第128話 電気ポット
寒くなってきたので、わたしは電気ポットに水を入れお湯を沸かす。そして、温かいお茶を飲む。わたしはお茶を飲みながら、まったりとテレビを見ていた。
そこでわたしは気づく。猫の存在がないことに。いつもならわたしの横で寛いでいるはずなのに。
まさか!わたしはキッチンへと向かった。するとそこには猫がいた。電気ポットの上で箱座りをしている。
なぜ猫は電気ポットが温かいと気づいたのだろう。猫の居心地の良い場所探しは凄いと思う。しかし電気ポットの上は危ない。中には熱湯が入っているのだ。
わたしは猫を電気ポットから降ろす。猫は不満そうだが仕方がない。猫の安全のためだ。しかし猫は諦めない。わたしの目を盗み電気ポットに乗ろうとする。
温かい場所を求めるということは寒くなってきた証拠だ。
そろそろ冬支度が必要だろうか。
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