6月21日 友人のために
友人のため。
すべて、大事な友人のためだったのよ。
でも部屋に戻ったとたん……それがただの暴挙だったようにしか思えなくて、さっきから冷や汗がとまらない。
誰かのためだと思って行動したことが、けっきょく誰のためにもならなかったら?
思い起こせば、そんなことが前にもあった。そう。5月25日。今回の出来事が、もしあの日のようにとんでもない事態を引き起こしたら……そうね。自ら処刑台にあがるしかなさそう。
死神の手を借りるまでもない。だって、わたしの大事な友人――マシュー=ガレスが、喜んでわたしの首を刎ねてくれると思うから。
白状します。
わたし、勝手にマシューの親善試合への出場登録をお願いしてしまった。
ロラン隊長に。
しかも受理された。このことを、マシューはまだ知らない。
今後もし生きて彼と会うことがあれば――その可能性はかぎりなく低いんだけど――うう、いったいどんな顔して会えばいいんだろう。
わたしがしたこと、きっと怒るはず。というより、恨むかも。だってこれは……賭けみたいなものだったし。いや、もちろん、マシューの兵士人生を勝手に賭けるって、とんでもない悪行なのは分かってる。それって、頼んでもないのに恐ろしい予言を告げて臆病者を震え上がらせるのと同じくらい非道な悪行。
でも、わたしがしたことは、少なくとも勝算がないわけじゃない。そこが不吉で理不尽な予言とは違うところ。
そうよ。マシューはわたしとは違うもの。
彼は絶対、大丈夫よ。
もう一つのとんでもない過ちについては……そうね。まるで勝算がない。
わたしは絶対、大丈夫じゃない。
なにか言葉じゃ説明できないような恐ろしいものが憑りついたのよ、あのとき。
じゃなきゃ、レジーナにケンカなんて売るわけないもの。
そう。あのときのわたしは、わたしじゃなかった。ベルシーに水晶玉をのぞいてもらえばきっとそれを証明してもらえるはず。だって、このわたしが!臆病者の代名詞であるコレット=マリーが、意地悪レジーナにケンカを売る?
無理でしょ。当然。
けど、レジーナはあのときわたしに何かが憑りついていたことなんて知らないから……そうね。断言できる。彼女は間違いなく、事故と見せかけてわたしを、どうにかして井戸に放りこむに違いない。
それを回避できる自信?
ありませんとも。もちろん。
短い人生だった。悔いはある。山ほど。
けど最後くらい、自分の行動がきっと良い結果につながると信じてあげようと思う。
そもそも、こんな暴挙に走ったのにはちゃんとした理由がある。
信じられないことに、ユービリア国にはアガリ症を改善できるかもしれない方法があったのよ!
そしてマシューの体質を改善するための希望の光を授けてくれたのは、本当に、思いもよらない人物だった。
そう。まさかの、自称とびきり良い男トマス=レオルト。
心から、まさか、って思ったわ。いままでわたしとマシューのことで余計なことしかしてくれなかった自称とびきり良い男は、今日を境に、突然救世主に昇格した。
ことの発端は、お昼のこと。
午後からの仕事が始まる前に、わたしは一人で食堂にお昼を食べに行った。そのときはまだ絶望の真っただ中だった。わたしの浅はかな行動がマシューを、この世界でゆいいつわたしを助けてくれる存在だったかもしれない彼を追いつめて、死神がまさにすぐ後ろまで迫っているような気がして……気がついたら、ナイフがお腹から突き出てるんじゃないかって……。
最期のあがきとばかりに、マシューのためにありとあらゆる行動を起こすことを頭の中で実践していたんだけど、想像の中で震えあがってしまって、現実世界では体温が著しく低下して、けっきょく何もできずにいた。
とうてい見れた顔じゃなかったでしょうに、食堂に行くと、他の宮廷女中たちがお昼一緒に食べようって誘ってくれたの。うう、泣きそうだった。この子たちとも、もうすぐお別れだと思うと。
この前までは気おくれしてたけど、今はもう彼女たちと一緒にいることがすごく尊く思えて、ありがたく隣の席に座らせてもらった。これって、わたしの中ではすごい進歩。というより、皆が優しすぎる!しかもふつうの子女たちと、城下町のふつうのお店のことについて語りあえるのって、じつは最高に幸せなことだったりする。誰も二言目には「死神が……」とか言ったりしないもの。
そして食事の最中、空いていたわたしの右隣の席にさも当たり前のように、トマス=レオルトが座ってきた。他の宮廷女中たちがキャーキャー騒いだ。やつはなぜかモテる。
どうやら6月6日、件の事件で負傷した左腕は治ったらしく、晴れて包帯生活から解放されていた自称とびきり良い男は、他の宮廷女中たちに理由の分からない笑みを投げかけて、ついでにわたしにも笑いかけた。
わたしは半眼になって、パンをもぐもぐやりながら見返した。だって、いままでのトマスの軽率なおしゃべりを思い返してみて。にっこり笑いかける気にはとうていならないはず。
「コレット嬢。聞きたいことがあるんだ。少し席をはずしてくれるかな?」
「悪いけど、ごめんだわ。生まれ変わって出直してきてくれる?」
なーんて、悲しいかな。こういうセリフが言えるのは、ベルシー=アリストンとか、フィエン=ジーゼとか、自分を見失わない気高い女の子たちだけ。自分が勇敢になれないことにつねに葛藤している赤毛の丸鼻は、
「はあ……」
と返答するしかない。うーん。我ながら、なんのひねりもないあいまいで冴えない返事をしたものだ。
小憎らしいトマスと二人っきりで中庭を連れだって歩くなんて、いよいよわたしの命運も尽きてきたなって思った。きっとこの光景を誰かに見られていて、またあらぬ疑いをかけられたりなんかするのよ。わたしには分かる。
とにかく、トマスは人気のないイチイの木の陰で足を止めると、おもむろにわたしを振り返った。
「相棒のことでちょっと聞きたいんだ」
トマスはズバリ聞いてきた。「彼をふったのかい?」
察して。
空いた口がふさがらないって、まさにこのこと。
自称とびきり良い男トマス=レオルトのぶっとんだ発言に思考が追いつくまで、ちょっと時間を要した。
「な、な、何の話!?」
「マシューの元気がないんだ。きみも知ってるだろ?あんなにへこんでいる相棒を見るのは初めてでさ。恋の病かなぁって思って」
恋!!恋の病!?
いったいど―――してそうなるわけ????
そうね、たしかに、マシューを落ち込むような目に遭わせてへこませたのは、トマスの目の前で呆然と突っ立っていた余命宣告されている赤毛の愚か者だったわよ。
けど、あんたの相棒は、もっと大変な悩みを抱えてるんだって大声で暴露してやりたかった。
なにが恋の病、よ!
相棒なら、もっとちゃんとよく観察して、支えてあげるべきでしょ!
わたしはそのとき、トマスのあまりの見当違いに腹立たしさを覚えていた(そういう勘違いが、誰かの名誉をおとしいれることになるかもしれないって、微塵も思わないわけ!?)。
それでも、おしゃべりのトマスに真実を暴露するようなことはしなかった。だって、マシューの体質については誰にも言わないって、墓場まで持っていくって約束したんだもの。
だから、こう切り返した。
「病は病でも、もっと別の病だとは思わない?」
トマスは首をひねった。
「難問だな。恋焦がれ病とか?コレット嬢、男にけっこう手厳しいほう?」
こーいーつーは―――!!
いったい何の話をしてんだよっ、って、ノドまで出かかった。懐かしい。マシューが5月25日の夜、おやっさんに言ったセリフ。
「例えば、例えばの話よ」
わたしは下手なことを言わないように、慎重に言葉を選んだ。
「人前に出るとものすごく緊張しちゃう子がいるとする。でも、どうしたってそれを克服できないって分かったら、トマスならどうする?」
「それ、コレット嬢のこと?」
「……ええ、まあね。すごく緊張しちゃうの。冷や汗は出るし、動悸は激しくなるし、頭は真っ白になっちゃう。悪いときはその……鼻血が出ることもあるわね」
「で、コレット嬢は、マシューを前にするとそうなっちゃうってわけだ」
すっごくうれしそうに言われたとき、ああ、トマスって、使えないなって思った。ダメダメだなって。わたしは早く食堂に戻りたくて、適当に返事をした。
「そうそう。そうなっちゃうの。困った困った。何か良い手はないかって、ずっと考えてるんだけど……」
「早く相談してくれれば良かったのに」
トマスはなれなれしく肩をポンポン叩いてきた。
「それ、なんていうか知ってる?“アガリ症”ていうんだ。体質じゃないぜ。一種の社会病なんだ。薬飲めば改善できるよ」
本日二度目の、ポカン。
というより―――世界がとつぜんひっくり返ったかと思った。わたしは穴が開くんじゃないかってほどトマスを見つめた。
「ちょっと―――待って。トマスって、“アガリ症”に詳しいの!?」
「実家が医者の家系だからね。おれの兄さん、医者をやっているんだ」
ああ、もう、自称とびきり良い男のトマス=レオルトを心の底からののしりたいのと、貢物をして拝み倒したいのと、感情がごっちゃになった。そういう重要なことを、どうしてもっと早く教えてくれなかったの!?
とにもかくにも、希望の光が見えて、わたしは興奮が抑えきれなかった。
「すごい!すごいわ、トマス!」
だって、マシューの“アガリ症”は改善できるんだもの!
不治の病じゃなかったんだもの!
「その薬、すぐ手に入る?飲んだらどれくらい症状が改善できるの?」
「えーと、そうだな……個人差はあるけど、上手くいけば一か月くらいで動悸や震えがおさまるかなあ」
ひぇ―――ぎりぎり。だってもう6月21日だったし……親善試合は7月の半ばくらいで日程を調整してるって話だったから……。
でも、だからこそぐずぐずしちゃいられなかった。だって、いまはこれしか方法がない。
わたしは一縷の望みをかけて、トマスにすがった。
「お願い。一生のお願い。その薬、いますぐに欲しいの!いくらでも払うから!」
トマスは頼もしい笑顔をみせてくれた。
「任せてくれ。他ならぬコレット嬢と、相棒のためだ。明後日には手に入れてみせるよ」
「ありがとう!トマス、本当にありがとう!」
彼は、案外とても素晴らしい若者だった。そういう目で見ると、他の宮廷女中の子がキャーキャー言う理由が、少し分かる気がする。思い込みで走る部分が、どことなくわたしに似ていないこともないけど……彼のほうが何十倍も頼りになる。
わたしは本当にうれしくて、トマスの両手を握ってぶんぶん振った。それから、すぐにロラン隊長を探しに行こうと思ったら―――なんと、ロラン隊長が裏門のほうへ歩いていく姿が偶然目に飛び込んできた。
薬のことをしっかり念押してからトマスと別れて、急いでロラン隊長のところへ向かった。
そしたら、近くの木の影から、とつぜん人影が現れて―――。
体温がひゅんって下がった。だって、死神かもしれないって本気で思ったんだもの。これって、オカルト主義者たちによる集団の余命宣告にだいぶ心を脅かされている証拠。もう日常生活にまで影響が及んでいる。
だけど、わたしの行く手を阻んだのは死神ではなく―――将来的にそうならないとは限らないけど―――。
レジーナ=グランダだった。
お付きの二人はいなかった。レジーナ、ただ一人。
「あんた、ほんとに何なの?そうやって、いろんな兵士をたぶらかすために、この城に来たわけ?」
本日三度目の、ポカン。
ちょっと待って。
ちょっと待ってよ。本当に。お願いだから。
レジーナこそ、いったいなんなのよ――――!?
とつぜん現れて、なに!?なんだって!?兵士をたぶからすって!?
わ・た・し・が!このわたしが!
臆病で不運で毎日自己嫌悪してる、このコレット=マリーが!!
目の前が真っ白になるどころか、真っ赤になった。
「なんの話だか、さっぱり分かんないわよ!!」
まあ、そうね。わたしの渾身の反撃は、それほど大きな叫び声ではなかったと言っておく。でも、わたしの腸は間違いなく煮えくりかえっていた。
わたしは急いでいた。レジーナみたいなぶっ飛んだ分からず屋にかまってるひまもなかった。だって、ロラン隊長がいまにも裏門から出て、どこかへ行ってしまいそうだったんだもの。
「ちょっと、そこどいて!急いでるの!」
レジーナはちらっとわたしの視線の先を追って、すっごい嫌な感じで笑った。
「あーら。トマスだけじゃなく、ロラン隊長にも唾つけとこうってわけ?とんだ悪女がいたもんよね!」
レジーナは、どうしてもわたしを悪女にしないと気がすまないみたいだった。ええ、本当に。こういう状況で、体温がひゅんって下がらずに、上昇したのは初めて。
すぐそばにイチイの木があった。手を伸ばせばすぐ触れられる木の幹の上を、比較的大きな青虫が這っているのが見えた。
わたしはそれをむんずとつかむと、レジーナの顔をめがけて投げつけた。
ね?ほら。
なにかに憑かれていたのよ。だってそんな……子女としてあるまじき行動を……というより、この先自分の未来がどうなるのかまるで考えなかった、感情的で浅はかでとても愚かな行動を……わたしが……ねえ?
とにかく、レジーナは「キャーッ」といかにも小娘らしい悲鳴を上げて、腰を抜かして座りこんだ。
なにかひどく悪いものに体を乗っ取られていたコレット=マリーは、怯えた目で見上げるレジーナを冷ややかに見下ろして、すれ違いざまに嘲笑った。
「あーら、レジーナお嬢さま。青虫はお気に召さなかったみたいね」
なにかひどく邪悪なものに憑かれていたわたしは―――ふんっ、と鼻を鳴らして、意地悪な障害物を突破したのだった。
その後はもう、なりふり構わずロラン隊長を追いかけた。ロラン隊長は裏門から出て行く前にもちろん気づいてくれた。とんでもない顔をしていたに違いない。ロラン隊長はいつでも剣を抜けるように手をかけながら、かなり警戒したようすで駆け寄ってきた。
「どうしたんだ?なにかあったのか?」
「いえ、あの、親善試合のことで……」
いまさら言いよどんでいる理由なんかなかった。わたしは一気に伝えた。
「マシューを出場させてあげてください!」
ロラン隊長は驚いて目をまるくした。形の良い眉がちょっと上にあがった。
「どうしたんだ、急に」
「彼、あの、絶対出ないとか言っていたかもしれませんが、本心は違うんです。すごく、すごく出場したがってるんです。でも―――ほら、前にロランさんが仰ってたように、自分が労働階級出身であることに負い目を感じてるというか、そんなわけで、隊長に迷惑がかかるんじゃないかって悩んでて……」
ひぇぇぇ―――。いくらマシューとの約束を守るためとはいえ、憧れのロラン隊長に嘘を吐いてしまった……。
「やっぱり、そうか」
しかも、ロラン隊長は信じてくれた。ものすごく優しい顔になっていた。
「あいつの悪いところだ。気にしなくていいと言っているのに」
罪深い。わたしは罪深い臆病者だ。でも、いいの。他ならぬマシューのため。
わたしは大ウソを貫き通す覚悟だった。
「じつというと、わたしに言えないような秘密があるのかと思っていたんだ。何か、悪い病気とか」
驚いて「ひっ」て声が出そうになった。あわわ……ロラン隊長、鋭すぎる。
わたしは顔が真っ青になっていないことを祈りながら、否定した。
「まさか病気なんて!マシューにかぎって!け、健康の塊みたいな少年じゃないですか」
「マシューは良い友人を見つけたな」
ロラン隊長はにっこり笑った。
「ヘンなところで頑固なやつだから、何でも自分一人で解決しようとするんだ。けど、きみにはきちんと話をしたようだね。安心したよ」
どんな顔をしたらいいのか分からなかった。マシューはたしかに、抱えている悩みを自分から打ち明けてくれたわけだけど、じつはわたしが下手な行動をしでかしたばっかりに、彼を、きちんと話を白状せざるを得ない状況まで無理やり追い込んでしまったというか……(もちろん、その経緯まで語る必要はない)。
「マシューを出場剣士として登録しておくよ」
ロラン隊長が約束してくれたから、それで十分だった。
「ありがとうございます!」
わたしはさらに、もう一言付け加えておいた。このときのわたしの頭の回転といったら、女補も脱帽のはず。
「頑固なマシューのことですから、もしかすると『おれ、出場したいなんて言ってません』って激しく否定するかもしれません。もしそんな――あー、ええと、嘘でたらめを言った場合、コレットがお前の本心を代弁してくれたぞ、と伝えてくだされば、たぶん大人しくなると思うので、よろしくお願いします」
ロラン隊長は快く承諾して、裏門から出かけていった。その後、わたしは午後の仕事に戻って、城中を忙しくかけずり回った。
そしてわたしの運はツキた。
あったかどうかも定かじゃないけど。もうすっからかんになったことだけはたしか。
大広間前の廊下で、レジーナとばったり遭遇した。
今度は、シモーヌとリリアナ、二人付きで。
「ちょっとあんた、明日。夜九時、第一広間。絶対来なさいよ」
宣戦布告された。ケンカをふっかけたのは(たとえ憑りつかれていたとはいえ)わたしだ。それでもいまさらながら、足がガクガク震えて、両手で持っていたふかふかのタオルが全部床に落ちた。そこへ素晴らしいタイミングで女補がやって来て、あなたの失敗を待ってましたと言わんばかりに、新しい仕事をさらに三つほど申し渡してきた。
そして見事な残業で、部屋に戻ったの午後十一時。同室のベルシーは珍しくなんの儀式も行うことなく眠っていた。そうか。もう、儀式をやる必要すらないのかもしれない……。
だってわたしは明日、レジーナと対峙しなければならないのだから。
つまりそれは、わたしが明日の夜井戸の中に投げ込まれることを意味する。
そうね。不運な臆病者の未来なんて、もう見えているようなもの。
それか、千年後くらいに、厨房の地下貯蔵庫で発酵した状態で発見されるのかも。わたしが語り部になるんじゃなくて、わたしが誰かべつの語り部に語られるような最期を遂げるってことね。
いい。いいの。もう。それならそれで。もうどうしようもない。
考えても、どうしようもない。
わたしはもう、自分ができることは、すべてやったんだから。
(今日のスゴイ人)
まさかの自称良い男トマス=レオルト
〈最後にやっておくべきこと〉
・ベルシーに書き置きを残しておく(わたしが夜中までに戻って来なかった場合、まず一番初めに井戸の中を探してほしいと伝える)
・マシューに……ううん、なんでもない。
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