第3話 ゴンドゲアでの生活-2
「そういやあの人クエストとか言ってたな。どこかで聞いたことある気がするのだがどこだっただろうか。」
魔王はクエストという単語の響きに引っかかっていた。
「まあいい、今日は宿屋に行くか!」
そういって先ほどあった人からいただいた地図を見た。宿屋は魔王の思っていたよりも近かったため驚いた。そして魔王は宿屋へ行った。
「すみません。宿屋はここであっていますか?」と魔王は聞いた。
「ええ、ここが宿屋ですよ。今は祭りの最中なので無料営業です。」と宿屋の主人と思われる人は答えた。
「クエストとは何ですか」と魔王は聞いた。すると宿屋の主人は
「他の国にはクエストはないのかい?まあいい、ちょっとあなたが手に持っている地図を貸してください。」と言った。
「ええ」と言い地図を渡した。すると
「ほら、ここの建物だよ。この建物でクエストは受けられるからここに行くといいよ。」
「ありがとうございます。」
魔王はそう言うとすぐに寝に行って、起きたらすぐにクエストが受けられるという建物へと向かった。
「それにしてもこの道込みすぎだろ!」
魔王は昨日通った時には込んでいなかったはずの道を通った。
だが、祭りの朝と言うことだけあってその道は昨日の夕方よりも込んでいた。
少し苦労しつつ魔王はクエストを受けられるという建物についた。
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