Dark & Light Blues
夢幻一夜
序
その昔、人は奇跡を奏でる
それは美しい旋律と共に紡がれる神からの
だが、時を経て人は
そうして人を癒し物を直し世界を満たした優しい奇蹟は、軽々と人を殺し物を壊し世界を
幾度となく繰り返された戦争はそのたびに深く広くなり、祝聖使いと呼ばれた戦士たちは
―――しかし、
祝聖を司る神々の怒りに触れたのだ。
当然の事と言えば当然の事だろう。人は
それは突然全ての人の頭に直接声が流れ込んできたのだと云う。
「人よ、
その時、人は祝聖を失った。
それでも人はこれまで手にしていた『楽』を手放すことに耐えられなかった。だから、幾つもの夜と朝を越えた先で人は見つけてしまった。
高らかに
いつの頃からか、その力は魔法と呼ばれるようになった。
神々の祝福を失い、それでも力を求める
世界を無理矢理改編する異形の
今なお、魔法と云う名称を改めようと言う人はいない。
―――――――『史記』神聖の章より抜粋
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