　では、実際の燃費を測ってみることにしましょう。

　まず、自分の車に燃費測定機能があるか確認中してみるところから始めましょう。

　最近の車には燃費測定表示機能が付いたものが多くあります。しかし、その機能には基本的には二種類あるので注意しましょう。

　一つ目は瞬間燃費というものです。瞬間燃費とは、今走っている状態で走り続けると燃費がどれだけになるかを表します。例えば、下り坂でアクセルを踏んでいないようであれば、エンジンブレーキが掛かる状態になります。燃料をエンジンに入れなくてもエンジンがタイヤからの力で回されている状態です。そのような状態であれば、燃料カット、すなわち燃料を使わずに済むのです。その時、燃費計を見てみるとどうでしょう？　車にも依りますが、燃費無限を表すはずです。筆者の使用しているトヨタ、アクアで言いますと燃費計は99.9㎞を表示します。こちらの表示を瞬間燃費といいます。これでは、燃費を測ることができません。また、アクアに関しましては、モーター走行が可能です。こちらに関しましても、エンジンを停止状態では燃料を使用しないので、燃費計には99.9㎞と表示されます。

　二つ目はアベレージ燃費計です。こちらも車種に依りますが、燃料給油後からの平均燃費。または、車購入からの平均燃費を表す機能があります。アクアに関しましては、前者の給油後からの燃費になります。この給油後の平均燃費のデータは燃費を改善するに大変重要なデータとなります。必ず控えて置くことが必要です。

　また、自分の車に燃費測定機能がないという方もみえるでしょう。そういった方は、満タン方により燃費を測る必要があります。計り方に関しましては、次回のページに記載させていただきます。