secretlove
音切 享楽
プロローグ
僕には一ヶ月以前の記憶がない。
一ヶ月前、目が覚ますと僕は病院のベッドにいた。起き上がろうとすると酷く体が痛む。仕方なく頭上のナースコールを押す。すぐさま慌てた表情の医者と看護師が病室に入ってくる。
医者曰く、僕は交通事故に遭い、それから数週間、目を覚まさずにいたという。検査の結果、打ち身などはあるものの、大きな怪我はなく、後遺症の心配もないそうだ。しかし、事故の際に打ち所が悪かったらしく、記憶喪失になってしまったらしい。
記憶喪失になった僕のもとに僕の保護者を名乗る身なりの良い初老の男性が現れた。男性は僕の事故以前のことを教えてくれた。
僕の名前が
数日間、様子身のため入院し、無事退院することが出来た。
そして現在、退院した僕は記憶が戻らないまま、四方院家の屋敷の前にいた。
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