Maid in home

華洲 穂理依

プロローグ

 今思えばあそこからだっただろう。私の日常が変わっていったのは。

 普段これといった趣味しゅみもなく平和な生活を送っていた私としてはある意味良いことなのかもしれない。

 あいつと出会えたからこうして今の自分がある。

 あの時にあいつと出会わなければこうはなってなかっただろう。

 早すぎても遅すぎてもだめ。あの時だからできたことなのかもしれない。そうでなければ今の私は存在しなかったかもしれない。

 そう考えると今の私は結構けっこう運のいい人かもしれないな。

 さて今日もまたあいつのところへ行くとしよう。多分あいつも待っている頃であろう。ほとんど毎日のように行ってるからね。

 

 高校1年生の夏休みからずっと……



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