!緊急事態だ」


切羽詰った様子でトゥールが仕事部屋に飛び込んできた。

いつも連れている護衛のマルティナも連れずに、だ。トゥールの言う通り緊急事態なのだろう。


「何か見えたのか?」


トゥールの持つ固有スキル【予見】はトゥール自身の説明通り起こり得る情報を視ることができるものだ。

ただしそれはトゥールにとって重大な事、を視るものである。


「あぁ。今帝都からここへの使者が移動している。それも勇者連れだ」


「思ったよりも早かったな.....勇者連れと言うことは事を構える気がある、ということか」


稀にではあるが勇者を護衛として他国へと随伴させる事がある。貴重な戦力ということに加えその出自から護衛は苦手なはずの勇者を連れて行くのはつまりはそういうことだ。

もっと簡潔に現代風に言うならば、核兵器構えて交渉に行くようなものである。


「ここに来るには少なくとも1週間以上かかるが、それでも対応策を考えるには短すぎるくらいだ。幸い祭りは明日で終わりだけど....」


「とりあえず会議を開こう。緊急で招集してくれ」


トゥールは了解した、と俺に報告して幾分落ち着いたのか走ってでてくなどの無様は晒さなかった。


さて、少し面倒な事になった。

予想の一つにはあげていたもののまさか本当にやるとは思わなかった。来る勇者にもよるが面倒くさいのが桐山を筆頭にした武闘派軍団か、聖剣持ちの長谷川、それと軍団指揮スキル持ちの館山あたりだ。南もまあ心理的な部分で少し厄介だ。


いや、別に誰が来ようともやれる。今更元クラスメイトだからって躊躇はしない。俺にとっては偶然の縁であって必要な縁ではないのだから。

では何が問題かといえば現状、勇者に対抗する手段が軍団であたる以外に俺らとルーク、それとかろうじてリーリスくらいだろう。故に本来ならば勇者が攻めてきた時点でブクスト区は滅ぶ運命だ。別に運命論を信じているわけではないが、俺らが手を貸したところで調子に乗らないだろうか....。

怖いのは俺らがいつでも力を貸すと誤解して政治の中枢、特に外交の担当官達が調子に乗らないか、と言うのと軍の暴走だ。それこそ第二次世界大戦あたりの日本の二の舞になる。


「....心配のしすぎかな...」


加熱しすぎた思考を止めて落ち着く。

どうも一度戻った影響か少し臆病になっている節がある。

別に臆病な事自体が嫌な訳ではない。だけれども一国の主になろうとしている人物には不要なものだ。慎重なのはいいが臆病なのはいらない。


「よし....もう、大丈夫」


スッと思考がクリアになる。

目に移る景色に変わりはないが心象はさっきよりもずっとマシなものになった。これならばもう大丈夫だろう。

俺は脳内で対策をいくつか立てつつ会議室へと向かった。


会議室では早々と揃った重役達が皆少し焦った様子で待っていた。空気が重苦しい。

まあ仕方のない事だけど、少しやり辛いかな。

この空気ではいい案も出ないだろう。皆保身的で否定的な意見になることだけは避けたい。


「トゥール。お前までそんな顔するな人を束ねる者いつも笑っておけ。黒く深く笑えば畏怖が、白く浅く笑えば情を感じさせる。せめてその2つは意図的にやれるようにしておけよ」


一応の先達としてアドバイスだけして俺も席に着く。

部下の前でするアドバイスではないが、トゥールの顔を元に戻すことは叶った。後は任せる。

(ちなみに長官達の前で呼び捨ては不遜なのかもしれないがトゥールからはむず痒いからやっぱりやめてくれ、との意見が出たので呼び捨てで固定となった)


「....そうだな。さて、今更焦っても仕方がない!それぞれ報告を頼む。戦争を行うと前提のものだ」


「では...私から」


そう言って真っ先に手を挙げたのは外務長官セルベル・コーシクという男性だ。理知的な見た目通り堅実で隙を見せない外交を行うと評判の人物だ。


「外交関係におきましては帝国を仮想敵国としている国及び辺境の侵略の後に取り込まれた地域などからは支持を得られると思われます。ただし具体的な支援はもし仮に帝国に露見した場合を考慮すると期待することはできません。なので実質的には戦況が有利にならない限り支援を受けるのは無理でしょう」


セルベル外務長官の言う通り現状、支援は期待できない。

あてにしていた獣国とドマ帝国からの支援も断られた以上無理だろう。だからと言ってトゥールが祭りの開会式で言ってしまった事を取り消して時間稼ぎをすると言うのも無理だ。問答無用で攻められる事はほぼ間違いない。


「ですが可能性はゼロではありません。なので外交方面は引き続き通常の交渉を続け、水面下での交渉を開始します。帝国との交渉は使者を危険に晒す可能性がありますが....如何しますか?」


「他国とはそれでいいだろう。その際に国としての独立承認を目指して交渉を進めてくれ。帝国との貿易は一部商人を除き廃止とする。その商人についても国の息がかかっていない行商に限ってくれ、帝国内の商人だと迷惑がかかるだろう」


「では、そのように」


些か優しい判断ではあるが恐らく最善の策だ。

人を利用するのはいいが人を利用して捨てるのは外道の役目だ。トゥールが負う必要のないものである。


「では次は軍務より。現在、動員できる兵数は最大で3万程度、帝国との戦力差は兵の質を踏まえても10倍以上はあります。更にこの3万の数字は戦える人物を全て動員する、と言う意味なので実際は1万と少し程度でしょう。傭兵を雇うことができれば増やせますが....」


おそらく一番言いづらいであろう事を報告してくれたのは軍務長官ヘンリク・ノーセマスという男性だ。

現実的な判断を下せる者としての意見は言葉のニュアンス的に勝つのは難しい、という事だ。

傭兵も質を突き詰めるとやはり金がかかる。だからと言って金を切り詰めれば質が悪くなる。

難しい話だろう。しかも雇う前に帝国と事を構えるという点で雇えないことすら考えられるのだ。


「ふむ....わかった。軍務はできる限り傭兵との契約を進めてくれ。費用に関しては予算から捻出しよう。それと明日の朝に指揮官、参謀等を集めてくれ....ああ、傭兵に関してはあまり質が悪いのは避けてくれ」


「わかりました。では明朝に招集致します」


これも無難な判断だろう。

というかどのみち明日の朝には俺も招集されるので特にこれに対してのコメントはない。

強いていうなら明日が最終日で昼からは決勝だというのに朝っぱらから会議とかどこのブラックだ、と言いたいぐらいだ。


その後もそれぞれの部署の長官達が進捗状況を報告、結果的にやはり国力の差が一都市と一国では違いすぎる。故に戦い方や外交等を工夫しないといけない、という結論に至った。

ひとまず今の状況ではただひたすら蓄えるのみ。

技術長官には工場フル稼働でアデルを筆頭に武装の整え、アリア達脳筋グループは兵をしごき、エレメンタリアは伝令や祝福等とブクスト区は祭りの裏でもより慌ただしく動き出していた。

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