第7話

 じわじわ締め付けるような圧迫感が空気に混じり始める。

 ナキの持ち込んだ依頼が難問という鎖になって巻きついてくるようだった。

 パイロットの要望で機体を修正したらパイロットが怪我をしたから何とかしてくれ……それはいったい、どういうことなのか。


 電志が腕組みしながら確認する。

「それは、元の設定に戻せってことか?」

 ナキは眉をハの字にして首を振った。

「違うんだ。何ていうかさ、今の流れだとパイロットが『こういう設定にしてほしい』って電志たちに変更依頼をして、それで電志たちがその通りに設計を修正するでしょ? それをね、電志たちが『このパイロットにはこの設定がベストだろう』って考えてパイロット毎に修正をかけてほしいなっていうことなの」

「…………えっ?! ちょっと待て、今はパイロットから変更依頼が来て〈DDCF〉はその通りに作業をしている。しかし今後は〈DDCF〉がパイロットに合った設定を考え出して修正をかけるってことか?」

「そう、そういうこと!」

 ナキが瞳をきらきらさせて意思疎通の成功を喜んだ。

 愛佳は二人のやり取りを見ていて我慢できなくなり、口を挟んだ。こんなのおかしいよ。

「それはダメだろう? パイロットの乗り心地はパイロットにしか分からない。それを『〈DDCF〉に考えてくれ』なんておかしいじゃあないか。ボクらはエスパーじゃあないんだ」

 平たく言えばパイロットにしか分からないことを他人に考えてくれと頼んできているのである。そんな要求は到底呑めない。〈DPCF〉は〈DDCF〉の業務を勘違いしているんじゃないだろうか。こっちは便利屋でもないし執事やメイドでもないんだ。

 するとナキは眉をハの字にして祈るようなポーズで頼み込んでくるのだった。

「無茶な要求なのは分かってるんだよ。だからチームのコたちも枕営業してこいって言ったんだし。あたしもチームのコたちには『機体にパイロットが合わせなさい』って教えてはいるんだけど、限界があるっていうか……やっぱり一人一人クセがあってそれぞれに微妙に調整した方が戦績も上がるのよ。だからお願いっ……!」

「お願いって言われても……だってそれぞれに合った微妙な調整は受け付けているし、その怪我した子っていうのも自分で調整の依頼をしてきたわけでしょ? その依頼を〈DDCF〉は要望通りにしてあげた。要望通りにしたのにそれに文句つけてくるなんて変でしょ。ねえ電志、ボク達は要望通りにやってるんだから落ち度は無いよね?」

 愛佳としては少々不機嫌にもなろうというものだった。

 パイロットは自分で調整の依頼をしておいてその通りの機体を手に入れたらその機体に振り回されたのだ。自業自得じゃないか。

 こんな無茶な要求受けられるわけがない。

 そう思って電志に同意を求めたのだが。

 電志は難しい顔をして考え込んでいた。

「まあ要望通りにやっている以上〈DDCF〉に落ち度は無いが。落ち度は無いが……」

 これは電志が依頼を受けようとしている態度だった。

 以前からナキやシゼリオから無茶なお願いをされる度にこうして考え込んでしまうのである。

 断らないのだ。

 でも。

「今回は流石に無理だろう? いかに電志が設計に異常な性的興奮を滾らせる変態さんでもこれはできるわけがない」

「俺がいつ設計に性的興奮を覚えたんだ」

「だいたい一時間毎だよ」

「けっこう頻繁だな」

「無生物とのイチャコラを見せ付けられるこっちの身にもなってよ。たまんないよ」

「俺はこの無為な会話がたまんないんだが」

「まったくだ。とにかく、この依頼は流石に無理だ。パイロットにしか分からないことをこっちで分かれと言っているんだよ?」

 念を押すように愛佳は言った。無理なものは無理とキッパリ断った方が良い。

 しかし。

 電志は腕組みして下を向くとしばらく黙考した後、顔を上げて。

「…………アレを試してみるか」

 ぼそりと呟いた。

「何か思いついたの……?!」

 愛佳は驚愕と、そして一種の恐怖を覚えた。


 電志は断らない。

 そして、それだけじゃない。

 解決してしまうのだ。

 愛佳が不可能と断じたものを、解決してしまうのだ。

 いったいどういう頭をしているんだ。ぐぬぬ、妬ましや!


 愛佳もナキも聞き逃すまいと詰め寄り、耳をそばだてた。

 電志は苦笑して話し始めた。

「別に凄いアイデアじゃないさ。現状にちょっと加えてみるだけだよ」

 その内容は一見、不思議なものだった。

 それで良くなるのだろうかと首を傾げつつもナキは帰っていった。


 二人だけになると愛佳は気になったことを尋ねてみた。

「電志、何で無茶な依頼でも受けちゃうの? 今回のはこっちに落ち度は無いんだから断っても良かったじゃあないか」

 業務には持ち分というものがある。

 決められた範囲以外はやらなくて良いはずだ。何でわざわざ困難に立ち向かうのか分からない。なるべく楽をした方が良いじゃないか。

 それに対し、電志はキッパリとこう言った。


「俺達は単なる仕事をしているんじゃない、彼らの命を預かっている身だ。次の帰還挨拶ではナキがいなくなっているかもしれない、シゼリオがいなくなっているかもしれない。他のメンバーもそうだ。明日生きてるか保証が無い奴らの頼みだ、無茶でも聞くさ」


 愛佳は口を半分開けて固まった。

 そういえば、命って安かったんだっけ……

 普段わざわざそんなことは意識しない。

 戦果報告という数字でしか命を見ていない。

 画面に表示された数字を見て、ああ何機撃墜されちゃったね……そんな扱いであるほど安いのだ。

 だが電志は数字では見ていないのだと分かった。

 ナキやシゼリオという個人個人の命を意識している。

 まさに異端。

 そんな見方をする人間は他に誰もいない。

「ボクはそうは思わないよ。パイロットである以上死ぬことはしょうがないじゃあないか。いつだって撃墜されちゃう時はされちゃうんだし」

「その時悔いが残らないようにしてやるのさ。それに、被撃墜の確率を少なくするためでもある」

「そういうのはプロじゃないと思うよ。好きなようにやるのはアマチュアだ」

「プロ意識を持てば良い仕事ができるなら幾らでもそうするさ」

「ボクたちは真逆だね。同じ班にいるのが不思議でならない」

「奇遇だな、俺もいつもそう思っている」

 愛佳は肩を竦めた。本当に不思議だ。真逆の二人の班で、しかも間を取り持つような緩衝材となる人物もいないのだ。これで崩壊しないんだから世の中うまくできていると思ってしまう。どこかで寒い地域があればどこかで熱い地域もあってバランスが取れているとか何とか、そんなような感じだ。どうでも良いけど。

 それから、ふと疑問が浮かんできた。プロって何だっけ。

 室内にある大型モニターでは電志の設計した最優秀賞の機体をキャスターのお姉さんが誇らしげに紹介していた。


 その日の夕方。

 襲撃があり、その後ナキが帰還挨拶にやってきた。

「電志、言われていたものがよ!」

「そうか、か」

 電志が僅かに口の端を持ち上げる。

 愛佳は珍しく電志が笑顔らしきものを見せたことに驚いた。

 設計関連でないと彼は殆ど笑顔を見せない。やはり設計に性的興奮を覚えているんじゃないだろうか。

 電志がさっそく撮れたものを腕輪から表示させる。

 そこに映し出されていたのは、戦闘中の映像だった。

 コックピットから見た、パイロット視点の映像だ。

「おーよく撮れているじゃないか」

 電志が感心しているとナキが疑問を口にした。

「ねえねえ、こんなので本当にうまくいくの?」

 それは愛佳も感じていることだ。パイロット視点の映像を手に入れて、何をしようというのだろう。そんなことで解決できるのかな。

「そりゃやってみなけりゃ分からん」

 物語の主人公なら『まあ見てなって』と飄々と言って結果を出したりするものだが、電志はむやみに自信を見せたりしない。

 それでいて淡々と結果を出していくタイプなのだ。

 そして本人にはそれがどれだけ凄いことなのか自覚が無い。

 黙々と伝統工芸を作る職人みたいだ。


 ナキ達〈DPCF〉が帰ると電志はいそいそと作業を始めた。

 映像をチェックして電子メモに何かを書き込んでいく。

 しばらく経過してもそれが止まることは無かった。

 むしろ映像を観るほどに感心したようにほほぉとか声を出していた。

 新しい玩具を取得したように夢中である。

 彼の周囲だけ別の世界が広がっていた。

 空想の宇宙船で見知らぬ銀河を旅しているみたいだった。

 いったい何をしようとしているんだろう。

 愛佳は横目で見ながら結果を待った。


 次の襲撃の時に結果が出た。

 戦闘終了時に戦果の速報値が配信されるが、そこには驚きの結果が表れていた。

【スクーラル・スター☆】のチーム名の横に『New Record(新記録)』の赤い文字が点灯している。

 撃墜数で新記録を達成したのだ。

 個人成績で見ても【スクーラル・スター☆】のメンバー十一人が新記録を達成。

 新人が初出撃を迎えた時は自動的に新記録が乱立するが、平時でこのようなことはまずもって無い。

 にわかに信じられない事態に〈DDCF〉室内がどよめいた。

『どういうこと?』『速報値がバグってる?』『いやバグってないだろ。他の班は正常に出ているし』『またおかしなことやったんじゃね? 班だし』『また班かよ……』

 まるで魔法だ。

 愛佳は画面を確認しながら指が微かに震えるのを感じた。

 得体の知れない不気味さすら抱いた。

 しかしこんな偉業を淡々と成し遂げてしまうのが電志という男なのだ。偉業を成し遂げた本人はおーやったじゃないかなどと満足そうにしているが、成したことに対し反応が薄すぎると思う。飛び上がって雄叫びを上げるくらいのことだぞ。


 帰還挨拶になるとナキが赤茶の髪を揺らし駆けてきた。

「電志! バッチリだったよ! みんな物凄い喜んでた! 整備班も一目見て被弾数が減ったねって驚いてたよ!」

 喜びを爆発させ電志の手を取りぶんぶん振り回す。

 電志の方も笑顔で応じた。

「そりゃ良かった。新しい試みだから未知数だったんだが、安心したよ」

 シゼリオもやってきた。

 その顔は興奮気味で喜色が浮かんでいる。

「凄いじゃないか電志! いったいどんなマジックを使ったんだい?」

 愛佳は犯人を暴くように電志に指を突きつけた。

「そうだよ電志、犯人はキミだ! さあどんなイカサマをしたのか犯行の手口を吐け!」

「お前は何で無理矢理俺のネガティヴキャンペーンを展開するんだ」

 電志がそう言うと愛佳はしたり顔で返した。

「それは電志がそうして欲しそうにしているからだよ」

「俺が欲しがっていたのか、てっきり倉朋が面白半分でやっているのかと思った」

「面白なわけがないだろう?」

「面白全部か、余計悪質だな」

「純度が高いと言ってくれたまえ。ボクの人生は面白いか、面白くないか。これが全てさ」

 愛佳は無意味にサムズアップし、電志は呆れて頭を掻いた。


 ともあれ、電志の種明かしが始まった。

「俺がやったのは『パイロットのクセの把握』だよ」

 戦闘中の映像を観て個々のパイロットのクセを把握する。

 そのためにまずナキに撮影を依頼。

 ナキは整備班に依頼して【スクーラル・スター☆】の各機体に撮影機材を取り付けてもらった。

 その日の内に襲撃があり、撮影に成功。

 映像が電志に渡される。

 人数分の映像を順次チェックしていき、個々のクセをメモに書き留める。

 そして、クセに合った微調整を各機体に施していった。

 結果は見ての通りである。


「え……でも、それじゃあ今までボク達のやってきた事とどこが違うの? だってパイロットのクセはパイロットが一番分かってる。今まではそれをパイロットが自己申告して微調整してきた。今回は自己申告の部分を電志が代わりにやってあげただけでしょ?」

 愛佳は疑問を口にした。

 納得がいかなかった。依頼者がパイロットでなくなっただけであって、パイロットのクセに合わせた微調整を施す部分は変わっていないはずじゃないか。

 だが、電志は首を振った。


?」


 それは古文書を読み上げているかのように謎めいた言葉だった。

「へ……?」

 愛佳は思わず呆けてしまう。

「んん?」「それはいったい……?」

 ナキもシゼリオも疑問の渦に呑まれていた。

 誰も理解が追いつかない。

 ここで電志はナキに問い掛けた。

「ナキは無意識の時右旋回から始めるクセがあるが気付いていたか?」

「え、ウソ?! 気付かなかった!」

 ナキは驚きで目を丸くした。

 愛佳とシゼリオは顔を見合わせた。これはいったい……

 電志の質問は続く。

「被弾する時左後方からが多いのは気付いていたか?」

「ウソ?! 気付かなかった!」

 ナキが秘密を当てられたかのように仰け反る。

 愛佳とシゼリオが薄っすらと勘付き始める。まさか……

 電志の言ったことに徐々にリアリティが塗布されていく。

「敵の群れに突入した後頻繁に機体をツイストさせているのは気付いていたか?」

「それも気付かなかった!」

 ナキはオーノーと頭を抱えた。

 愛佳とシゼリオは呆然とした。なのか……?

 電志の言ったことは輪郭もはっきりしてきて、奥行きも感じられるくらいになった。

「パイロットが自分のクセに気付いていない……?」

 愛佳は確認するように呟いた。

 電志は頷き、シゼリオに向き直る。

「シゼリオから見たナキはどうだった?」

「確かに、電志の見立て通りだよ。ナキ、君は自分で気付いていなかったのかい?」

「全然気付いてなかったよ! 逆にシゼは敵と交錯する時機体を揺するクセがあるんだけど気付いてた?」

「…………え?! 僕そんなことしてたかい?」

 どうやらシゼリオも自分のクセに気付いていなかったようだ。

 電志が今度は愛佳に尋ねる。

「倉朋はディベートの時間が近付くと何度も深呼吸するクセがあるんだが気付いていたか?」

「…………うぅ嘘だろう?! そんな馬鹿なっ!」

 愛佳はぎょっとした。もしかしたら、しているかもしれない。ディベートにかける意気込みが強すぎて無意識のうちにしているのかも。猛烈に恥ずかしい。人は仮面を付け替えながら生活していると言われているが、仮面の下を覗かれてしまった気分だ。

 そして、理解した。


 ものなのかもしれない。


 ナキもシゼリオも理解した表情になると、電志は話を元に戻した。

「クセというのは割と無意識下で行われるものだ。無意識とはすなわち自分では気付かないことであり、他人に指摘されて初めて気付くことが多い。その可能性にスポットライトを当てたのが今回の対応だったんだよ」

「いったいどうしてその可能性に思い至ったんだい?」

 シゼリオが質問すると電志は人差し指を立てて答えた。

「『パイロットが〈DDCF〉に要望を出し、〈DDCF〉はその通りに微調整をする。しかし要望通りの機体でパイロットが振り回され怪我をした』……これは一見矛盾している話だが、

 その一、パイロットの要望に誤りがあった可能性。

 その二、〈DDCF〉が要望通りの調整をしたつもりだが誤りがあった可能性。

 この二つの可能性が浮上。

 後者の可能性は普段の作業実績から低いと考えられた。

 パイロットからの要望は要望書として電志の手に渡り、電志は要望書と設計書を並べて何度も確認しながら作業するのだ。

 すると前者の可能性が高いと考えられた。

 パイロットの要望に誤りがあるのなら、『要望通りの機体に振り回される』という事象が成立する……

 よって、旧来のやり方ではパイロットに合った機体を提供できていなかった。

 パイロットに合った機体を提供しているになっていただけであった。


 理路整然と説明する電志に一同はただただ感心しきりだった。

「そうか、そういうことだったのか……!」

「電志、何だかよく分からないけど凄いよ!」

 シゼリオがいち早く納得し、ナキは考えるのを放棄して手放しで称賛。

 だが愛佳はもう一つだけ腑に落ちないところがあった。

「今回の対応できちんとパイロットに合った機体を提供できるようになったのは分かった。でもそれだけでこんなにも戦績が上がるものなの?」

 電志が対応したのは微調整だ。

 少しの変化でここまで戦績が上がるのはイマイチ納得いかない部分がある。

 すると電志は例え話を提示した。

「陸上選手はぴったりフィットした靴をオーダーメイドする。水泳選手も自分にフィットした水着をオーダーメイドする。フィットした物を用いて初めてあれだけのタイムが出せるんだ。こうした感覚はパイロットのシゼリオやナキの方が分かるだろう」

「そうだよ、僕達は自分に合った機体を手に入れたらたぶん……別人のように強くなる」

「あたしは今回いつもの二倍くらい強かったよ!」

 シゼリオもナキも力強くそう言った。

 それは電志の見立てが正鵠を射ているのを裏付ける何よりの証拠だった。

「そ、そうか……そんなに違うのか……!」

 愛佳は新しい発見をした気分になった。

 パイロットが口を揃えて言うのなら間違い無い。そんなにフィットしているかどうかで変わるものだったのか。

 この成果の凄さを実感してきた。

 聞くほどに衝撃を受けてばかりだ。

 遠目から見ている者達は不思議そうにしていたが、説明を聞けた三人は功労者を称賛した。

「電志、これは凄いことだよ! ぜひ【ファイアーブランド・パラディン】でも同じことをしてくれ!」

「電志、何だかよく分からないけど凄いよ!」

「フフ、ボクのライバルだけはあるね!」

 愛佳は気分が高揚するのを感じた。倒し甲斐のある強敵だ。

 理路整然とした論理思考で隙が無い。

 まさに鉄壁。

 まさに天才設計士。

 そんな電志をいつか負かしたい。

 いや、負かしてやるんだ。

 その時が愛佳が電志班を出て行く時だ。

 愛佳無しでいられなくなった電志が泣いて引き止める姿を想像しニヤリとする。その時どんな捨てゼリフを吐いてやろうか。せいぜい首を洗って待っているが良いさ……!


 こうした打算により危うい糸で成立しているのが電志班である。

 珍妙な掛け合いをしたり、黙々と総合学習に取り組んだり、討論に励んだり。

 それからこうしてパイロットから無茶な依頼をされたり、その無茶な依頼を解決してしまったり。


 学生であり、設計士。

 これが電志と愛佳の日常だ。


 何となく今の距離感で、何となく今の戦況でいるのを、日常として受け容れていた。

 ある日、それがとうとう壊れる日がやってきた。


 その日は朝から〈DDCF〉全員に連絡があり、すぐに〈コンクレイヴ・システム〉の画面を見るように言われた。

 そこには【アイギス】総指令グランザル・タボフの演説が映し出されていた。

【火星圏奪還作戦】の始まりが、告げられた。

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