第16話:毒入りクッキーを、君に

 もうすぐ、というか明日は三月十四日。ホワイトデー。バレンタインと同じように、菓子業界が広めた習慣なのかなんて、そんな事には興味がない。ルーツを調べようという気は一ミリもないし、そもそも智也にとってバレンタインとホワイトデーは『モテる自分』を最高に輝かせてくれる、「モテる俺は本当の意味でのイケメンだ!」と自信を持って言える素晴らしい日。ただそれだけ。他に意味なんて感じない。ただ「俺をもっと気分良くさせろ! 俺に惚れろ!」と主張したいだけ。

 そんな訳で、モテ男の自覚が十分にある彼は、当然バレンタインのチョコレートのお返しも怠らない。『モテ男たる者、好意を寄せる女には無条件で優しくすべき』という信念に従い、高級百貨店・坂越百貨店にやって来ていた。ここは並のランクの店が入るのを許さない、ある種の『選民意識』を持つ者のみをメインターゲットとした場所。天上天下唯我独尊、ナルシストという言葉は『褒め言葉』だと考える智也にはうってつけの店だ。

 まず智也は、目立つ場所にあるショーウィンドウをざっと眺めて、そこに並ぶ商品を大体把握。並んでいるのはいずれもこの坂越百貨店のお眼鏡にかなうだけの店のモノなだけあって、どれも高級品・ブランド品ばかりだ。……大抵の男ならば、ここに飾ってあるものを適当にチョイスして相手に贈り、そこでオシマイ。それが普通。しかし、生憎と智也はその『大抵の男』でも『普通の男』でもなかった。

 彼は自分に絶対的な自信を持つ、ナルシストであり、俺様だ。年下の幼馴染が自分の棲む部屋を掃除するのは、給料を支払っている以上当たり前だし、冴えないデブの相棒の和也が自分の引き立て役なのも、彼が自分を磨く努力をしないのだから当たり前。いっそ清々しいほどに、自己中心的な考えを持つのが安藤智也という男だった。そんな彼が、その他大勢と同じ選択などするはずがない。

「……一箱三万、で、貰ったチョコが確か――」

 先月のバレンタイン当日は愛してやまない美千代の依頼で北海道へと飛んだため、その他の女性とのデートはその前日に埋め合わせた。そんな、女性からしてみれば非常に無礼な真似をしても許されるのは、やはり智也だからだ。それ以外の理由などない。チョコレートも飽きるほど受け取った。……甘いものは体型をキープするために極力控えているので、美千代からの義理以外はすべてお菓子好きの和也に譲ってしまったのだが。

 そのお返しは、普通の男であればとてもじゃないが、簡単に手を伸ばせない金額のクッキーでさえも、稼ぎの良い智也には容易く買える。それだけの財力とルックス、頭脳と完璧な体格。すべて彼の努力の賜物、顔以外は。だからこそ、彼は常に百パーセント自分を信頼している。

 この不景気でも『三倍返し』の法則をきっちり、それも全員に対して守れる自分はやはり格好良いとショーウィンドウを眺めていると、見知った顔が目に留まった。

「え?」

 思わず相手を二度見した。それはどう考えても、どう見ても、この場には似つかわしくない・相応しくない・ありえないの三拍子の『ない』がそろった、『知り合い』だった。

「は?」

 相手も不審そうに智也を見返した。……その顔はいつも、つい先日も見た顔だった。いつも通りに金で釣って掃除をさせている、冴えない幼馴染。

「……なんでお前がこんなとこにいるんだよ、明?」

「え? 『明』さん? ……すみませんが、貴方はどちら様で、僕の何でしょうか?」

 とぼけている様子もないし、その顔、外見だけはどう見ても明だったが、彼は冴えないながらもこれよりはマシだ。そのくらい、目の前の『見知らぬ誰か』は本物の明からは程遠かった。目が泳いでいる上に貧乏ゆすり、話し方もオドオドとして覇気が全くない。着ている服も酷いし、コーディネイトのセンスも皆無。それ以前に服の布地が所々破れてボロボロだ。

 ――オイオイ、相当酷いなコイツ。色んな意味で。

 そんな失礼なことを智也が思ったのも、ある意味では仕方がないのかもしれない。あのパッとしない明が輝いて見えるくらいに、この『そっくりさん』は酷い有様だった。

「ああ、悪い。人違いだった。……つーか、お前みたいなのが、よくこんなとこに来ようなんて思ったな? ある意味感心するわ」

 失礼千万だが、明と同じ顔なせいでつい言いたい放題になってしまう。明にも目の前の彼自身にも全く非はないのに。智也の言う事に同意するように、そっくりさんは頷いた。暗い顔をしながら。

「……そうですよね。僕みたいなゴミがこんなとこに来るなんて間違ってますよね、人間が生身で宇宙に行くくらいありえないですよね……本当に生きててごめんなさい!」

「オイオイオイ……何も俺はそこまでは言ってねーぞ? しっかりしろよ!」

 あまりにも酷いネガティブぶりに、その対極の智也は前言撤回した。内心では動揺している自分に、他でもない智也自身が驚いていた。

「ホワイトデーにここに来るって事は、一応彼女はいるんだろ? もっと自信持て! 確かにお前は俺の足元にも及ばないが、ミジンコよりは大きな存在だ。自信を持て!」

「ミジンコ……」

 全く褒め言葉ではないが、彼には十分な効き目があったらしい。なんというネガティブ。世の中にこんな男がいようとは。自分もまだまだだ、なんて智也が思っていると、彼は勝手に話を切り出した。

「……彼女とは、付き合って今日でちょうど一ヶ月になります……。彼女は僕みたいなミジンコ以上ミドリムシ未満に『ブレイン』のチョコをくれたんです。彼女は女神さまです!」

「お、おう、そうだな……」

 思わず相槌を打っていた。確かにこれほど冴えない男に、老舗チョコレートブランドメーカー『ブレイン』のチョコレートを渡すなんて、『女神』以外の何物でもない。「ですが……」と彼は更に俯いて続ける。

「『ホワイトデーにはもちろん三倍返しね、期待してるわ』って……。低学歴の無職の僕が、一体どうすればいいんでしょうか? もうお返しのお菓子代のために、この一ヶ月は水道を止めて雨水を飲んで、ガスも止めて狭い中庭でたき火でおじやを煮て……それでもプレゼント代には全然足りないんです! もう首をくくるしか!」

「落ち着け! 早まるな!」

 この内容には思わず言葉を失いそうになるが、何とか残っていたらしい理性が彼を止めようとする。しかし、流石の智也でも、ここまでダメな要素がそろっていては励ましの言葉など見つからない。そもそも智也には慰める能力はほぼ皆無だと自覚している。

「……ホラ、これでも渡しとけよ。これなら『ブレイン』のチョコとは同格だろ?」

 そう言って智也は、義理の義理に渡すように買っておいた安物――と言ってもその価格は最高ランクの下の方だが――のクッキーの詰め合わせを、彼に手渡した。躊躇なく。

「え? ……これって、あの有名な――」

「……お前が俺の知り合いの、『冴えない奴』にそっくりだから、ほっとけなくなってな。遠慮しないで取っとけよ」

 智也はそれだけ彼に告げて、後は知らないとばかりに百貨店の自動ドアの方へと歩き始める。背後から彼なりの大声なのだろうが、聞き取れない音量で感謝の言葉らしきものが聞こえた。

「なに言ってんのか全然聞こえねェな!」

 智也は結局その日、全員分のお返しのホワイトデー定番のお菓子――クッキー、マシュマロ、キャンディ、エトセトラを大量に購入した。重かった財布はあっという間に空になったが、このくらいの散財は『散財』に入らない。……智也の収入はそれだけのモノなのだ。



 その翌日、つまりホワイトデー当日。智也は彼にしては非常に珍しい事に、セットした通りの時間に目覚め、身支度を整えた。今日は予定が分単位で詰まっている。一秒たりとも無駄にするわけにはいかない。

「あー智也? 早いね。オレまだ眠い……」

「ああ、今日は俺のために存在する日の一つだからな! さて、じゃあ……」

 満面の笑みを浮かべた智也は、どうやら最高のコンディションだ。明と同等、とまではいかないが、和也も智也とは長い付き合いなので、その辺の変化は解る。こういう時の智也は、いつもの仕事の時の慎重さはどこへやら、ノリと気分で動く。その彼に告げるのは酷な気がしたが、これも『仕事』なので仕方がない。

「待った。……ふぁあ、あ、ちょっと待って? ふぁ、ふぁ、ふぁあ!」

 和也はたっぷり一分かけて大欠伸。途端に機嫌が悪くなる智也。

「オイ、用があるんなら早くしろ! 解ってんだろ? この日は俺は忙し――」

「美千代さんからの依頼で『朝一番から事件。お返しのクッキーの詰め合わせにヒ素が混入されてて女性が昏睡状態』だってさ」

 急かす智也に若干苛立ちながら、一息の早口で和也は事件発生を告げた。

「なに! 美千代さんだと!? なぜそれを早く言わない!?」

「だって、智也が気分良さそうにしてるし、水を差すのもなぁって……」

 美千代の名が出た途端に智也は目の色を変えた。本当に、この相棒は。そんな事を和也が考えていると、面白い事に今度は仕事用のスマートフォンで美千代に連絡を入れたらしい相棒は、またもや表情を変えた。……和也の気が引き締まる。『探偵』モードのスイッチは無事に入ったらしいが、智也は青ざめている。

「……そのクッキーの詰め合わせ、元は俺が買ったヤツかもしれねぇ」

「はぁ?」

 話の前後が全く見えない。確かに昨日、智也がホワイトデーのお返しを買いに行った事は知っている。しかしなぜ、『智也の買ったクッキーの詰め合わせ』が、『ヒ素混入で女性昏睡』に繋がるのだろうか?

「……アイツ、見た目だけじゃなくて運の悪さまで明に似てるのかよ……。俺、マジで親に感謝するわ」

 全面的に『どこかの誰か』に同情している。こんなに情け深い智也を見ったのは何年ぶりだろうか? とてもではないが思い出せない。

「美千代さんの依頼なら断るわけにもいかねーし……。あ~あ、今年はバレンタインもホワイトデーも縁がなかったのか……」

 先ほどとはうって変わった落胆しきりの智也。彼がこの短時間でここまでくるくる表情を変えるのは、流石に初めて見た。それほどの事件なのだろうか、彼にとって。

「オレは眠いし、先月の報酬がそのまま残ってるからパス。原因が判明してて、処置済みならオレの出番はないし」

「ああ、お前は休んでろ。……『明(仮)』。これもホワイトデーの縁だ。助けてやる!」

 今日の智也はいつものモノよりもさらにグレードアップした、シンプルながらも高級品だと一目で解る黒の上下に、ブランドの小物をバランスよく装着。全てを計算しつくした『モテファッション』だ。……和也だって同じ男だし、彼の『女性に好かれたい』という気持ちは全く理解できないわけではないが、なぜそこまで『全力』なのかは理解不能だ。

「まぁ、頑張って」

 それ以上は考えるのが面倒くさくなった和也は、相棒を見送る事なく再びベッドに潜り込む。その周辺は以前にも増してスナック菓子の食べかすで散らかっていた。



 智也が現場に到着した時には、既に『上の連中』が手を回していたらしく、事件現場である被害者の自宅マンション――智也たちが棲むモノほどではないが、かなり高価だという噂の――は、まさしく『殺意の詰め合わせ』だった。

 高所のためか強化されていないガラス窓は割られ、被害者が発見された場所と思しきベッドサイドには医療用のチューブが転がり、ラットの実験用の小さなサイズの注射器がガラステーブルに載り、キッチンには調剤用の細かい道具が散乱していた。 「……お疲れ様です、安藤探偵」

 ここ数年ぶりにそう挨拶したのは、『上の連中』がよく便利だと自慢していた秘書の――誰だったか。もう何年も会っていないので名前を失念していた。そもそも男の名前など進んで覚えるつもりはない。

「あぁ、あんたもお疲れ。……で、被疑者は?」

 歳は明らかに上なのに、『上の連中』お気に入りの秘書の男性は、文句ひとつ言わず、概要をまとめたレポートを生意気な若造の智也に渡した。それは二、三十枚にも及ぶ、被害者と被疑者たちについてのありとあらゆる情報の詰め合わせだった。相変わらずの辣腕。気に入らないが、『上の連中』が評価するのも頷ける。

「完璧に、押さえてあります。何かご質問は?」

「『完璧に』って言葉で思い出したぜ。あんた、御神忍だろ? あのもうろくジジイ直属の――」

「私の上司をそのように表現するのは、いくら貴方といえども……」

「あぁ、悪気はねぇんだわ。悪りぃ」

 彼――御神は短くため息をつくと足早に智也を奥の部屋へ導く。そこにいたのは、ある意味予想通りの男三人だった。

「医者、調剤師、あとは……化学教師ってトコか? まぁ、ヒ素が手に入るのは限られるからな」

 智也は男たちをざっと眺める。いずれもその職業の特徴が出ている外見だった。医師だと判断した男は標準体型の色白の顔にメタルフレームの眼鏡をかけ、調剤師は骨が浮き出た手元が印象的で、顔にはまばらの日焼け跡がある。化学教師はやや不摂生の印象だが、和也とは違ったタイプのふくよかな体型は大らかで優しそうな人という第一印象。

 彼らは智也があっさり自分たちの職業を当てて見せた事に動揺したが、この程度の事は智也にとってはなんてことない。御神の仕事が確かなのは今までの経験で知っている。軽くレポートに目を通すと、事件の概要が解った。

 簡単にまとめるとこうだ。被疑者の男三人は全員ちょうど一か月前のバレンタインデーに『ブレイン』のチョコレートを被害者の女性から受け取っていた。彼女がチョコレートを贈ったのはこの場にいる三人と、昨日出会ったあらゆる意味での明のそっくりさんの四人のみ。そのお返しにその四人は偶然にも同じメーカーの、昨日智也が明のそっくりさんに譲ったクッキーの詰め合わせを贈った。時間帯はまばらだが、四人とも朝早くに。その中の一つにヒ素が混入されていたらしく、その現物は『組織』の調査機関で現在調査中、との事だった。

「まったく。冗談ではありませんよ。私はこれから、クランケの検査結果を観察するという仕事が待っているんですよ? 私がここにいる時間は全くの無駄だ! 違いますか?」

「俺もだよ。今日は新薬が届く日だからただでさえ忙しいのに。薬には患者を助けるという重大な義務があるんだぞ? こんなところで無駄話をしている時間はない!」

「……僕だって。彼女には仕事でいつもお世話になっているから、義理だと知っていても、奮発したんです。大体、教師の安月給で無理してあんなに高いクッキーをプレゼントなんて……」

 被疑者三人は一様に「迷惑だ」という表情を崩さなかった。

「……あのな、一言言っとくぞ? 俺だってあんたらの誰かのうちの一人のせいで、今日の完璧なスケジュールがパーになりかけてんだぞ? 迷惑なのはお互い様なんだ!」

 智也のいつもの俺様主張も今回ばかりはそうもいかなかった。同じ気持ちを共有する彼ら三人の意見は見事にまとまり、智也に正論をぶつけてきた。

「犯人はどう考えてもあの貧乏無職で決まりでしょう。どうせ、彼女に捨てられそうになって『手に入らないならいっそ』的な、ドラマでよくある……」

 三人はそろってそう主張する。

「……確かにアイツは、貧乏だし、無職だし、低学歴だし、外見も明そっくりの明以下っていう、ミドリムシ未満のダメ人間だ」

 智也が彼らに同意するようにそう言うと、逆に彼らは明のそっくりさんを援護しだした。

「いや、誰もそこまでは……」

「言い過ぎだぞ! 可哀想じゃないか!」

「ミドリムシ未満なわけがないでしょう、流石に」

 傍らにいつの間にか控えていた御神が、無言で「早く解決してしまえ」と急かす。智也は目で合図を返し、『彼』に指を突きつけた。その『彼』は、すぐに動揺し、なぜ智也がそう考えたのかを説明し終える前に、自分が犯人だと素直に認めた。



「本当に助かりました! なんとお礼を言えばいいのか……」

 真っ先に疑われていた明のそっくりさんは涙を浮かべて智也に握手を求めた。その手を神々しいものにでもするように拝んでみせる。

「知り合いのそっくりさんに死なれちゃ、俺も後味が悪いからな」

 智也がさらりと言った一言で、彼は固まった。

「……え?」

「今回、お前は命拾いしたんだぞ? その自覚は全くないだろうがな」

「どういう、意味ですか?」

「いいか? 彼女は――」

 事件の犯人は化学教師だった。被害者の同僚の。

 事件の被害者である彼女――駒形みやこは、化学教師と不倫をしていた。化学教師にはれっきとした妻子がいた。あの場ではとっさに外したようだが、結婚指輪の後というのは日焼けになりやすく、特に薬品を扱う化学教師ならば薬品によるやけどなどのケースで目立ちがちだ。智也はまずそれを指摘し、更に驚くべきことを言って述べたのだ。

「……嘘、でしょう? あんなに彼女は僕の事が好きだって――」

「お前は危うく利用されるところだったんだ」

 被害者である駒形みやこという家庭科教師は、身体の関係だけを求めてくる化学教師に辟易していた。どれほど愛しても、尽くしても、決して彼は彼女を顧みず、一向に離婚の気配も見せなかった。それが彼女の『動機』で、彼女はバレンタインに、彼に『最期の贈り物』――毒入りチョコレートを贈っていたのだ。一般的な教師とは違い、家庭科を専門とする彼女は料理はもちろん必須スキル。買ってきた『ブレイン』のチョコレートに、不倫相手である化学教師からこっそりくすねた薬品棚の鍵で簡単に入手したヒ素を、これまた簡単に仕込み、包み直す事など容易い。

 そしてその『殺意の詰め合わせ』――チョコレートを彼に渡した。そして他の三人はそのカモフラージュに過ぎない。明のそっくりさんに愛を囁いたのは、失敗した時に使えると考えたからだ。失うものがない者ほど、利用しやすいものはないと、事件解決後に見つかった彼女の日記帳には記されていた。彼女にとってバレンタインの誤算は、ターゲットである化学教師が恐妻家ゆえに不倫の証拠である老舗メーカーの、掛け値なしの高級チョコレートを惜しみながらも処分した。それが逆に彼にとって幸運だったのだ。

「――ってこった。……お前は、本当に明を見ているようで、ほっとけねぇな。まぁ、お前みたいなのは下手にモテようなんて思わない方が身のためってこった」

 目の前の彼はあらゆる負の感情に支配されたかのように挙動不審といわれる動作を一通りした後で、一つ訊かせてほしいと智也に許可を求めた上で、質問した。

「……それで、結局『明』さんってどこのどなた様ですか?」

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