第四章 殺し屋達と遊ぼう

第四章 二つのプロローグ

 昼下がりの安楽市絶好町の繁華街。


 闇タクシーより、ボロボロになった服を着た少女が、這いずる様に道へと降りた。

 通行人達は奇異の視線を向けたものの、一瞥しただけで通り過ぎていく。

 みすぼらしい服装の十代前半の少女――それは異様なる者として受けとめられた。関わりたくない。放っておいても役所か警察か親切な人が何とかするだろうと考え、そのまま通り過ぎていく。


 少女は立つことができないようで、苦しげに呻きながら歩道を這う。

 半開きの口の端からは涎を垂らし、一見して気が触れているかにも見える。その実、瞳には強い意思の光が宿っていたが、気づく者はいなかった。


「カンドービルへ……雪岡研究所へ……」


 這いずりながら少女は呟いた。

 顔を上げて辺りを見回すと、通行人達が自分に視線を向けているのがわかった。彼等の視線と表情を少女ははっきりと見た。汚いものでも見るかのような、そんな目、そんな顔。


「雪岡研究所に行かないと……」


 再び少女は呟く。あのタクシーの運転手は、確かにそこへ連れてきてくれたはずだ。目当ての研究所があるというカンドービルへと。しかしどれがそれなのか、彼女にはわからない。


「このままじゃ、沙耶が死んじゃう……」


 絶対に避けなくてはいけない事態が脳裏によぎり、焦燥と恐怖に支配される。


「誰か……たす……」


 霞む視界。助けを求めて手を伸ばすが、自分の側を通りかがった通行人は皆、そそくさと避けるように歩いていく。


(お母様の言った通りだった……? 沙耶はこの世で認められない存在? この世の全ての不幸を背負って、苦しみ続けなくてはならないから、助けてもらうこともできない……)


 意識が薄れていくのを必死にこらえつつ、ますます絶望的な想いに捉われる。


「カンドービルはここなのか? 誰か……俺を雪岡研究所に……」


 アーケード街の中を這いずりながら彷徨い、ようやく建物の入り口と思しき場所を見つけて、掠れた声で訊ねるが、誰も答えない。誰の耳にも届かない。ただただ汚いものを見下すかのような視線ばかりが降り注ぎ、魂に突き刺さった。


(このままじゃ死ぬ。俺が死ぬ……沙耶も死ぬ……)


 それだけはあってはならない事だ。自分は彼女を守るために生まれた存在。なのに、それができずにこの場で死に絶えるのは許されない。


「誰か……助けて……。俺を……沙耶を助け……」


 必死の祈りが天に通じたのが、少女の体は温かくも力強い感触によって抱き起こされた。


「しっかりしろ」


 抑揚に乏しい声。けれどもその声にこれ以上ない安堵を覚えた。

 自分を抱き起こす心地好い温もり。閉じかけていた目を開く。

 自分を抱き起こしているのは、綺麗な顔をした少年だった。自分を覗き込む黒目がちの大きな目が、少女の頭に焼きつく。


「沙耶……?」


 声に出して彼はその名を呼ぶ。

 一瞬だが確かに、彼女の意識が蘇ったのを感じた。しかしすぐに消えてしまった。おそらくはこの温もりに反応して、彼女の意識は覚醒した。


「雪岡研究所に……俺を連れて行って……」

「……わかった」


 自分を助け起こした人物は、少し間を空けてから頷くと、彼の体をそのまま背に担ぎ、どこかへと歩いていく。

 背中から伝わる少年の温もりが嬉しかった。全てから拒まれていたわけではなかったと。

 これで沙耶は助かると、再び安堵しつつ、少女は意識を失った。


 それが三年前の話。


***


 雪岡研究所に訪れる者の多くは、自殺志願者、復讐目的、根っからの変人、追い詰められて力を望む者等、大抵がまともではない。

 その中でも、いじめられっ子の復讐というのが定番の一つとなっている。ネットのいじめ被害を扱ったサイトや掲示板を通して、話が広まっているせいであろう。いじめられっ子が雪岡研究所へと訪れ、犯罪者とならず相手を殺すための力を得るために、実験台となることを望む。


「いや、力を確実に与えられるわけではないからな」


 実験台志願に研究所を訪れた、見た目の年齢は自分よりすこし年上くらいの学生に向って、相沢真は無表情に告げた。


「大体さ、仕返ししたいんなら自分の力でやればいいだろう。何だってこんな所に来て、命の危険まで冒して力を欲しがるんだ」

「俺、死んでもいいんだ。でもこのまま死ぬのも悔しくて。ネット見たら、ここで力をもらって復讐してその後はハッピーになったとか、力をもらったから勇気が出て仕返しもできたとか、そういう書き込みがあったから……」


 秋田春男と名乗った、見るからに臆病そうな小柄な少年は、今にも泣きだしそうな顔で語る。

 研究所の主である雪岡純子の不在中に訪れたので、純子が帰ってくる前に思いとどまらせようと説得を試みた真だが、相手の決意は固そうだ。

 否、決意が固いというより、全て放り投げてしまっているのだろう。ここに来る人間にはそういうパターンも多くて、真はうんざりする。


 そうした人間を説得するのも馬鹿馬鹿しいとは思うが、相手が未成年なことや、純子がいないこともあって、ついつい口を出してしまった。

 純子の思い通りに物事を運ばせないことが真の目的でもあるので、純子が喉から手が出るほど欲している実験台志願が、一人でも減ってくれれば言うことは無い。


「たっだいまー。あ、メールくれた子だねー。はじめましてー」


 純子が戻ってきて、屈託の無い笑みを春男に向ける。真は心の中で舌打ちする自分を思い浮かべる。


「は、はじめまして……」


 真紅の瞳の美少女に微笑みかけられ、どきまぎする春男。


「実はねー、作るだけ作ったのはいいけれど、試着してくれる人がいなくて困ってたんだー」


 純子は心底嬉しそうな口ぶりで言うと、部屋の隅に置いてあった黒と白を基調にした、プラスチックのような材質で出来た物を手に取り、春男の前へと持っていった。


「はい、装着してみてー」


 目の前に差し出されたそれは、ヘルメットのようなものとグローブとブーツ、それに胴体に通す鎧とおぼしきものだった。一見すると、何らかのコスプレの衣装のように見える。


「これを着れば、ズコバゴドガーンと、ものすごい力を得られるよー。いじめっ子だってズビズババーンとやっつけちゃうことができるしー」


(終わったな、こいつ)


 真はもう助けようがないと諦め、無言で部屋を出て行く。


 純子に言われるままに、差し出されたコスプレまがいの衣装を身につけていく春男。最後にヘルメットをかぶった時、それは起こった。

 ヘルムを通して頭の中に何かが鳴り響いた。装着した部位が熱くなり、体の内側から力が沸き起こってくるのがはっきりと実感できた。

 あまりにも劇的な己の肉体の変化に春男は困惑したが、すぐに興奮に取って代わった。


「うおおおおおっ!」

 春男が歓喜の雄叫びをあげる。


「どーお? 気分は」

「すごいっ! ものすごくハイだよ! 力が溢れてくるし、今ならどんな奴と戦っても負けない気分だ! それにさ、今すぐ誰かぶっ飛ばしてやりたい! そんな気分なんだ! 戦いたい! やっつけてやりたいィ! この力を振るいたーいッ!」


 ヘルムの下で喜色満面になった春男が、興奮した口ぶりでまくしたてる。


「よーし、まずは第一段階成功だねー。秋田春男君、君は今から正義の使途、いじめ撲滅戦士ペンギンダーとなって、世の中からいじめをなくすために戦うんだよっ!」


 嬉しそうに春男に向って指差す純子。


「いじめ撲滅戦士ペンギンダー……」


 このコスプレまがいの衣装は、ペンギンを模したものかと、言われてみて初めて納得する。ヘルムや手甲が、それらしく思えないこともない。


「そう……実はねー、私のお兄ちゃんもお父ちゃんもお母ちゃんもお爺ちゃんもお婆ちゃんも叔父ちゃんのお嫁さんの不倫相手もさっきいた真君も、みーんな昔いじめられっ子でねー。そのうえいじめを苦にして皆自殺しちゃってさあ……。だから私はそんな世の不条理に立ち向かい、この世界からいじめを一掃すべく、マッドサイエンティストになってそのスーツを発明したってわけだよー」

「そうだったのか!」


 純子の事情を知り、より強く闘志の火が燃え盛る春男。自分が何をすべきか、すでに理解している。


「だから、君にはぜひそのスーツの力で、悪しきいじめっ子達をやっつけて欲しいんだ。今までも何人ものいじめられっ子が来たけれど、皆素質がなくてスーツを使いこなせなくてねー。君こそが私が待ち望んだ選ばれた戦士なんだよー」

「選ばれた戦士! やはりそうか!」


 高揚状態にある春男の頭は、純子の言葉を鵜呑みにして、本当に自分が選ばれし正義のヒーローだと信じて疑わなかった。

 しかしふと一つだけ、疑問がわいた。


「あれ? 皆自殺したって言ってたけれど、さっきの真て子は?」

「んー……いやあ……あれはアンデッドみたいなもんだよ。うん。私のマッドサイエンティストぱわーでネクロマンシーっぽく蘇生してあげただけ。うん」

「そうなんだ」


 一瞬間を置いてから、目を泳がせて明らかに取り繕った口調で言う純子であったが、あっさりとまた納得してしまう春男。

 興奮状態のせいもあったが、常識はずれの科学技術力を備えたこの少女のことだから、それぐらいできても不思議ではないと解釈した。


「じゃあ早速、君をいじめた子達をやっつけにいこーっ」

「ああっ! ブっ殺してやるさ! 今の俺なら勝てる! このスーツの力があるから! ひゃっはーっ!」


 叫ぶなり、弾かれたように部屋を出て行く春男。手にいれた力を振るいたくて仕方ない衝動に駆られていた。


「待って待って、私も行くからさー。私が行かないとどうにもならないしー」


 純子が慌ててその後を追うが、春男は止まらなかった。


***


 春男をいじめていたのは、同じ中学の不良グループの中の一部の連中だった。

 不良グループといっても同学年のガラの悪い者同士でつるんでいる程度で、真剣につっぱっているというわけでもない。その中の全てがいじめに加担しているわけですらなく、グループの中でも特に性悪な五人だけだ。


「何だ……? あいつ……」


 通学路にある駄菓子屋前でたむろしていた不良グループの一人が、コスプレまがいの格好をした春男を見て目を丸くした。

 ヘルムをかぶっているため、それが春男ということはわからなかった。他の四人の不良達もすぐに春男に気づき、呆気に取られる。


「んじゃー、さっきのセリフを言ってねー」


 春男のすぐ後ろにいる純子がカメラを片手に耳元で囁く。春男は不敵な笑みを浮かべて頷く。


「この世の全てのいじめを無くすため立ち上がった正義の戦士! いじめ撲滅戦士、ペンギンダー! 見・参!」


 言われたセリフとポーズを決める春男に、不良の面々は唖然とする。純子はポーズを決める際に素早く右斜め前方に回って、ポーズを取る春男の姿を映像に収めている。


(よしっ、久しぶりにばっちり決まったね。この子は素質あるよ)


 己の審美眼にかなうだけのポーズと台詞が決まり、それを撮影する事ができため、純子は満足げに空いた手を握りしめた。


「お前、秋田じゃん。何それ? ウケ狙ってるの?」


 そのうちの一人が、声と体格で春男の正体を見抜き、薄笑いを浮かべながら指摘した。


「つーか、とうとう頭おかしくなっちゃったあ? で、どーすんの? これから俺達やっつけるの?」

「その変な女、誰? そいつに騙されてんじゃねーの?」


 口々に春男をからかう不良達。だが春男は悠然とポーズを決めていた。哀れみの笑みすら口元に浮かべていた。


「ペンギンダー・パァァンチ!」


 叫び声があがった直後には、近くにいた不良の頭部が砕け散っていた。凄まじい衝撃によって砕け散った肉と骨と脳が、アスファルトの上に散乱する。下顎と舌だけが残った状態の不良が、ゆっくりと横向きに倒れた。


 他の不良達は、何が起こったのかわからなかった。春男の動きが全く見えなかった。

 突然起こった異常事態に思考停止してしまい、へらへらとした笑みを張り付かせたまま、凍り付いていた。


「ペンギンダー・キィィィック!」


 パンチとくれば次はキックが定石と言わんばかりに、春男が回し蹴りを放つ。蹴りによって胴体を切断されて血と腸を噴出しながら、不良の上半身が前のめりに地面に落ちて、タイムラグを置いて下半身は仰向けに倒れた。


「ひぃっ、ひゃぁあぁぁぁっっっ!」


 ようやく脳が働いて、今起こっている事実を受け入れた不良の一人が甲高い悲鳴をあげる。恐怖に悲鳴をあげることなど、何年ぶりのことだろうと、混乱した頭の中で過去の記憶をまさぐっていた。


 残った三人がひきつった表情で駆け出し、逃げようとする。一人は腰を抜かし、後ろ向きに這いずっていた。股間を濡らしているのがはっきりと見えた。

 その無様な光景が、春男に残酷な悦びを与えてくれた。こいつは最後にしようと心に決めて、走っている二人に照準を合わせ、精神を集中させる。


「ペンギンダー・カッター!」


 ペンギンのヒレを模した手甲より、不可視のエネルギーが放たれる。真っ先に逃げ出した一人の首が切断されて、転がり落ちる。


「うわっ、うわわっ、はわわわ」


 前を走っていた者の首が切断されて絶命したのを見て、逃げ出したもう一人も腰をぬかしてその場にへたりこみ、泣き顔で春男の方に振り返る。


「ペンギンダー・ビィィィィム!」


 ペンギンの顔を燃したヘルムの目の部分から、ピンクの光線が照射され、その泣き顔に直撃する。恐怖に歪んだ顔がどろどろと溶けて、目玉が流れ出し、赤い肉が覗き、白い骨が覗き、首から上に数秒前まであった人間の顔が、しゃれこうべにと変わって絶命した。


「うううっ、ああっ、うっうっ」


 最後まで残された最初に腰を抜かして失禁した不良が、泣きながら、慈悲を乞うかのような眼差しで、春男のことを見上げていた。

 残酷な眼差しで不良を見下ろす春男。今まで散々自分を嬲ってきた相手の生殺与奪の権利を握り、さらにそのことを相手が認識して恐怖していることが、愉快で仕方が無い。


「ごめんなさい、助けてください、って言ってみろ」


 意地の悪い口調で促す春男だったが、不良は泣き顔のまま、口を閉じていた。自分だけ助けてもらえるはずがないということを悟って、せめてもの抵抗のつもりだった。

 不良のその精一杯の抵抗が気に食わなくて、春男はかっとなって両手を大きく上げた。


「ペンギンダー……モンゴリアンチョップ!」


 春男が両手を振り降ろすと、不良の体は肩口から股間にかけてまで縦に切断された。血と内臓が路上にぶち撒けられる。


「いやー、すっごーい。思った以上の演技……じゃない、力だよっ」


 カメラを構えながら、嬉しそうな声で賞賛する純子。自分の作ったスーツの性能が見られた事よりも、いい映像が撮れたという事の喜びが大きい。


「ゆ……ぐはあっ!」


 振り返って何か言おうとした春男だったが、突然全身を激痛が襲い、口から大量の血を吐き出す。


「あれ? もうなのー? 随分と早かったねー」


 先程までみなぎっていた力が休息に抜けていき、立っていることすら出来ず、三つに切断された不良の死体のすぐ横に倒れこむ春男を見下ろして、純子が残念そうな声を漏らす。


「痛み止めも精神高揚装置も効かなくなってるみたいだし、セーフティ装置全部外しておくのはやりすぎだったかなー。まあ、テストだからいいんだけど」

「一体これはどういうこと……なの……」


 体中がかきまぜられるような苦しみを覚えながら、純子を見上げる春男。


「どういうことって、契約通りだよー。死んでも文句は言わない実験台になる代わりに、力をあげるっていう契約だったでしょー? このペンギンダースーツはさあ、まだ作ったばかりで一回もテストしてなかったんだよねー。装着者の身体能力を無理矢理引き出して、超常の力も呼び覚ますんだけど、体への負担とかは考えてなかったからねえ。でもこんなに早く終わっちゃうんじゃ、もっと調整が必要だねー」


 スーツを装着してからずっとハイになっていた春男であったが、今やすっかり冷めきって、自分の運命に対して絶望し、恐怖していた。


「別にいいでしょー? その覚悟があったからこそ、私の所に来たんじゃないのー? まあ、後悔してももう、どうにもならないけれどねー。目的を果たせた分だけましだと思ってほしいなー。目的も果たせずすぐ死んじゃう人もいるんだからさー。もちろんそのリスクも契約に入ってるわけだしー」

「そうだったね……」


 小さく笑う春男。痛みが次第に和らいでいくのを感じる。大怪我で死ぬ間際の激痛は、脳内麻薬によって痛覚が麻痺されているとどこかで聞いたことがあるのを、思い出していた。死がすぐ側まで近づいているのを実感していた。

 最初に会った時と同じ屈託の無い笑みを広げる純子の顔を見つめたまま、春男の意識は途絶えた。


「よいしょっと」


 春男の亡骸からスーツを脱がす純子。春男の体は干上がってミイラのような状態になっていた。ペンギンダースーツは春男が死んでもなお、死体から命を吸い続けていた。


「そろそろよいですか?」


 黒服サングラスの男が寄ってきて、純子に声をかける。見ると周囲には何人も似たようないでたちの男が佇んでいた。

 彼等は後始末専門の組織『恐怖の大王後援会』の者だ。純子の前もっての依頼により、周辺の人払いを行っていた。


「んー、あとはここの死体を処分してさえくれればいいよー。あ、この子の死体は私の研究所に届けておいてー。あとで解剖して、詳しくチェックしたいからねー。他は適当にお願いー」

「かしこまりました。実験の最中、通行人が来ないように見張っていましたので、目撃者もおりません」

「ああ、それは頼んでなかったけど、気を回してくれてありがとさままま」


 スーツのパーツをまとめて抱えながら、純子は黒服に向って笑顔で礼を告げた。


 それが三ヶ月程前の話。

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