第28話 純喫茶アラン その17
「市松くん、送っていくよ」
え、と市松くんはちょっと考える仕草をした。けれども、大丈夫、歩いて帰れる距離だから、と断った。
男らしい。
もしわたしに対する感情が想像通りのものだとしたら、少しでもこういうチャンスを逃したくないだろうに。
それなら。
「4組にも遊びに行っていい?」
「え?」
「迷惑ならやめとくけど」
「いや、そんなことないよ。どんどん遊びに来てよ」
「アランにもまた行っていいかな。今度は友達連れて」
「うん、是非来てよ。土日は
あ、そっか。老マスターじゃなくって
よし。
来週あたりみんな誘って5人組で行ってみようか。
制服じゃなくて、私服でね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます