水面鏡の冒険

リーフ

第1話 絶望の始まり

1 絶望の始まり


僕たち三人は朝8時に山の入口で合流後、さっそく登山を開始した。そして現在三時間後で現在。

 山の中

「 まだなのヨシキ? 」

サキは土の上に座る。僕も疲れていた。何せ三時間も

山の中をさまよっているのだから。

「 知るかよ………」

「知るかよじゃないわよ!帰れなくなったらどうするのよ!」

ヨシキとサキの間が気まずくなりだした。それもそうだ。もう三時間たっていてコンパスも使えず自分の帰り道さえわからないのである。

「 ヨシキ、少し休憩しようよ。僕疲れちゃった」

僕は土の上に座る。リュックの中から水筒を取り出して一口飲んだ。ぐごーと誰かの腹の音が聞こえた。

「 悪い、少し休憩だな」

ヨシキも座ってリュックから食料を出す。

出てきた食料はハンバーガーらしきものだ………

「 なにそれ!おいしそう! 」

サキは立ち上がるとヨシキのそばに来た。

「 なっ、何だよ 」

「 なんだ………ハンバーガーか………」

サキはため息をついた。

「なんか悪いか?」

ヨシキはハンバーガーに噛り付く。ああおいしそうだな…そう思いながら僕はリュックからコーンフレークの箱とガラス瓶のミルクとフォーク&スプーンと皿を出してコーンフレークを皿に入れてミルクをかけて、

て食べた。味はまあまあかな。しけてるけど。

「はあー私も食べよっと」

サキは自分の元の場所に戻ってリュックの中を散策した。僕にある考えがひらめいた。

「そうだ!リュックのものみんな出そうよ」

僕は2人に先駆けてリュックのものをどんどん出していく。

「賛成!」

ヨシキも出していく!なにが出てくるか楽しみだ。


「あたしは絶対出さないからね。」

サキはそう言いながら、一口サンドイッチを食べた。

僕は一目確認するとリュックからどんどん物を出しいって、リュックの中は空っぽになった。

僕が持ってきたのは救急箱・水筒のペットボトル二個

・コーンフレークの箱・瓶のミルクの半量・雨具のようだ。我ながら上出来かな………

「ヨシキ、サキ怪我したら僕に言ってね。」

「おう」

「ええ」

僕はリュックの中に戻すことにした。

「で?どうやって帰るのよヨシキ」

「大丈夫だって、なんたって地図があるんだぜ」

僕とサキはヨシキのそばに近づいた。ヨシキはリュックから地図を出して僕たちに見せる。

「まあ、見てくれ。今俺たちはここにいるんだ。」

ヨシキは山を指差した。確かに山だ。それだけだ……

「これ山岳地図じゃない!ばかっ!」

サキは怒っていた。ヨシキは町の地図を持ってきたのだ。

「悪い!集合場所の山を探すために持ってきたんよ」

 ヨシキは謝る。あいにく僕も地図を持って来てないので何もいえない。そんな空気の中……

「ふふ、あたしはちゃんと地図持ってきたわよ。手書きの地図を」

 サキは自分のリュックに戻る。手書きの地図?何かいやな予感がする。そう思っていたらサキが地図を持ってきていた。そして地図を見せてくれる。

「これは…(ひどい!)」

僕はあまりの下手さの前に言葉を失った。

「なんだこれ、これじゃあ帰れないじゃん。」

 ヨシキが駄目出した。これは一理あり。

「はいはい、絵心がないというのは承知ですよ~だ」

サキは地図を投げ捨てた。紙がもったいない。

「でっ?これからどうするんだ?」

ヨシキは僕たちに質問する。

「地図がないと帰れないしね………」

サキは落ち込む。

「大丈夫だよ、きっと親たちが僕たちを捜すために警察に……うん!」

僕が話す途中雨が降った。

「こりゃ大変だ!アケル!サキ!雨具着ろ!」

ヨシオは真っ先に雨具をきる準備をしている。

僕も雨具を着るとしよう。


 雨具を着た僕たちはヨシオが持っているライターで暖を取るため洞穴を探していた。

「髪の毛がびしょしょじゃない!うんもー!」

僕も髪の毛がびしょしょだ。このまま雨の中にいると体が冷えそう…

「見ろ!洞穴があるぞ!」

ヨシオガ指した先には泉の左の片隅に洞穴があった。

「早く行きましょう!!」

サキは我先へと走っていった。

「待てよ!!ライター持ってるの俺だぞ!」

ヨシオも洞穴に走っていく。僕も急ごう。


 洞穴に着いた僕たちは中に入るとたくさんの薪があることに気づいた。

「こりゃいいぜ。薪が乾いてる!」

ヨシオは近くの薪を手で集めていく。

「私も手伝うわ!」

サキも薪を集めていく。僕は疑問を感じた。奥を見ると明らからに誰かが近い時間に暖をとっていることに気づいたからだ。

「おい、アケルも手伝えよ」

ヨシオはそういいながら薪を集めていた。

疑問は薪を集めて暖をとってから考えよう…

薪を集めた僕たちは薪に火をつけて、暖をとる。

「もう、最悪!」

サキは髪の毛を絞る。僕も髪の毛が濡れてびしょびしょだ。ヨシオは洞穴のは入り口に向かい、天気を見る。

「この天気じゃすぐ出発できないな………」

ヨシオはため息について元の場所に戻る。

「ヨシオ、これからどうすんのよ!」

サキは怒っていた。

「わかったわかった。謝るよ。俺が悪かった。」

ヨシオは平謝りする。僕も言いたかったがやめておこう。

「ヨシオ、雨が上がったら出発だよね。」

僕は出発したかった。何かこの洞穴からいやな予感がするからだ。

「もちろんだぜ………奥に水があるぞ。」

ヨシオは奥へと歩いていく。

「水ですって!!私もいく!」

サキもヨシオに付いて行く。僕はあえて行かないことにした。あまり動くことは避けたいから。数分後………

「アケル!来てみろよ!」

「そう!来て!」

二人がおくから呼ぶ。僕は恐る恐る奥に向かった。

奥に行くほど道が狭くなっていく………そして2人と合流した。僕たちの目の前には鏡のような色の大きな水溜りがある。

「この水溜り飲めるのかな・・・」

ヨシオは水溜りの水に触れる。

「飲めるわよ。」

サキも水溜りに触れる。


「きゃっ!」


「うわあ!」

すると2人はそのまま水の中へと落ちてしまった。

落ちたんじゃない水溜りに吸い込まれるように消えたのだ。

「ヨシオ!、サキ!」

僕は2人が落ちた水溜りを調べる。2人はきっと誤って水溜りに落ちたのかもしれない。僕は恐る恐る水溜りの足を入れる。すると足が水溜りに吸い込まれそうになった。

「もうだめだ!うわあ!」

僕はそのまま水溜りへとおちてしまった。

僕は恐怖感から目をつぶって。

 

 目をつぶった僕は耳から声が聞こえた!

「アケル!」

「うわああ!」

突然の僕の名前にびっくりして声を上げながら立ち上がった。声をするところに目を開けるとヨシオがいた

「ヨシオ………びっくりした…」

「ここどこなんだろうな………」

僕とヨシオは周りを見る。木がたくさん茂り。つるを帯びている木や葉の実った木がたくさんある。そういえばサキのことが気になった。

「サキは?」「

「さあ、知らん。どこいちゃったんだか」

僕とヨシオは歩いてサキを探すことにした。

「サキ!!」

「サキ!おーい!!」

森なのか林の中なのかわからないまるで迷路だ。元の場所に帰れないかもしれない。

「ヨシオ、元の場所に目印を立てておこう」

ヨシオはリュックから置時計を出す。

「この置時計を置いておく。」

ヨシオはまだそんなに離れてない元の場所に戻った。

僕もはぐれない様に木に座った。サキをを呼ぶことにした。

「おーい!サキ!!」

やっぱり返事がない。何かあったのかと僕は思えてきた。

「おーい!元の場所に置時計置いといたぞ」

ヨシオと僕は合流した。

「サキが見つからない」

「まいったな………」

僕たちが悩んでいると、突然音が聞こえた。

「……この音は!」

「そうだ!置時計のアラームだ!3時のおやつに合わせてあったんだ」

僕たちは元の場所に戻ることにした。アラームの音を頼りに………だが数分後何故か止まった。

「あれ?」

「アラームが壊れたか電池が切れたか………」

一応、ここまで来れば元の場所に戻ることができそうだ。僕たちは足にきをつけながら元の場所に戻った。

「あっ!」

「サキ!」

いたのはサキだった。

「あら、2人とも無事だったのね。」

僕とヨシオとサキの三人がそろった。

「ここどこ?」

サキは周りを見てはなす。

「僕もよくわからない。」

僕にもさっぱりわからない。

「とりあえず今3時10分だ、これからどうする?」

ヨシオは時計を僕たちに見せて話す。

「あの洞穴に戻らなきゃ!」

サキはそう言ってまわりをぐるぐる探すが洞穴に戻る手がかりが見つからなかった。

「どうすればいいんだろ……」

僕は落ち込むしかなかった。どうやってこの森に来たのかわからないから。

「そういえば水溜りからここに来たんだよな…」

ヨシオの水溜りで思い出して周りを見る、するとあの鏡のような水溜りを見つけた。

「これじゃない!」

僕は鏡の水溜りを指で指すと2人が集まってきた。

「そうよ、これこれ」

「でかしたぞ!アケル!」

僕たち三人は鑑の水溜りに触れる。

「誰から触るの?」

サキは水溜りを覗き込むように見た。

「俺が触るよ、何かあったらアケル頼むぞ」

ヨシオはそう言うと水溜りに触る。

「うわあ……」

ヨシオは前と同じように消えてしまった。

「きえちゃった。」

「僕たちも行こう!」

僕たちは我先へと水溜りに触れる。

「きゃあ……」

「うっ……」

僕は目を閉じてしばらくして目を開けるとあの洞穴に

戻った。僕が目を覚めるとヨシオがいた。

「2人とも見ろよ、洞穴に戻ったぞ!!」

ヨシオは走って洞穴のは入り口に向かってしまった。

僕は目をつぶっているサキを発見する。

「おーい、洞穴だよ」

僕はサキの耳元で叫ぶ、すると突然立ち上がった。

「わっ!びっくりするじゃない。………ここ洞穴ね…

わーい!」

サキも走って入り口に向かった。僕も早く家に帰りたい。僕も走っては入り口に向かった。


 洞穴の入り口の前に着くと呆然と立つ2人の姿があった。

何かあったんだろうか………

「どうかしたの?サキ」

「あれを見なさいよ……」

僕は洞穴のは入り口を見ると道は塞がれてたくさんの岩盤があった。僕は膝を床に置くしかなかった。

「くそっ!くそー!!」

ヨシオは大声で叫ぶ

「そんな…これじゃあ帰れないじゃない」

サキは力尽くように座った。

「これじゃ…帰れない」

僕たち3人はは入り口を塞ぐ岩盤を見て絶望するしかなかった………そしてヨシオの置時計を見ると現在は

今現在の時間で4時を過ぎていた。 つづく

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