追想ー4
0ー3 怖い......
『たまに見るこの光景はなんだろう......』
銀色に光る何か。
頭に焼き付いて忘れようにも忘れられない何か。
『どうしてだろう......。これを思い浮かべるとなぜか怖くなってしまう......』
唯一記憶にある何か。
私を知る何か。
でも怖い何か。
『教えてほしい......あなたは私の何を知っているの?』
頭の中の銀色に問うが何も答えない。
『あなたは一体何なの?』
『あなたは一体誰なの?』
『あなたはどうして、そんなにわたしを怖がらせるの?』
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