第33話 効能・効果

 トラマドールの効能又は効果は、


非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾患における鎮痛

・慢性疼痛

・疼痛を伴う各種癌


 つまり、この2つのうちどちらか処方された理由だ。「慢性疼痛」で腰痛に使用する事もある。でも、その痛みが慢性かどうかを初診で判断できるだろうか。初診なら「ロキソプロフェン」や「ジクロフェナク」のような一般的な痛み止めを使うはず。もし、シンガポールで薬を常用していれば慢性という判断もつくかもしれない。いや、「非オピオイド鎮痛剤で治療困難」な時にしか使えないから、やっぱり以前に何かしら痛み止めを飲んでいて、それを医師に伝えたのかもしれない。という事はどちらの適応で処方された可能性もあるという事だ。

 でも、どうして「ナプロキセン」に薬が変わったのだろう。

 私は検索サイトを立ち上げ「ナプロキセン 処方意図」で検索してみた。すると、結果の中に「腫瘍熱」という言葉が出てきた。

「おじちゃんは癌!?」


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