金平糖 背の譚
旺璃
序章
作家カサマシヰバルは困惑していた。美しかったのだ。とても人気のある
「軟骨があまり得意ではないのです。
そう言うとクグメは天を向いて口を大きく開き、ぱく、と音を立てる様にして耳を丸呑みにした。それから右手に持つナイフをくるりと弄び、その切っ先で数え歌を口ずさむと、ひたりと止まったのは、カサマシの方向であった。
「さぁえらい物書きさん。如何ですか。次は何処を食べて貰いたいかしら」
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