第7編 直線と球と人生

人生みちは曲がったり降りたり昇ったりを繰り返すけれど

よく見ると人生みちは真っ直ぐ進んでいるものだ

だからかな?

一度君と繋がったこの道だとしても

すれ違ってしまえばそのまま二度と交わることはない

僕がずっとずっと思っていること


そう君に伝えると

「だから地球は丸いのだ」と君は笑うのだ

あの頃はわからずに首をかしげた

そんな僕に君は

「いつか分かるさ」とまた笑うのだ


今ならわかるんだ

真っ直ぐ進んできたから

それは地球という運命をグルリと回って

また新しい君と交わっていくのだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る