第131話 魔王撃退準備 1
今日は7月28日だ。今日から僕たちは夏休みに入る。だから、いつも以上にゲームができる。夏休みの課題もだいたい2週間前にはもう出ていたから、始めている。そのため、課題に追われるということもない。
今日からゲームだ!と意気込んでいたかったのだが、生憎と今日から1週間、補習と言う名の授業がある。この時に、テストも返却される。
まあ、授業自体は毎日3コマしかなく、昼過ぎには帰れるから、普段よりは楽だ。それに補習だから出る必要はない。しかし、補習ではなく授業をやるため、夏休み明けに授業が進んでいるということがあるため、出ないわけにはいかない。そのためほとんど強制のようなものではある。
そんなわけで、一日中ゲームをしているわけにいかない。でもゲームもテストを犠牲にすることでなんとか魔王討伐イベントには間に合いそうで良かった。
僕は、授業が終わり、すぐに家に帰ってきた。それから、準備を整えてから、ログインした。
ログインしたら、ステータスが気になったので確認してしてみることにした。それは、テレポートをかなりの回数使っているからだ。
しかし、最近はほとんどモンスターを倒すことがなかったため、ほとんどレベルは上がっていないと思う。そのため、どんなことになっているのな気になったのだ。
僕はあまり、ステータスを見ない。それは、装備を変える必要がないことなどが主な理由だ。装備を変えたところでステータスが変化することがないためだ。それに死ぬこともないからだ。
何かスキルを取得したときは、見たりするが、それ以外はほとんど見ることがないわけだ。
Name 零 Level 134
ランク S
所持金 262,913,000
Job 調合師
HP 1
MP 57,165,900
攻撃 0
防御 0
魔攻 0
魔防 0
俊敏 1,340,000,000
スキル
・レア度1
鑑定、劣化ポーション作成、乾燥、
ポーション作成
・レア度2
瞬歩(Lv10)
MP回復速度上昇(Lv10)
アイテムボックス(Lv10)
槍術(Lv1)
盾術(Lv1)
・レア度3
MP上昇(超絶大)、物理系ステータス上昇(絶大)、魔法系ステータス上昇(絶大)、攻撃系ステータス上昇(絶大)、防御系ステータス上昇(絶大)、俊敏ステータス上昇(超絶大)、不死、空間魔法、テレポート、高速処理
ユニークスキル
複製魔法
最近、全然確認してなかったから見たとき、すごく驚いた。だって、MPの伸び方がおかしいからだ。レベルは全然上がってないのに。まあ、それだけテレポートを使ったってことだ。
それと所持金もだいぶ元に戻ってきた。
僕は、ステータスを一通り確認したところで、連続テレポートに慣れるため、いつもの森に来ていた。森に来る前にはちゃんとギルドによってポーションを売ってきた。
森に来て早速特訓を開始した。
しばらく、続けていると、ふと思ったことがあった。
今、僕が木をテレポートを使い切り倒しているところを周りから見たら、結構やばいと思った。周りから見れば、ロングソードで木を両断してるようにしか見えないと思ったからだ。
最初だったらこんなこと思わなかったが、今は、振り抜く間にかなりの数のテレポートを繰り返して使っている。自然に振り抜いて見えるかな?と想像してみたら、斧を使わず剣で木を両断してる光景が浮かんだのだ。
僕はその光景を怖いなと感じた。まあ、怖いからといってやめるつもりはない。
僕はその後も、ひたすらテレポートを繰り返し、木を切り倒していった。
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