君が求める見返り

『愛している』を 囁く君を見て


見返りを 欲しがってくれる方が

楽かもしれないと 僕は思う


『何も要らないから……』と 呟く君を見て


言葉の裏は 何よりも重い想い

そう聞えて 意味も無い罪悪感を感じる



『ただ傍に居て欲しい』 そう嘆く君を見て


純粋な言葉だと感じるからこそ

理由も無く ただその言葉に寂しさが見える


君が優しく微笑みながら話す言葉が

僕にはそれが 君が求める一番の“見返り”

そう思えて仕方が無くなるんだ

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