第319話 叶と桜、すごく考えた (叶・桜)
「んふふー…叶、おはよう」
「ああ、おはよう。桜」
カナタとサクラは起きたが、サクラはその抱いているカナタの身体を離そうとしないどころか、動物のように体や頭を擦り付けている。
「叶…彼女ってどう振る舞えばいいのかな?」
「今まで通りでいいんじゃない? この数日間…腕組んだり、添い寝みたいなことしたりしてたし。地球にいた頃は二人だけで出かける事も多かったでしょ?」
「確かにそうね。……じゃあこのままで…あ、朝ご飯作るから待っててね」
そう言ってサクラはカナタから離れ、とてつもなく軽い足取りで台所へと向かった。
カナタは今後について考える。
『(まさかこういう事になるなんてな…。まあいいや。いつかしようと考えてた事が昨日になっただけだよね、うん…。可愛い彼女ができて幸せだと言いたい! 俺はなんとか告白できたけど……好きだと伝えられずに、死んでしまうのは…どんなに辛いんだろう…な、兄ちゃん)』
しばらくして朝ご飯ができ、サクラが食卓へ運んできた。チーズオムレツとスープとサラダとパンだ。
カナタのチーズオムレツにはケチャップでハートマークが描かれている。
「叶、ごはん…! あ、あの…これ、余計かもしれないけど…」
「いやいや、ありがとう。ハートマーク…崩せないね」
「えへへ、一回やってみたかったんだよね」
二人はそんな朝食を食べながら、今日の予定について話し合う。
「今日はステータスの管理をしよう。結構長くかかると思うけど。そのあと…どうする? どこか行く?」
「うーん…今日はね…いいや。外でなくて。どうせ明日、お城行くんだし、家の中でのんびりしたいかな。…遊ぼ?」
「わかった。じゃあそうしようか」
朝食を食べ終えると、二人はすぐにステータスを開き、手に入れたスキルカード等も含めてステータスを考え始めた。
カナタの方針はどうやら、作れるだけSSランクのスキルを作るつもりらしい。
________
_______
______
「ふぅ…ふはは! これぞ最強に近しい…! …だが、SSランクの魔核もSKPも残ってるが…今はこんなもんでいいだろう。……考え疲れた」
「叶のステータス見せて?」
「いいよ」
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-ステータス-
name:カナタ
Level:1 [16]
EXP:0
HP :113310/113310 (56100+1100)
MP :230910/230910 (112700+5500)
A(攻撃力):402505 (360700+11800)
C(器用度):115305 (108000+7300)
D(防御力):53305 (51100+2100)
W(魔法力):121705(110000+11700)
S(素早さ):707605 (704400+3200)
STP: 0
-スキル-
SK1)
[SS:闇鬼王の究極治癒術]Lv MAX
[SS:異次元潜槍究極連続召喚術]Lv MAX
[SS:闇鋼槍究極連続召喚術]Lv MAX
[SS:究極の宵闇神魔砲]Lv MAX
[SS:闇炎滅極術 スコッル ]Lv MAX
[SS:光雷勇神術 バルドル]Lv MAX
[SS:闇鋼狂乱法 ヴァーリ]Lv MAX
[SS:暗黒樹投槍術 ミスティルテイン]Lv MAX
[SS:冥闇化鬼神覇気]Lv MAX
[SS:異次元潜槍奥義演武]Lv MAX
[SS:冥府闇槍神奥義演武]Lv MAX
[SS:ブラックメテオ]Lv MAX
[SS:ディメンション・ヘル]Lv MAX
[SS:ネオ・ダークネス]Lv MAX
[A(X):光術・極]Lv MAX
[A(X):闇術・極]Lv MAX
[A(X):火術・極]Lv MAX
[A(X):水術・極]Lv MAX
[A(X):風術・極]Lv MAX
[A(X):土術・極]Lv MAX
[A(X):雷術・極]Lv MAX
[A(X):氷術・極]Lv MAX
[A(X):木術・極]Lv MAX
[A(X):岩術・極]Lv MAX
[A(X):砂術・極]Lv MAX
[A(X):鉄術・極]Lv MAX
[A(X):念術・極]Lv MAX
[A(X):幻術・極]Lv MAX
[A(X):癒術・極]Lv MAX
[A(X):強化術・極]Lv MAX
[A(X):弱化術・極]Lv MAX
[A(X):状異常術・極]Lv MAX
[A(X):解異常術・極]Lv MAX
SK2)
[槍神奥義★★★★★]Lv MAX
[剣神奥義★★★★★]Lv MAX
[弓神奥義★★★★★]Lv MAX
[体撃神奥義★★★★★]Lv MAX
[真・料理★★★]Lv MAX
[採取王★★★★]Lv MAX
[鑑定王★★★★]Lv MAX
[創作王★★★★]Lv MAX
[魔物の博皇★★★★]Lv MAX
[最大能力強化★★★★]Lv MAX
[大隠密★★★]Lv MAX
[大探知★★★]Lv MAX
[スパーシ・オペラティオン★★★★★]Lv MAX
[闇の鬼神★★★★★]Lv MAX
SKP: 1184300
称号: [「怒り」のダンジョン攻略者]
[ノーレッジ][異世界からの招来者]
[勝利者フィムブチュール][疾駆する者]
[闇の支配者][神人][SSランク魔物討伐者]
[モンスタージェノサイダー][亜種キラー]
[SSランクスキル保持者][21の力][破壊者]
[神速成長][壊滅王][頂点×16]
印: [双子の思考記憶鴉の森]
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--------------------------------------------
-ステータス-
name:サクラ
Level:1 [16]
EXP:0
HP :223310/223310 (111100+1100)
MP :247010/247010(119300+8400)
A(攻撃力):328905 (322400+6500)
C(器用度):115005 (112500+2500)
D(防御力):108205 (106100+2100)
W(魔法力):385805 (371100+14700)
S(素早さ):361705 (360500+1200)
STP:0
-スキル-
SK1)
[SS:善神復活の光]Lv MAX
[SS:仁神治癒の理]Lv MAX
[SS:豊神回復術 フリッグ]Lv MAX
[SS:究極の樹木神魔砲]Lv MAX
[SS:究極の光明神魔砲]Lv MAX
[SS:輝光化護神覇気]Lv MAX
[SS:深森剣護神奥義演武]Lv MAX
[SS:ファイナルサポート]Lv MAX
[SS:イオース・オブ・ヘイム]Lv MAX
[A(X):光術・極]Lv MAX
[A(X):闇術・極]Lv MAX
[A(X):火術・極]Lv MAX
[A(X):水術・極]Lv MAX
[A(X):風術・極]Lv MAX
[A(X):土術・極]Lv MAX
[A(X):雷術・極]Lv MAX
[A(X):氷術・極]Lv MAX
[A(X):木術・極]Lv MAX
[A(X):岩術・極]Lv MAX
[A(X):砂術・極]Lv MAX
[A(X):鉄術・極]Lv MAX
[A(X):念術・極]Lv MAX
[A(X):幻術・極]Lv MAX
[A(X):癒術・極]Lv MAX
[A(X):強化術・極]Lv MAX
[A(X):弱化術・極]Lv MAX
[A(X):状異常術・極]Lv MAX
[A(X):解異常術・極]Lv MAX
SK2)
[剣神奥義★★★★★]Lv MAX
[槍神奥義★★★★★]Lv MAX
[弓神奥義★★★★★]Lv MAX
[体撃神奥義★★★★★]Lv MAX
[真・料理★★★]Lv MAX
[真・美術★★★]Lv MAX
[大隠密★★★]Lv MAX
[大探知★★★]Lv MAX
[大透視★★★★]Lv MAX
[採取王★★★★]Lv MAX
[鑑定王★★★★]Lv MAX
[創作王★★★★]Lv MAX
[魔物の博皇★★★★]Lv MAX
[最大能力強化★★★★]Lv MAX
[エブリングリーメ★★★★★]Lv MAX
[森の守護神★★★★★]Lv MAX
[光の英神★★★★★]Lv MAX
SKP:1248700
称号: [「怒り」のダンジョン攻略者]
[ノーレッジ][異世界からの招来者]
[豊穣神ヴァナディース][豊饒を司る者]
[魅惑の美姫][神人][モンスタージェノサイダー]
[光の支配者][森の守護精][SSランク魔物討伐者]
[亜種キラー][神速成長][SSランクスキル保持者]
[21の力][癒しの女神][補助女王][頂点×16]
印: [双子の思考記憶鴉の森]
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「なに、叶…魔王にでもなるつもりなの?」
「ふっ…我は力をほとんど使わぬ……。ちょっと作りすぎちゃっただけで、実際に使うのは3~4個だね」
「そうよね…。使ったら大変そうなの沢山あるもんね」
カナタが習得したスキルは闇に関するものがほとんどだった。やはり中二病なのだ。
計14個のスキルのうち、6つがサブランク21のスキルである。
さらに『闇の鬼神』については、SSランクのスキル3つ以上を合成した際、なんかできたらしい。
その方法をとりあえず桜にも教え、桜も木と光で同じようなものを作ったのだ。
なお、手に入れたSランクスキルのカードはほとんどSSランクのスキルを制作するのに使用し、SK2のスキルカードと一部のSランクスキルカードは使いきれていない。
「私は回復半分、攻撃半分って言われたから、叶のをいくつか参考にして、その通りに作ったけど…これで良かった?」
「うん。バッチリ!」
「えへへ、なら良かった」
お互いのスキルの確認が一通り終わると、すでに昼食を食べるべき時間を少し過ぎていた。
カナタは考え疲れたので休み、サクラは昼食を少し急いで作りあげ、食卓に並べた。
そしてカナタとサクラはそれを食べる。
「おいしかったよ」
「えへ…ありがと。じゃあ、これから何して遊ぶ?」
「そうだね…それじゃあ_________」
カナタが何をするかの提案をしようとしたその時だった。部屋の玄関のドアが丁寧に叩かれ、女の人の声がした。
「失礼致します。カナタ様、サクラ様、いらっしゃいますか?」
その声を聞いたカナタとサクラは互いに顔を見合わせる。
「ここのスタッフさんだよね? なんだろうね?」
「さぁ…。とりあえず、俺が出るね」
「うん」
カナタは玄関まで行き、その戸を開けた。
「どうかしました?」
「お二人にお客様がお見えになられていますよ。ショーさん…という方で、なんでも、『女の子のようなコォニ男子の親友』と言えばわかるとか…」
カナタは驚いた。と、同時にすぐにそのスタッフに言葉を返す。
「ああ、はい! わかりました」
「お客様は現在、ロビーに居りますので」
「はい、わざわざありがとうございました」
エルフのスタッフはカナタに一礼をすると、職場へと戻っていった。
カナタは一度部屋の中に入りなおし、サクラにそのことを伝えた。
「翔さんだ…翔さんが来た!」
「えっ…!? 翔さん…!」
「うん、今、ここのロビーに居るらしい。早く行こう」
「うええ!? ふえふえ…」
「落ち着いて…。ほら、行こう」
「う…うん」
二人はロビーへと向かった。
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