第4話記憶戻ったらしい

(シュウ。スキルが点滅してるけど、これって何?)

(yesマスター。それは私がやりました。)

(ん?どういうこと?)

(はい。実はさっきお伝え出来なかったことがあったのですが、マスターがスキルを使わないと私はマスターと話すことができません。

なので頑張って点滅させてみました。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません。)

(いや、それはいいよ。それで?伝えたいことって何?)

(はい。マスターは記憶が封印されていることに気付いていますか?)

(ん?ああ気づいてるよ。称号にもあるし[記憶喪失]って・・・・・ん?封印?今封印って言った?)

(yesマスター。マスターは記憶喪失ではありません。何かに記憶を封印されています。)

(何かって何か分かってるの?)

(yesマスター)

(何?)

(それは、マスターです。)

(え?何だって?)

(それは、マスターです。と言いました)

(え?僕?それってもしかしなくても記憶が封印される前の僕だよね?)

(yesマスター)

(という事は、封印って解除できるの?)

(はい。できます。解除しますか?)

(うん。よろしく)

そう、僕は軽い気持ちで封印を解除することにした。

なぜ封印されていたか良く考えもせずに

(では・・・・・・)

(ん?頭が痛いこれが記憶が戻ってる証拠かな?・・・痛いいいあがッ手リトルの、や虎雄、るよ、?L。湯。??よああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!)


キーーーーーーーーーーーーン

と言う音が頭に流れ始めた

そして頭痛がしてきた

それは徐々に痛みを増していき

僕は意識を手放した


─────────────────────

ん?ここは?・・・・・・そうか、僕はまた召喚されたんだった。

僕は記憶を取り戻すことを選んだみたいだね、

意識がと僕で融合してしまうなんて考えもしなかっただろけど

さて、わざわざ記憶を封印して、静かに暮らしていたのに。

僕達の日常を、普通を、平和を、奪ってくれた人達には文句を言わなきゃね

(マスター!大丈夫ですか!)

(やあ、シュウ。大丈夫だよ。少し前の僕とは少し違うけどはひとつになったから、今の僕も少し前の僕も今は同じだよ)

(そうですか、いきなり倒れられたのでビックリしました。私が封印を解除したせいですね。

申し訳ありません)

(違うよ。それはが選んだことだ。

シュウは悪くないよ)

(ですが!)

(シュウ?マスターのいうことだよ?)

(・・・・・分かりました。ありがとうございます。無事で良かったです)

(こちらこそ心配してくれてありがとう)


さてやる事は全部終わって記憶も戻ったから話の続きをしなきゃね。

神様は・・・・・寝てるし、そんなに時間掛かったかな?起こしちゃっていいよね


(自称 神様起きろ!!!)

(ん?ああ終わったかい?確認に随分と時間が掛かってたみたいだね。こっちの準備は既に終わってるよ。いつでもキミを送ることが出来る)

いやいや何言ってんのこの神は

(え?ステータスのためだけにここに呼ばれたんですか?僕は)

(あ・・・・・)

やっちまったという顔をする神様

(もしかしてですけど・・・・・忘れてたんですか?)

(ななにをいいいってるのかわわからないなななな)

いや動揺しすぎだしバレバレだって

まあここは

(そうですか、気のせいですよね、まさか神様ともあろう方が人を話に呼んでおいて肝心な話をする前に帰らせる訳無いですよね?)

知らんぷりしてかつプレッシャーを与えておきましょうか

(もっもちろんだ。では説明を始めよう。

君が行く世界はオルトルガルド。存在しないはずの10番目の世界だ)

ん?なんだそれ

(存在しないはず、ですかどういう事ですか?それに10番目って?)

何となく聞いたことがあるような

確か神話だっけ

世界樹 イグドラシルが邪悪なものに壊されて葉が9枚しか残らなかった。それが九つの世界となる

しかし誰にも気づかれずに幹の窪みに引っかかっていた葉があった

その葉はそこで茎を伸ばし、その場所に定着。そしてその葉もまた世界となった。それが─)

(今から僕達が行く世界なんですね?)

(そうだ。まぁこれは君たちには関係ない

ただ話したかった。それだけだ。

それで君達が行く事になっているのはオルトルガルドのエバンス帝国という国だ)

(エバンス帝国・・・・・)

何か悪役臭のする国だな

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