燃費を向上させるコツ(ハイブリッド編)回生ブレーキ

 先ほど触れた回生ブレーキについてもう少し詳しくお伝えします。この回生ブレーキを上手に使用することでより燃費の向上に繋がります。一読していただければ幸いです。


 回生ブレーキとは自転車のライトのようなものだと説明させていただきましたが、まさにそのような存在です。


 しかし、なぜ自転車のライトのようなものを使うだけで燃費を向上させることができるのかを疑問に思わないでしょうか? その答えを簡単に説明させていただきます。


 回生ブレーキとは大型の発電機をブレーキの時に回すというものです。従来のガソリンエンジンの車にはこの回生ブレーキは付いていません。ブレーキと言えば、多くを摩擦ブレーキ頼ってきました。


 摩擦ブレーキとは自転車の前タイヤに付いているブレーキとほぼ同じ構造となっています。自転車を思い浮かべていただければ分かるかと思いますが、ブレーキパッドと呼ばれる部品でタイヤを挟んで止めると思います。運動エネルギーを摩擦の熱エネルギーに変換してタイヤを止めます。


 この摩擦ブレーキ、運動のエネルギーを摩擦熱に変換するだけでエネルギーを捨てているのです。それではもったいない。捨ててしまっていたエネルギーを回収するという意味で、この回生ブレーキが役立つのです。


 回生ブレーキの重たい発電機を回転させ車を減速させます。その際、発電した電気をバッテリーに貯めるという方法を取っています。そして、再加速時に先ほど貯めた電気を使用して加速するのです。今まで捨てていたエネルギーを再度使用できるため効率が良いのです。


 しかし、回生ブレーキにも欠点がありますので次のページに記載して参ります。

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