第1章 片腕の死体

「駄目よ、やっぱり駄目。私、あなたと一緒には行けない。

 そんなことを言わないでくれ。僕には、君が必要なんだ。分かるだろう。

 光太郎こうたろう百合恵ゆりえの肩を抱き、自分の胸へと引き寄せようとしたが、百合恵は俯いたまま肩を揺すって、その手を振りほどいた。

 どうしてなんだい?

 光太郎は問う。振りほどかれたその両手は、行き場を失ったように宙を掴んだままだ。

 携帯電話の着信メロディが鳴った。百合恵は鞄から携帯電話を取りだし発信者を確認する。ディスプレイの明かりに照らされた、その美しくも苦悩に満ちた顔が夜の帳に浮かび上がる。

 お父様からだわ。私、もう行かないと。

 待ってくれ、百合恵さん!

 光太郎の声を背中に聞きながら、百合恵はきびすを返し走り去った。

 百合恵さん!

 光太郎の叫びは、夜の闇に吸い込まれるのみであった。

 ……うーん、古いかなー」


 安堂理真あんどうりまは、そう言って椅子の背もたれに背中を押しつけ、長い髪が床まで届こうかというほどまで背もたれをしならせる。


「椅子、壊れるよ」

「大丈夫、高いやつだから。いい椅子に座るといい作品が書けるようになるかと思って、この間、思い切って買ったやつだから」


 理真は今度は背もたれの反発を利用して、跳ねるように元の姿勢に戻った。顔に被さった髪を払いのけて、目の前のノートパソコンのディスプレイを凝視する。そこには、つい今まで自ら朗読していた文章が表示されている。ちなみに最後の『うーん、古いかなー』は実際に書かれてはいない。理真が自分の書いた文章を朗読しての感想である。念のため。


「どう思う?」


 理真は私のほうを向いて感想を求めてきた。


「いいんじゃないの? ドラマチックな展開で」

「ドラマチックというか、古いなー」

「まあ、最初の設定からしてね。古くから対立している家同士に生まれた男女が愛し合うっていうね。でも書き始める前は、古風な恋愛ドラマは時代を超えて需要があるって、鼻息荒く取り組んだんじゃない。最後は自分たちの未来に絶望した二人が手を取り合って死ぬんでしょ? まあ、ベタだね」

「そういうド定番な話も書いてみたいじゃない? でも、頭の中で考えてるのと実際に書いてみるのが必ずしも一致しないって、今更ながら身に染みたわ。でもこれ、連載一回目はもう掲載されちゃってるから、今になって設定変えられないしなー」


 ディスプレイから目を離し、両腕を上げ大きく伸びをしているこの女性、安堂理真は、今の会話から察せられる通り作家を職業としている。得意ジャンルは恋愛小説。小説の他に雑誌へコラムを書いたりもして糊口を凌いでいる。

 私、江嶋由宇えじまゆうは彼女の友人であり、大家と店子の関係でもある。私が管理人をしているアパートの一室に理真が住んでいるというわけだ。今は理真の部屋に私が遊びに来ている。高校時代からの友人で女同士、何に気を遣うことなく、まったりと過ごせるのがいい。

 理真はしばらくディスプレイとにらめっこをしていたが、立ち上がり、


「ねえ、今、私たちがすべきことは何だと思う?」

「締切間近の連載小説原稿を書き上げることでしょ。私たち、というより、理真がすべきことだけど」

「ううん、違うね。今、私たちがなすべき事は、気分転換のため美味しいランチを食べに行くことよ」


 理真は右手親指で、かっこつけて背後の壁に掛かった時計を指す。私はトレードマークの縁なし丸メガネを指で押し上げて時計を見る。猫のシルエットが描かれたシンプルだがお洒落なその掛け時計は、お昼十二時まであと五分という現時刻を私たちに告げていた。


「早速、仕度、仕度ー」


 寝間着姿の理真は、締切間近の仕事を放っぽりだしてランチと洒落込むため、身支度を調えようと寝室へと向かう。しかし、その歩みは一本の電話で止められた。パソコンの横に置いて充電中だった理真の携帯電話から、買ってから一度も変えていない〈着信音1〉が鳴る。ディスプレイに表示される発信者の名前を覗き見て理真の表情が変わった。すぐに携帯電話を取って応答する。


「もしもし……うん、家にいる。……うん、分かった。……うん、行けるよ。じゃあ、ランチでも食べながらどう? ……じゃあ三十分後に」


 その会話の内容で私にも分かった。電話の発信者は新潟県警捜査一課の丸柴栞まるしばしおり刑事に違いない。



 私たちは、待ち合わせ場所のファミリーレストランへ到着した。店内を見回すと、まだ丸柴刑事は着いていないようだ。窓側の奥まったボックス席を選んで座る。


「あ、来たよ」


 唇に付けていたカップを離し、窓の外を見て理真が言った。私も目をやると、確かに見覚えのあるセダンが駐車場の白線内に停車したところだった。新潟県警の覆面パトだ。運転席から降り立ったのは、やはり丸柴刑事だった。薄いグレーのスーツに身を包んだ彼女は、真上から初夏の日差しを受けて目を細めた。長身にセミロングの黒髪。ルックス抜群の彼女を見て、刑事というその職業を看破できる人がどれだけいるだろうか。理真が右手を挙げた。ガラス越しに丸柴刑事も私たちを見つけて手を挙げて答えた。


 先ほど言った通り安堂理真の職業は作家だが、彼女にはもうひとつの顔がある。警察が手を焼く不可能犯罪を捜査解決する素人探偵としての顔が。

 理真が探偵になった経緯は他の物語に譲るが、数々の不可能犯罪を解決に導いた実績は確かなものだ。理真のホームグラウンドは在住する新潟県が主で、その依頼は、こうして新潟県警捜査一課の紅一点、丸柴刑事によってもたらされる事が多い。


 入店して丸柴刑事が私たちのテーブルにつくと、挨拶もそこそこに各々が食事を注文した。丸柴刑事は私たちと同じくドリンクバーも注文する。料理が運ばれてくると、丸柴刑事は携えてきた茶封筒の中身をテーブルに広げた。


「どんな事件なの?」


 ハンバーグを箸で食べながら理真が訊いた。


「場所は妙高みょうこう市よ。赤倉あかくら温泉の近く」丸柴刑事もチキンステーキにナイフを入れながら答え、「変死体が出たの。それがちょっとおかしな具合でね。まあ、だからこうして理真の出馬を要請してるんだけど」

「他殺? 被害者は誰?」

「他殺。だと思う。被害者は不明よ。老境に差し掛かったくらいの男性だけど、身分を証明するようなものを何ひとつ所持していなかったわ。その殺され方が問題なんだけどね……被害者は、左腕を切断されていたのよ」


 丸柴刑事のナイフが、チキンステーキを切り裂いた。



 丸柴刑事は事件のあらましを語った。

 新潟県南部、長野県との県境近くに位置する妙高市。そこに林業を母体とした地元の有力企業、菊柳きくやなぎ興産がある。そこを経営する菊柳家が同市山中に持つ邸宅。変死体が発見されたのは、その敷地内だった。

 第一発見者は、菊柳玲奈れいな。菊柳興産会長、菊柳源市げんいちの孫娘。彼女は母親の菊柳可南子かなこ――つまり源市の娘――と、一家の身の回りの面倒を見ている執事の沖庭晋太郎おきにわしんたろうとの三人で邸宅を訪れた際、庭にひとりの男が倒れているのを発見する。

 男が何者であるか、また、その生死の確認をすることもなく、玲奈は悲鳴をあげて母親のもとへ飛びついた。恐慌をきたし泣きじゃくる玲奈の言葉から庭を見に行った可南子と沖庭も、倒れた男には近づかずに携帯電話で110番通報をした。庭に倒れている男は左腕を切断されており、真っ赤な傷口を見せたまま微動だにしていなかったためだった。


「死体発見は昨日。死後一日ほど経っているそうだから、死んだのは一昨日ということになるわ。さっきも言ったけど、身元は不明、発見した三人とも見憶えのない人物だそうよ。多分、最近そこいらをうろつき始めた浮浪者じゃないかって。

 死体の発見された邸宅っていうのは、普段使ってない屋敷だそうなの。昔はそこに住んでいたんだけど、山奥にあって現代生活を営むには不便だから、別荘みたいな形にして時折訪れるだけだったそうよ。それをいいことに浮浪者がねぐらとして勝手に使い始めた形跡があるんだって。もちろん施錠はされているけど、納屋や庭には出入りできるしね。で、問題の左腕なんだけど」

「切断されていた」理真が聞かされた情報を繰り返した。

「そう、二の腕の上部、肩口のすぐ辺りを、ばっさりと。切断されたのは死んだ後ね。傷口から生活反応が出なかったから。まあ、現場の出血がほとんどなかったから、死後切断だろうことは捜査員みんな思ってたみたいだけど。切断した凶器は見つかってる。納屋にあった薪割り用の斧。血がべっとり付いてた。DNA鑑定中だけど、血液型はとりあえず死体のものと一致したわ。傷口から見ても間違いないと鑑識の報告よ」

「ふむ。左腕は死後切断された。そもそもの死因は?」

「それがね、強いて言うなら、心不全」

「心不全?」

「左腕以外に外傷はないし、解剖の結果、体内から毒物も検出されなかったわ。だから、司法解剖した医師の結論としては心不全というしかないと。もちろん原因は分からないわよ。何か大きな精神的ショックを受けたのか、アナフィラキシーなんかのショック症状ということもあり得るわね。今、詳しく調べている最中だけれど、そういうものの痕跡って、なかなか残らないからね」

「左腕が切断されていたことと関係あるのかしらね」

「どうかしら。切断されていたのが頭部であれば、個人の特定を恐れて切断して持ち去るということもあり得るけど、腕だからね。まあ、今はDNA鑑定があるから、首を斬ってしまうだけじゃ身元を隠す手段にはならないけどね」

「そうね」と理真も、「指紋の隠蔽でもないわね。右腕が残ってるんだし。それに、被害者の指紋を知られたくないだけなら手首だけ切断すればいい話だしね。腕を丸ごと斬る必要はない。それとも、死因を特定されたくなかったのかな?」


 理真が言ったのは、例えば死因が頭部に受けた銃弾だったとする。弾丸が貫通せず頭部内に残ってしまった場合、弾丸に刻まれた旋条痕から使用した拳銃を特定されてしまう。それを嫌がって弾丸ごと頭部を切断し持ち去ってしまう、というような場合だ。

 理真は少し考え込む表情をしてから、


「左腕から注射された毒物が死因。それを知られたくなかったとか?」


 それを聞き丸柴刑事は、


「注射痕を隠すためね。でもそれなら、結局体内に毒物の痕跡が残されるから意味ないわね。ちなみに切断された左腕は発見されていないわ。まあ、その辺は後回しで。でね、これから話すことが肝心なんだけど。被害者は身元不明な人物だけど、殺害者については噂が上がってるのよ」

「あら、容疑者の見当がついているなら、あとはアリバイ調べや怨恨関係を当たって終わりじゃないの? 私向きの事件じゃないと思うけど」

「それがね、具体的な容疑者っていうんじゃないのよ。とても理真向きというか、名探偵向きの事件なんだけど。まあ、理真を呼ぶ理由は他にもあるんだけどね。浮浪者を殺して左腕を切断し持ち去ったのはね、〈隻腕鬼せきわんき〉の仕業じゃないかって現場周辺で囁かれてるの」

「セキワンキ?」

「片腕という意味の〈隻腕〉、に〈鬼〉ね。これが、邸宅が死体発見現場となった菊柳家に関わりの深い人物でね……」


 丸柴刑事は〈隻腕鬼〉なる人物にまつわる話を語り始めた。



 事の起こりは、今から三十年ほど前に遡る。

 妙高市に広大な山林を保有する菊柳興産は、当時から地元の有力企業としてすでに名を馳せており、二代目社長の菊柳源市は、いち企業の社長という枠を超え、地元の政財界にも口の効く一角の人物としてその名を響かせていた。先代までの細々とした材木屋に過ぎなかった同社を一代で土木事業や不動産まで取り扱う中堅企業にのし上げ、少なからずその恩恵を受けた周辺の企業、住民の支援もあり、その地位は盤石なものとなりつつあった。そんな源市にも悩みの種があった。一人娘、可南子のことである。


 自分の跡継ぎは血を分けた息子にという強い考えがあった源市だったが、同じ年齢の妻、絹恵きぬえとの間に生まれた子供は娘の可南子ひとりのみ。このとき五十二歳であった源市は息子は諦め、可南子の夫となる人物を養子としてもらい受け、後を継がせる腹づもりを固めていた。

 自社の社員の中から自らの眼鏡にかなう男を何人か選び出し、ひとりずつ娘と見合いをさせて、じっくりと婿、すなわち菊柳興産の跡取りを選定しようと考えていた源市だったが、慎重を期すぎたらしかった。可南子は通い始めた大学で意中の人を見つけてしまっていたのだ。その青年の名は、間多良春頼まだらしゅんらい、当時の年齢で二十七歳。十九歳になる可南子が通う大学の美術教師の手伝いとして来ていた青年だった。友人の所属する美術サークルに顔を出した可南子は間多良青年と知り合い、互いに惹かれ会う関係となっていった。絵のことなど何も分からない可南子であったが、幼い頃より父親の辣腕らつわん経営の激しさに接してきた彼女には、自由で大らかな間多良の性格や生き方が魅力的に見えたのかもしれない。


 娘に先手を打たれた源市は、当時より菊柳家の執事として働いていた沖庭晋太郎に間多良のことを調べるよう命じた。

 間多良は東京の美術大学出身。卒業後都内のデザイン会社に就職したが二年前に辞めている。知人の話では、間多良は人付き合いが得意でなく、会社の人手が少ないことから営業のような仕事もやらされ人間関係の軋轢に悩み、それに耐えかねて三年ほどで離職。都会の暮らしにも嫌気がさしていたところ、友人に新潟県の大学にアルバイト先を紹介してもらい、新潟に移り住んだ。間多良の出身は東京だが、両親はすでに他界しており兄弟もなく身よりはない。新潟に居を移すことには何の抵抗も感じていなかったという。将来は画家として生活していくことを夢見ており、大学でアルバイトの傍ら、描いた絵を画商に持ち込んだり、コンクールに応募したりしていたが、間多良の絵が売れたり、賞を取るといったことはなかった。


 可南子と間多良は誰の目にも相思相愛であり、間多良が経済的に恵まれれば、すぐにでも結婚したいと可南子は友人に話していたという。もっとも、それは間多良の言い分であり、可南子自身は、間多良と一緒になるために大学を辞めて働くこともやぶさかでないとも漏らしていた。社長令嬢である可南子に、間多良は自分自身がまだふさわしくないと考えている様子があったという。このとき、可南子の父親源市が考える、娘の結婚相手は菊柳興産の次期社長であらねばならない、という条件は可南子も知らず、当然間多良も聞かされていないことだった。間多良は可南子を嫁にもらうつもりでいたのだろう。


 沖庭からの報告を受けた源市は間多良を呼び、菊柳興産へ入社するよう勧めた。しかしそれは、勧めるなどという優しいものではなかったらしい。源市は、娘と一緒になりたくば我が社に入って働くことが最低条件だと、半ば恫喝に近い形で間多良に迫った。間多良は何も言わず承諾したという。

 間多良が配属されたのは、切り出してきた木材をせん断、加工する工場だった。

 人付き合いが苦手な間多良も、工場の作業は、そつなくこなすことができた。同僚と飲みに行ったりすることはほとんどなかったが、その分トラブルを起こすこともなく真面目に仕事と取り組む毎日が続いた。間多良の配属先の工場は菊柳家邸宅――現在の別荘――の裏山にあり、可南子が休みの日などは仕事終わりにそのまま二人で食事に行くようなこともあった。


 菊柳のお嬢さんに婚約者ができた。その噂は会社内のみならず町中にまで広まった。当時から隆盛を誇っていた菊柳興産の話題ともなれば、町中の人間が興味を持って当然だった。間多良の名前もすぐに知れ渡り、誰の目にも二人の結婚は秒読みと思われていた。

 しかし、ある事故が起こり、二人の運命は狂い出す。


 間多良が菊柳興産に務め始めて半年が経過した五月のある日。間多良の通う工場で事故が起きた。木材をせん断する大型電動ノコギリで作業員が腕を切断してしまうという大事故が。被害者となったその作業員は間多良。切断された左腕は、間多良の利き腕だった。

 間多良は意識不明となって病院に運ばれた。命に別状はなく手術も終わり、病室のベッドに寝かせられた間多良。身よりのない彼のそばには当然可南子が付いた。寝ずの看病を続けるつもりの可南子だったが、麻酔が効いて静かに眠っている間多良を見て安心したのか、いつの間にか椅子に座ったまま眠ってしまっていた。朝になり可南子が目を覚ますと、ベッドから間多良の姿は消えていた。

 警察による捜索が行われたが、間多良の行方は杳として知れず、可南子はそれからひと月余りして突然大学を辞めヨーロッパへと旅だってしまった。詳しい行き先は家族にも知らせず、『一年経ったら戻ってきます』と書き置き一枚を残して。

 さすがの源市も、これには理解を示したらしく、娘の行方を調べることもせず帰りを待つ覚悟を決めたようだった。その間にも可南子の婿候補を探すことは続けていたのだが。


 間多良の失踪から一年余りが経ったある日。書き置き通り、可南子は日本へ帰ってきた。予定を誰にも知らせることのない突然の帰国だった。

 可南子は、ちょっと慰安旅行から帰ってきただけ、とでもいうような、出国前とほとんど変わらない様子だったという。普段通りの生活に戻った可南子は、源市が持ちかけた結婚話も受け入れて源市が選んだ菊柳興産社員の男性と結婚、翌年には娘の玲奈が生まれた。


 それから数年後、間多良の事故が起きた工場は老朽化により取り壊されたが、その近くの山で奇妙な噂が立ち登るようになった。山中で片腕の男を見かけたというものである。その男は季節を問わず裾の長いコートを着て、頭もフードで覆い、左腕がない。残された右手にはひと振りの斧を持っているという。目が合い、斧を振り回して追いかけられ、命からがら逃げ延びたなどという話まである。いつしか、その怪人は〈隻腕鬼〉と呼ばれるようになった。

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