第17話10YearsNEWWORLD“LOSTAGE”《ブリュン編》

10YearsNEWWORLD“LOSTAGE”《ブリュン編》

 冥暦元年

遠く離れた東洋国家“日本”に武者修行で剣術に励んでいたブリュンが、久々の日本を見て驚いた。幕末の動乱期にブリュンは、刀一本に身一つで日本中を戦場と心得て刹刹とした血の人斬りを生き抜いていた。

「オレ、居場所ネェーわ」

ブリュンは函館の野戦で戦っていた。

ザイ・ジークフリートの世から数年も変わって折らずトクガワ終焉は時間の問題であった。

ブリュンは、一旦伊勢に戻り実家のある伊勢神宮に帰還。

肩まで伸びる茶髪に黒いコートを着てKnghits0fDarknessのロゴは、十字架に剣と盾月桂樹が囲んであるロゴのコートを着て、宇治橋を渡った。

「某は倭幽齋。伊勢守・・・・アマテラス殿お見受け致し参る」

「入れ、その顔見せよ」

はっ。

ブリュンは端を渡り刀もボロボロで全身傷だらけで、凄まじい戊申を痛感した。

ブリュンは、アマテラスの社に足を踏み入れた。

「何年ぶりだろうな貴殿が帰ってくるとは」

「はっ。アマテラス殿に申し付けべくはせ参じました。」

「刀か?」

咄嗟に意表を突きアマテラスは黒く伸びる髪に白い装束に赤の袴で、首からは勾玉をぶら下げブリュンに一歩ずつ近づいた。

「ブリュン?よく生きていたな」

安堵するアマテラスは刀を贈った。

「日本の魂です。我が名の刀名ヺ天を斬るという意味で天斬丸をソナタ受け取れ」

 頭を下げるブリュンだが、日本は争乱を迎えていた。

(戊申の世・・・・新時代来る最中武士の終わり刀ではなく学問の世)

 ブリュンは政府に戻ったのは、冥暦4年。

Knghits0fDarknessが再度集結した。

 ヴォルケ等、KNGHITSOFMETEOは別件で南の大陸に構える八獄神将軍系列グループで、ドラッグ製造人体実験国際テロ犯罪の《ドクター・ヴィオルテス・ジューラアレキウス・ディザスター(VJD)》の討伐抹殺の綸旨の命にヴォルケのKNGHITSOFMETEOが向かったのだ。

 後に、Knghits0fDarkness再結集後最初の任務になるとは知らなかった。

セヴェーレ達も、集い円卓の席に座ってレミレアを待っていた。

「よ、十年ぶりの面構えだ。Knghits0fDarknessSTARDASHで逝こうぜ!」

「いや、俺らはギリギリで生きてるから言われなくたってヴォルケの援護か?」

セヴェーレは勘づき黒コートに袖を通した。

ロゴも十字架に剣盾月桂樹に囲まれるロゴを正式な騎士団と認可されて、直ぐさま南の大陸に直行した。

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