東方中央遊戯 -Once Upon a Time in Central Plains-

第13話 東方中央遊戯 上

13-1


 酒場の奥で、演奏隊がムーディーなブルースを流している。青年、ネッド・アークライトの気分はまさしくブルーなので、その音楽は今の彼にはあっているのだが、それとは裏腹に、非常な喧騒に溢れかえっていた。


「……お兄さん、そろそろやめておいたらどうだい?」


 カウンターの向こうから、品の良いバーテンが青年に声を掛けてきた。


「うるせぇな……金はあるんだ、いいらろ?」

「言わんこっちゃない……呂律が周ってないじゃないか」


 頭を掻きながらバーテンは一回下がり、後ろの戸棚から調味料を取り出した。そして一つ、卵を割って殻で器用に白身と黄身を分け、黄色をコップに落としこみ、その上に色々と調味料をかけて青年に差し出した。


「ほら、これはオレの奢りだ」

「……プレーリー・オイスターねぇ……」


 差し出されたグラスを持ちあげて、底の黄身を転がして遊んで、定まらない焦点でそれをしばらく眺めて――しかし青年はそのままカウンターの上に戻した。


「気持ちは有難いが、俺は酔っ払いたいんだよ……それこそ、全てを忘れられるようにさ……」


 そう、夢は終わった。無くさないように、必死にやってきたつもりだった。それでも、失ってしまった――自分が、弱いから。


 ヴァンにやられた後、目が覚めればカミーヌ族のテントの中だった。そこには、皆の――ジェニファーもブッカーも、ポワカも博士も――ネイの姿も無かった。書き置きなども無かった。ヒマラーは、ただ「彼らは去って行った」と語るのみで、メッセージも何も無かった。ただ、自分だけが取り残されたという事実だけが残っていたのみ。それにまず、どれ程絶望したか分からなかった。

 勿論、理由は分かっている。いや、最初は分からなかったが、今では分かる。カミーヌ族のキャンプを離れ、町に着き、やけ酒をしようとした瞬間に分かったのだ。


「……おい、賞金総額百万ボルだってよ」

「ひゃあ! そんだけありゃあ一生遊んで暮らせるんじゃねーか!?」

「馬鹿言え! テメーなんぞが大金もったら豪遊して、すぐさまスッカラカンになっちまわぁ」


 背後から、下卑た男たちの笑い声が聞こえてくる。どこに行ってもこの話で持ちきりだった。総額百万の賞金首達――。


「……ブッカー・フリーマン、元奴隷……賞金額十万ボル? コイツが一番小額? メッチャ強そうなのによ」

(……お前らごときじゃ、絶対にかなわねぇ相手だよ)


 実際、この酒場の連中が束になってかかった所で、ブッカー一人で壊滅させるだろう。


「ポワカ・ブラウン……賞金額二十万。うわ、こんなガキが二十万だと!?」

「しかもネイティブ……俺たちにどんくらい恨みがあるかもわからねぇやな」

(……クソッ! 子供に、わけわかんねぇ額をぶら下げやがって……!)


 青年は、そこで怒りが爆発しそうになった。しかし、この前もそれで店から叩きだされたばかりで――勿論、並の賞金稼ぎにならば負けない自信もあるのだが、今の自分は泥酔してしまっている。足もおぼつかない。

 ともかく、ここに居ては気分が滅入る。酒は欲しいが酒場は駄目だ。だから、宿に戻ることにした。


「……マスター。強い酒を一本、包んでくれないか?」

「はぁ……まぁ、店ん中で潰れられるよりはマシか。ちょっと待ってろよ」


 恐らく、どの酒を渡すべきか悩んでいるのだろう、このマスターの人の良さが、青年にとっては二つの意味で辛かった。第一に、今は人の暖かさに触れたくない気分で――とにかく、ボロボロになりたいのである。

 そして何より、マスターがさっさと決めないから、話しの続きが耳に入って来てしまう、それが辛かった。


「ジェニファー・F・キングスフィールド……賞金額三十万ボル……って、こいつハリケーンか!?」

「はっはぁ! まさかテメーが賞金首になっちまうとはな! お笑いだぜ!」


 兄の三倍の額の賞金が科せられる気分はどうであろうか。戦闘力よりも、その頭脳や指導力を評価されての三十万ボルらしかったが――。


(……そいつはなぁ、強い奴なんだよ……誰よりも熱くて、真っ直ぐな奴なのに……!)


 何にしても、このままではまた爆発してしまうだろう――そう思い、青年はさっさと酒場を出ることにした。


「マスター、やっぱ酒はいいや……これ、勘定」

「あ……おい、ちょっと……」


 カウンターの上に紙幣を置き、青年はそのままこの場を去ろうとした。


「……しかし、女子供ばっかりじゃねーか」

「いやぁ、今日日誰が凶悪か、なんて誰もわかりゃしねーからなぁ……それこそ、ガキでも引き金を引きゃ大人をやれるし、変な能力使う奴らもいるからな」


 足取りがおぼつか無いせいか、人が多いのも災いしているのだろう、なかなか外に出ることが出来ない。それで、イヤでも耳に入って来てしまう。


(無視だ……無視しろ、俺……)


 そう、もう自分には関係の無い話だ。それこそ、こんな場末の酒場で喧嘩した所で、文字通り骨折り損のくたびれ儲けである。だから――。


「……コイツが一番の高額? げぇ、こんなメスガキが!?」

「可愛い顔して、とんでもねぇ凶悪犯なんだろうよ! 何せ、史上最高額なんだからな……それこそ、何百人も殺してるに違いねぇや!」

「……黙れよ」


 気がつけば、勝手に声が出てしまっていた。自分たちに向けられたものと察知したのだろう、男たちは訝しむような表情をこちらへ向けている。


「あぁん? とっぽい兄ちゃんよ……なんか言ったかぁ?」

「へへ! ぐでんぐでんじゃねーか! こんなところにいねーで、とっととママんとこに帰りな!」


 丸めた羊皮紙でこちらを指し、はげ頭の男が笑った。

 それに対して、青年自らを指された羊皮紙を左手で握った。


「あぁ? おめぇ、なんのつもりで……」

「……こういうつもりだよッ!!」


 呆気に取られている男の鼻っ柱に、右の拳を打ちこんだ。男の体が後ろの丸机の上に飛び乗って、大きな音をたてた。


「おぉ!? なんだなんだ!?」

「喧嘩か!?」


 その音のせいで、酒場の視線が一気にこちらへ向いてくる。まったく、不愉快だった。


「て、てめぇ!? いきなり、何しやがる!?」


 連れの方の無精髭の男が、どなり散らしてくる。


「……その子はなぁ! そんな賞金をかけられるような子じゃないんだよッ!!」


 一人吠えた所で、何一つ変わらない――そんなのは分かっていた。でも、止められなかった。


「優しい奴ほど傷ついて……なんで……なんでこの世は、こんなに理不尽なんだ? なぁ、教えてくれよ……」


 渇いた笑いが出る。笑うしか無かったのだ。世の中の理不尽に憤ってるのも確かだが、そんなものとうの昔に分かっているつもりだった。それでも、相手の事情も知らずにこきおろす連中が、どうしても気に食わない。

 もっとも、自分が今まで捕まえてきた人間の中には、もしかしたら冤罪で追われる者や、今回のように政治的な意味合いで指名手配されていた奴もいたかもしれない。そう考えれば、本当は自分にだって怒る権利は無いのだ。

 だから、笑う――しかし、やはり一番青年を苦しめているのは、自分の弱さだった。

 弱いから置いて行かれた、それもあるかもしれない。一番は、アイツらは優しいから――引き返せそうな自分だけ置いて行った、そういうことなのだろう。でも、もし自分が、とかいう連中にとって脅威ならば、きちんと賞金も懸けられていただろうし――。


(……俺は、自分にも賞金を懸けて欲しかったのか?)


 勿論、懸からない方が良いに決まっている。自分は、ずっと追われて捕まらないほど強くないことは重々承知で――だから、笑うしかないのだ。ぐちゃぐちゃ過ぎて、何一つ納得もできない。哀しさも何も色々と通り越してしまったのだから。


(……そもそも、そうだ……俺の役目は終わったんだよ……)


 あの子を一人にしない――だが、自分より余程、頼りになる仲間が、あの子には出来たではないか。そうだ、だからもう――。


「……こいつ、ぶつぶつと一人で……」

「……気色悪……」


 しかし、先ほどから周りがゴチャゴチャうるさい。そうだ、そう言えば自分が殴りかかったんだっけ――そんな風に漠然と、朦朧とする意識の中で視線を戻すと、目の前に拳が飛んで来ていた。


「がっ!?」


 同じように顔面を殴られて、青年はよろけて元来たカウンターの方へと押し戻されてしまった。


「て、てめぇ……よくもやってくれたな!?」


 殴って来た禿げ頭が、顔面を抑えながら喚いている。しかし、どうやら一発で許してくれそうにないし、丁度、自分もむしゃくしゃしていた所だ。

 青年はカウンターに置きっぱなしにされていたプレイリーオイスターを飲み干した。何とも言えない味が口の中に広がり、しかし確かに少し酔いも醒めたようだった。本当に効いてるかは分からないが、こういうのは効いた気になるのが大切だ。


「……ごっそーさん、マスター。ついでに、こいつで店の改装でもしてくれや」


 青年はやけくそになって追加料金をカウンターに載せ、自分の方へ歩いて来ている二人の男に向き合った。


「おぅ、やる気かクソ野郎」


 鼻血を垂らしながら、はげ頭が一歩前へ出た。しかし相手は銃を抜く気も無ければ、どうやら術者でもないらしい。だから、どうしようか悩んだ。気に食わないのも確かだが、フェアでないのは無し――それに、気に食わないからという理由で八つ当たりした自分が、相手の言う通り、この場で一番のクソ野郎なのだ。ならばこそ、クソ野郎はクソ野郎の流儀でやるべきである。

 何より、これでいらぬ話を聞くことも無くなる。それが、青年にとって一番有難いことだ。だから、青年は踵を擦りあげることをせずに、両腕を上げて構えた。


「あぁ……テメーの面を見てるとイライラするんでね……ボコボコにして、ちったぁ見れる顔にしてやんよ」

「……同じセリフをそっくり返してやるぜ!」


 腕を引っ込めながら走ってくる男の顔面に、青年の拳がもう一発入った。男がよろめき、後退する――青年は無駄に手足は長いので、生半可な相手ならば輝石の助力が無くとも、そうそう後れを取ることは無い。


「やろ、テメ!」

「ぶっ飛ばしてやる!」


 今度は、連れと二人がかりになった。元気な無精髭が、踏み込むのと同時に跳躍し、飛び蹴りをかましてきた。青年はカウンターの椅子を持ちあげ、その蹴りを受け止める。木製の背もたれにで男の足を止め、そのまま椅子を捻ると、その動きと呼応して、無精髭の体が宙で回転した。


「おぉおおお!」

「ふっ……!」


 そして、遅れてきた禿げ頭を、自身の無駄に長い脚で蹴り飛ばし――それがまずかったのだろう、カードを興じていたテーブルが、はげ頭の体の重みで真っ二つに割れてしまった。


「……おい、兄ちゃん。ちょっと調子に乗りすぎなんじゃねぇか?」

「折角勝ってたのによぉ……おい、どう落とし前付けてくれるんだ?」


 今度は三人、机が無くなった席の男たちが立ち上がった。ある者は上着を投げ捨て、またある者は拳を鳴らしながら、ゆっくりとこちらへ向かってくる。


「……わりーな。でも、カードより刺激的な遊びをしようぜ」


 丁度体が温まってきた所――いや、酒のせいで体はずっと熱いのだが、ともかくこれで終わっては興ざめである。青年は、少女が暴走体を挑発する時よろしくに、右の人差し指で新しい相手を招き入れた。


「へへっ……そいつぁどうも!」


 腹の出てる男が、我先にと駆けつけてくる。きっと、食いしん坊なのだ――それならばと、気を使ってあげることにした。


「オラ! 食えよデブッ!!」


 青年は近くの席の客が食べていた料理の皿を、男の顔面に押し付けた、もとい、ぶち当てた。小太りが仰向けに倒れるより前に、少々心得のありそうな、この中では比較的紳士風の髭の男が左の拳を突き出してきた。それを腕で受け、相手もジャブだったのだろう、少しの衝撃で済み――今度は本命の右ストレートが放たれた。しかし、いくら酔っ払ってると言っても、こちらも長いこと一人でやっていたのだ――。


(……そうだ、俺は、こうやって……こうやって生きていけばいいんだ!)


 むしゃくしゃする想いを込めた青年の拳が、カウンター気味に男の顎に当たった。脳が揺れたのだろう、相手は虚ろな目になり、そのまま倒れそうになる所で――割れるような音と共に、青年の後頭部に鈍い衝撃が走った。


「この! クソ野郎めがッ!!」


 先ほどの無精ひげが、後ろから酒瓶で殴ってきたらしい。だが、まだやれる。青年はそのまま後ろに回し蹴りを放ち、無精ひげをカウンターの奥へと沈めた。

 気がつけば、奥で演奏していた連中も、ノリがいいのだろう、激しい曲を奏で始めていた。


「へっ……調子が出て来たぜ!」

「調子が出てきた、じゃない! やめろッ!!」


 マスターがカウンターの下から散弾銃を出してきたが、少々腕が震えている――撃ったことも無いのだろう、せめて威嚇のために一発撃てばいいのに、それも怖いらしい、そんなのじゃ舐められて終わりだ。それを象徴するように、回復した男たちがのっそりと立ち上がり、青年を取り囲んで――というか、気付けば青年を囲む男の数が増えていた。


「血の気の多い兄ちゃんの血をなぁ……」

「ちっとばかし抜いてやらねぇといけねぇかと思ってよぉ」


 まぁ、確かに喧嘩を始めたのは自分だし、ハッキリ言って自分が悪いのは自覚している。それでも、やめられない。


「あぁ、そうそう……俺の気が済むまで、ちょっくら付き合ってくれよ」


 そう言うと、男たちが一斉に襲いかかってきた。一応、この狭い店内、向こうだって一人を囲むのには限界があるし、一度に全員を相手にする訳ではないのだが――。


「……がっ!?」

「六人に敵う訳ないだろ!?」


 一人を殴り飛ばしているうちに、また背後から、今度は椅子でぶん殴られたらしい――流石にその通りで、一人飛ばしている間に二人で来られては、もはやどうしようもない。段々と、こちらも元気が無くなっていき――。


「……やめないか」


 カウンター奥の方の席からの静かな、しかし重みのある一声に、酒場の中が静かになった。青年を襲っていた六人も、その声の主の気迫に手を止め、声の主を見ている。青年もなんとか顔を上げて、そちらを見た。見れば、フード付きのマントを羽織って顔の見えない男が、グラスを持って――グラスを置き、そして立ち上がった。口元から顎にかけてうっすらと無精ひげが見え、更には豊麗線が刻まれている。その声の低さからも、老年でないにしてもそこそこ歳のいっている男なのは間違いなかった。

 その男が、静かに、こちらへ歩いてくる。青年は痛む体をおして、なんとか構えを取った。


「へへ……今度はお前か?」

「図に乗るなよ、馬鹿弟子が」

「……え?」


 その言葉に、青年は呆気に取られ――男が急接近してきて、青年の鳩尾に掌底を打ちこんできた。


「……がはっ!?」


 胃の中の物が、その一撃に押し出された。青年は口から、酒と胃液を吐き出してしまう。膝を突き、視界が低くなり――。


「まったく……八つ当たりか? お前は全然成長していないな……」


 上から、なんだか優しい声が聞こえてきた。

 そして、ローブの男が青年の喧嘩相手の方へと向き直る。


「……お前さんたち、苛立つ気持ちは分からんでもない。しかしどうか、もうやめにしないか?」


 青年を囲んでいた男たちは一瞬戸惑ったようだった。


「いやぁ……とは言っても、元はと言えばそいつが暴れたのが悪いんだぜ?」

「それを承知で頼んでいる。さっきの一撃は、こいつへの制裁……それで、チャラにしてもらえんだろうか?」


 言っていることは滅茶苦茶だった。こいつらの気は、青年を自分の手でぶん殴らなきゃ済まないだろう。


「駄目だね……そいつを二度と足腰立たないようにするまでは……」

「そうか……それならば……」


 ローブの男の腕が激しく動きだし、衣服が風を切り音を立てる。一見滅茶苦茶に動いているようだが、間違いない、これは武術の型――気を練るための演武だった。


「コイツの代わりに、私が相手になろう」


 男の出す気迫に、無頼漢どもは息を呑んだ。本能で察知したのだろう、この男には敵わないと。だが、臆病な者ほど暴れるもので、最初の禿げ頭が割れた酒瓶を持って突撃してきた。


「おぁあああああ!」

「そうか、それならば……」


 突き出された酒瓶を、紙一重でかわし――すると、フードが取れて、男の顔が現れた――初老の男が床を踏みしめると、恐ろしい音が店内に鳴り響き、そしてクロスレンジ――練った気をそのまま肩に載せて、はげ頭の体に一気にぶつけた。


「うぁあああぁぁぁぁぁ――――」


 吹き飛ばされた禿げ頭の声が、段々と遠くなっていく。店のスイングドアを突き抜けて、道の向こうまですっ飛んで行ったようだった。


「……さて、それで? 次に私に吹き飛ばされたい奴は?」


 初老の男の冷静な声に、男たちはバツの悪そうな顔を浮かべ、各々散っていった。


「やれやれ……それで? 立てるか?」

「ごほっ……アンタにやられた一撃が効きすぎて、ちょっと……いや、大分キツイ」


 おかげで、酔いは覚めたのだが、内臓を揺さぶられて、さすがに一人では立ち上がれなそうだった。


「ふぅ……それは、お前への制裁だよ。気に食わん事があって暴れる、幼稚なお前へのな」


 自分が悪い、それが分かってても暴れてしまう。確かに、子供だった。図体ばっかり大きくなって――しかし、嬉しい気持ちもあった。叱ってくれる人が居るというのも、悪くない。


「……そういうアンタこそ、勝手に居なくなって……なぁ、パイク・ダンバー。いや、師匠」


 見上げれば、皺の刻まれた、しかし落ち着いた優しい笑顔があった。


「すまなかったな……まぁ、おいおい話そう。どれ、仕方ない……肩を貸してやる」

「はっ……貸してやるも何も、アンタのせいでこうなってんだぞ?」

「あぁ言えばこう言う……五年で何も成長しておらんようだ……あぁ、バーテン、勘定だ……これで足りるだろう?」


 青年の体を支えながら、ダンバーは青年が置いた札束の上に金貨を何枚か置いた。一応、これで暴れた分の修理くらいは出来るはず――振り向くと、バーテンは当然のことながら、酒場の一同が唖然とした様子で、二人が出ていくのを見守っていた。

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