星離り月離り
縞 瑞雪
御輝津前の月人壮士に宛てたる書簡
たまふるるのなわすれそ。
いまやあなたには要さずとも、敢えて見せ語ろう。
この世のすべてはたまふるに呼び応え、そしてこの世のすべてにたまはふるえ呼び応える。さこそ我らが叡智の根源。たまのふれるに委ね、
月の舟、星の林に漕ぎ出でて、ふりさけみれば曉の妙あさはふる、国原は萌えたちたつ、天の原ひかりふるたつ、ゆふはふるみや、みれどあかぬ、ぬばたまのゆめ。
たまふるるほしあひのよ、あかときの射して焦がすものならばいともかく天道を通はざらしも。
星離り月離り 縞 瑞雪 @MYRTHA
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