勇者がいないこの世界での英雄譚

@HMZ-HH

第1話 新たな世界に行くために…

今から出てくる世界(これからはパードシアと呼ぶ)はこの話の主な世界(これからはゴンドゲアと呼ぶ)に魔王がくるきっかけとなった世界だ。パードシアはゴンドゲアのどこにでもあり、どこにもない世界である。考えると矛盾しているように思えるが、本当の事なのだからなにも深く考える必要はない。パードシアに暮らしていた?魔王は勇者と戦っていた。これ(この1話)はその時の話となる。

魔王「勇者よ、お前は強い。だが、魔王として生まれたからには私だって生きねばならん。」

勇者「魔王、お前を殺さねば。私の使命に終わりはこない。」

こう言いながら勇者は魔王を剣で、魔王は勇者を素手で攻撃していった。

そしてどんどん戦っていくうちに魔王が勇者に押されていった。

魔王「私はこのまま戦えばおそらく負けるだろう。」

そう言って魔王は禍々しい色をしたゲートを作った。

勇者「なんだその変な物は!」

勇者は魔王に問う

魔王「お前に教えて何になる。」

魔王はそう言うとゲートへと近づく。

勇者「待て、魔王。逃げるつもりか。」

もちろん魔王が止まる気配などない。

魔王「なぜ待たねばならん。ではさようなら勇者よ」

魔王はそう言ってゲートへと入っていった。

そして魔王はゲートの先にある勇者のいない世界[ゴンドゲア]に着いた。

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