第114話 ミカとアリム、考える

 俺が俺に声をかける。丁度手伝いに行こうと思っていたところだ。

 

 ミカは言う。



「ねぇ、私、今のスキルのままでSSランクのスキル、作れるかな?」



 俺は答えた。



「大丈夫、作れるよ。今ボクも作ったし」



 ミカはそのスキルについて聞いてきた。



「え? どんなのになったの?」


 

 俺はダークマター・クリエイトのこと、そしてこれによりお米が食べられることを説明した。



「え、じゃあ今度からお米が食べられるの!?」

「うん! だから今日の夕飯はボクがお寿司を握ってあげよう」

「やったぁぁぁぁぁっ!!」


 

 あ、スキルの話しに戻さないと。



「で、ミカ。どんなSSランクのスキルでもいいの?」

「うん。強いか、アリムの役に立ちそうなものであればなんでもいい」

「そっか……SKPはいくら使ってもいいんだね?」

「うん。どうせなくならないし」

「だよね」



 じゃあどうするか。一度、全てのスキルを合成するのもアリかもしれない。

 いや、光と闇を題材にするか……? それも悪くない…。

 そうだ! それだ。思いついた。



「ミカ、俺が今から言う通りにスキルを組み合わせてくれる?」

「うん! わかった!」



 俺は光と闇を主にしたスキルを作らせていく。

以下ができたものだ。

 驚いたことに(光+闇)は聖邪 と、(闇+光)は陰陽と表示されていた。


[聖邪の雷撃] [聖邪の炎撃] [聖邪の水撃] [聖邪の土撃] [聖邪の風撃] [聖邪の氷撃] 

[陰陽の雷撃] [陰陽の炎撃] [陰陽の水撃] [陰陽の土撃] [陰陽の風撃] [陰陽の氷撃] 

[陰陽帝弓の覇気] [聖邪の帝大弓召喚術]

[陰陽の帝大弓召喚術] 



 これらのスキルと[光爆咆の薔薇園]、[聖邪帝弓の覇気]、[弓帝奥義]の4つ、さらに闇術と光術の素材となったスキルを、俺はミカに合成させた。



 俺はミカに、どんなのができたか聞いてみた。



「どんなのができたの?」

「うん……それがね」



 彼女は俺にトズマホを見せてくれた。



[SS:太陽と月の弓帝砲]



 俺はこのスキルの説明を見て驚いた。ランクはSS-20

 

 内容を簡単に説明すると、この魔法は型を指定して撃てる魔法だ。

 雨のように降らせたり、爆撃のようにしたり、"キャノン"のように撃ったり、"ボール"のように当てたりできる。


 それで効果なんだけど、術者が敵(攻撃したい)と認識したモノにはダメージを与え、味方(救いたい)と認識したモノは回復させる(どちらの対象でもないモノは無視(すり抜け)る)


 そういう効果だ。


 さらにこの魔法の属性は全属性だし、無論SSランクのスキルなので威力も創造を絶するものだろう。


 さらにこの魔法、弓に『太陽と月の帝弓の覇神気』としてまとえる。

 まとった弓の威力は上がるし、さっきと同じ効果も得られる。


 これは本当に強い。さすがはSSランクのスキルと言ったところか。


 ミカが俺にスキルの感想を求めてきた。



「ねぇ……どうかな?」

「とっても強いと思うよ」

「そう、そうかなぁ~! えへへ」



 ミカはこのスキルを入手するのに約25000のSKPを使ったんだけど、やっぱり気にしてないみたい。

 まだ340万残ってるものね。


 そしてミカこう続けて言った。



「これからはアリムの役に立てるよ!」

「なにも、無理しなくていいのに」

「ううん……私が不安なの……」

「どういうこと?」

「いつか、役立たずって言われて捨てられるんじゃないかって……」



 え、俺、そんな風に思われてたの? ……いや、違う。確かミカは地球でそういう漫画を読んでた気がする。そのためか。



「え、そんなことするわけないでしょ? さては、あの漫画のせいだな?」

「あ……うん。そうなんだけど……えへへ、それでも少し不安になってて……」

「ボクはこんなにミカが好きだってのに……しょうがないなー。ちょっと、目をつむってて?」

「えっ………?」



ch___



____

__

_


 

 あぁ、今日やること全部終わった!


 さて、今は夜の7時だ。今日はダークマターでお寿司を作ろう! あと、お味噌汁。


 日本人は米がないと辛い。

 俺は今からお寿司を瞬速で作る。ミカは顔を真っ赤にして、枕に顔をうずめてはしゃいでいる。可愛い。


 ……かくいう俺も真っ赤なんだけどね。


 それとデートは明日になった。やること全部終わったし。明日は一日ミカに尽くそう。


 俺は完全したお寿司をテーブルに出す。

 魚はこの世界の魚。魔の海峡で獲ってきた魚だ。

 

 俺らは隣に座り合う。


 お寿司美味しい。とっても美味しい。お味噌汁美味しい。


 お米サイコーー!



 食べ終わった後はお風呂に二人で入って、寝た。

 今日は一緒のベットで寝た。

 なにもやましいことはしてないけどね。


 明日が楽しみ。




 

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-ステータス-


name:ミカ・マガリギ


Level : 102 [ 181 ]


EXP:1042000+(181M)


HP :1002200/1002200 (500000)

MP :1005200/1005200 (500000+3000)


A(攻撃力):501600 (500000+500)

C(器用度):481200 (480000+100)

D(防御力):481100 (480000)

W(魔法力):483100 (482000+2000)

S(素早さ):506700 (505600)


STP:0


-スキル-


SK1)


[SS:太陽と月の弓帝砲]Lv MAX

[A(X):光術・極]Lv MAX

[A(X):闇術・極]Lv MAX

[A(X):火術・極]Lv MAX

[A(X):水術・極]Lv MAX

[A(X):風術・極]Lv MAX

[A(X):土術・極]Lv MAX

[A(X):雷術・極]Lv MAX

[A(X):氷術・極]Lv MAX

[A(X):木術・極]Lv MAX

[A(X):岩術・極]Lv MAX

[A(X):砂術・極]Lv MAX

[A(X):鉄術・極]Lv MAX

[A(X):念術・極]Lv MAX

[A(X):幻術・極]Lv MAX

[A(X):癒術・極]Lv MAX

[A(X):強化術・極]Lv MAX

[A(X):弱化術・極]Lv MAX

[A(X):状異常術・極]Lv MAX

[A(X):解異常術・極]Lv MAX


SK2)


[弓帝奥義★★★★]Lv MAX

[真・料理★★★]Lv MAX

[剣の豪★★★]Lv MAX

[槍の豪★★★]Lv MAX

[体の豪★★★]Lv MAX


SKP:3412400


称号:

[「怒り」のダンジョン攻略者]

[神速成長]

[SSランクスキル保持者]

[SSランク魔物討伐者]

[モンスタージェノサイダー]

[ドラゴンスレイヤー]

[亜種キラー]

[神人]

[頂点×181]


印:

[金の薔薇の女王の森]


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