ランサー

優介

プロローグ

これまでいくつゲームを作ってきたか数えてはいない。


最高に面白いと思って作ったゲームもあれば、面白いとは思えないが色々な事情で出来上がってしまったゲーム、誰がやっても全然面白いとは思えないゲーム、正直なかったことにしたいゲーム、などなどほんとに様々ある。ただ、それぞれ思い入れがあるし、その時々、本気で作ってきたものばかりだ。


それでも、俺はまだ面白いゲームの作り方、というのはわかっていない。

誰か知っていたら教えて欲しいんだが、俺が知っている限り知っているやつはいない。これだけやってきて誰も知らない、というのは多分それは存在しない、ということになるんだろう。


答えが欲しいわけでもないし、最高に面白いと思えるゲームを仮に作ったとしても俺はたぶんゲームを作り続ける。それより面白いゲームを作ろう、とする。


なんていうかそういうやみつきになる魅力がゲーム作りにはある気がする。

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