サイレントデイズ(休載中)

焚斗

プロローグ 静かな始まり

第1話 明けない夜

 真実だって知られたくないこともある。

だけどそれは自分にとって都合の悪いこと、相手にとって良いこともある。

様々なことがあるのが真実、それを俺は解決してきた


 夢葉 京(くらば きょう)29歳。

2016年、今日もまた真実を追いに捜査へ出る


…ていうかっこつけた自己紹介文をかきたいが無理だな

報告書出そっと…


「亀山部長できましたよ。」


「報告書か、お疲れ夢葉。」


 この人は亀山翔(かめやま かける)

所轄の捜査一課で、俺の上司だ。

このように信用されているようで怒りもされない。

怒るときは好きなデザートのプリンを奪ったときそれだけだ。


「大変そうですね、部長。」


「わかるか?最近謎の変死体が多くてな。」


「足立区で起きている事件ですよね?」


「ああ。ここ、足立署の事件でもあるからな。」


 現在足立区で発生している謎の変死体事件

この事件は不思議な事が多く起きている。

例えば遺体場所が電柱の上に刺さっていたり、一般の家の屋根上にあったりなど人の手が出せない場所にある。

だから謎の変死体事件と世間でも有名であったりする。


「今のところ被害は?」


「えーと男子二人、女子三人だな。」


「合わせて五人ですか…はやく解決させないとまずいですね世間やマスコミが。」


「わかってる。」


 亀山翔さんはかなり頼りがある部長だ。

正義感が強く、上からの圧力にも負けず事件を解決してしまう。

恐れている上層部は彼のことを鬼番長と呼ばれている。

部長も部長なりに大 変だと思うが。

そうこうしているうちに事は運ぶものだ。


「警視庁各局、警視庁各局。」


突然サイレンが鳴った。


「足立区にて変死体が発見。

現場に近いものはただちにむかえ。」


 事件だ、しかもまた変死体。

可能性は高い。


「行くぞ、夢葉!」


「はい!」


俺と部長はすぐ現場へと向かった。

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