第11話
そうそう、開放病棟には珍しいが、閉鎖病棟は毎日コップがなくなるのである。
僕はそんな盗みやめられない彼に弟子にした。もう、夕方なので、部屋の中はいってこないで。コップが無いと薬が飲めないから。大事なものは布団の中に入れおけといわれ、この病棟で一番大切な物はノートで、特に大事なのは詰所に預けて貰っている。預けるというと手紙を看護婦さん(クラリス)にあててだし、最初
は鶏の絵を書いて”田中さんどういう意味?”じゃ、つぎは、看護婦さんと僕が結婚して僕がお嫁さんになって、お帰りなさい、ご苦労様でした。あなた、御飯にする?お風呂になさる?それともお医者んごっこ?”バカモノ病院でさんざんやってきたわ、!! という手紙は座布団何枚? 補助看さん(峰不二子)は、福島原発の汚染水(僕の病気)を全部流してしまいなさい。僕はチェルノブイリの様にコンクリートで固めた方が良いと思っていた。看護師さんたちは、僕がハイテンションになることをさけるよう、ギタリスト(bachとかジミヘンとかライブ活動
をやっていて”音楽では、生きていかれないとか、この病院では自分を必要としているから来ている、)と言った。
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