第11話 「遠雷」


会社に遅れる間に合わない。

モノレールのような電車に乗る 。

余裕で到着できると自信満々で到着した電車に乗る。

ところがそれは 別な場所行きの電車だった。

慌てて降りようとするが間に合わない 。

次の駅で戻る電車に乗っても間に合わない 。

とにかく次の駅で降りて駅前に出る。

タクシーを探す 目の前が高速道路でビュンビュン車が行き交っている。

そこに入ると車にひかれそうになりながらタクシーを探す 。

道を見ると タクシーの一台が客を降ろして何かを確認している。

その運転手らしい男に声をかけられる 。

「新宿行きの電車で湯島駅まで行ける電車の駅まで行ってくれ」と言う 。

車が発進、ものすごい急坂と危険な高速道路落ちそうになりながら会社に向かう 。気をきかして会社に電話する 。


ミイラおばさんが出る「母の叔母が死んだので休みます」としどろもどろになりながら嘘をつくと、なぜか会社内にいる。びっくりする。

大勢の同僚たちの中、T社長の席まで電話しながら移動する Tに今日は休ませてくれと言う。

これじゃ嘘だってわかっちゃう 。

ところがTは威張った姿勢で承諾する 。

僕はいつのまにか箱を持っている。

箱に小さな布で包んだ遺骨ツボを入れていて、ミイラおばさんに「遺骨なんて持って歩くな」と言われる。

会社を出ようとすると同僚たちが僕に向けて一斉にカメラを向ける 。

僕の最後を撮影するようにカメラを向けるのだ。

しばらく行くと数人の外人女性がカメラで撮影している 。

目の前は行き止まり だが外に出られた。

外は広大な平野で緑の稲穂か麦穂が揺れている 。

なぜかかみさんがいる。

かみさんが制止するのをきかず、雨が降っているか外に出て確認する。

小雨が降っている。

全身が濡れる。

遠雷… かみさんと2人で「危険だ」と騒ぎながら目の前の平べったい工場のような建物に逃げようとする。

振り返ると、平野に炎が走るのをいくつも目撃する。

とうとう雷が落ち始めたのだ。

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