#21「原点論」

 『物事』には必ず『本質』がある。『本質』があるからこそ『物事』が起きるのだ。だが『本質』=『物事』ではなく、『物事』には付加価値がついている訳で『本質』<『物事』となる。『物事』から『本質』を知るためには付加価値を知らなければならないわけで本来は不要物である。例えば、スーパーで買い物する際には店員さんから「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」といった『あいさつ』が存在するが本来は不要物である。『買い物』という行為は本来、「商品と貨幣を取引する行為」であって『あいさつ』は不要になってくる。人間に対しても本来であれば「食べて寝て繁殖する」だけでいいのだが『感情』という不要物によって音楽やパソコンなど本来、生きていく過程では不要な物が生み出されてしまう。ただ、人間自体が地球にとって不要物であるのならば不要物の不要物は必要なものなのかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る