第2話

課題は全てできたか。

課題なるものは、それ自体は存在するが、その意味・意義を含めると、その存在は肯定しずらくなる。課題とはなにか。

課題は記録される。記録はその媒体に置き続ける。たとえコピーされてももとのまま残る。

それが、大きい物の定義の一つである。

そのまま置き続けると、発見される。発見されると、読まれる。読まれると、その人の記憶に記録される。


さて、記憶に記録されたものは、そのまま存在し続けるのか。定義のままであれば、残されるがそのような話は聞いたことがない。

記憶に記録されたものは次第に消えていく。他へ記録されていく、コピーされていく度に消えていく。これを防ぐには、新規の記録を加えるのみ。

その新規の記録を加えるのはだれか。自身だ。

その新規の記録を加えるのはなにか。記録だ。


記録が巡回されて、それは大きなものとなって、具体化して。

記録はこわれてもこわれても、また同じ記録を探して。


過去の記録はもう変化しない。

それはただの自己満足である。


なぜなら?では逆に、それを記録したとして、だれが見るのか。

君だけだ。君だけだ。

満足したか?

他に誰が見る。人か?記録か?

もうこのままいっそのこと記録は消し去りたいと思うだろう。

それは無理だ。過去の記録はもう変化しない。

それはただの自己満足である。


なぜなら?では逆に、それを記録したとして、だれが見るのか。

それは、だれにもわからない。

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