対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスとの付き合い方
一文字 空
第1話 プロローグ
「目覚めよ、HF202109(ヒューマノイド・フィメイルにーぜろにーいちぜろきゅう)」
薄暗いマンションの部屋の中に声が拡がる。
「HF202109、起動コマンドを確認……コミュニケーション言語を『日本語』に設定……3、2、1、システム正常起動完了。命令をどうぞ」
抑揚のない女性の声が応えると、しばらくの静寂の後、再び謎の声が発せられる。
「よろしい……おまえは、これから地球人に紛れて我々の地球での情報収集および調査活動を行え……だが、くれぐれも今後の計画に支障が出ないように、万全の注意を払うこと。それでは行動を開始せよ」
「命令を認識しました。HF202109は只今より、パーソナルネーム:ホシミヤ ユキとして、地球上での調査活動を開始します」
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