第49話 朝早く

 わたしは、いつもより早く起きた。というか、猫に起こされた。起きてしまったのでとりあえず猫にごはんをあげる。そして、わたしはベッドに横になり本を読んでいた。

 しばらくすると、猫がわたしのベッドへやってきた。そしてわたしのお腹の上に飛び乗る。

 猫の足が食い込んで痛いんですけど!


「痛いよ。退いて」


 一応猫に声をかけてみる。しかし猫は、四本足でわたしのお腹に立ったままわたしを見ている。


「退いてよ~」


 わたしは情けない声を出す。猫は何を思ったのか、わたしのお腹の上で丸くなってしまった。このまま寝る気だろうか。わたしはそろそろ起きたくなってきた。しかし、猫はお腹の上。

 うーん、もう少し寝るか。わたしは起きるのを諦めた。

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