夕焼け
突然気がついたように 空を見上げた
空が燃えている様な……
ありきたりだが そんな言葉が似合う夕焼け
時計を見たら
自分が想像している時間じゃなかった事に
『もうすっかり……冬なのだな』
そんな独り言を漏らした
『バイバイ、またあした』
子ども達の大きな声が
後ろから聞こえた
空を見て『そろそろ帰ろう』
私にもきっとそんな頃があった
いつの間にか
腕とポケット内に示された数字に追われながら
今日を過ごすようになった
別にそれが悪い事だとは思わない
それが寂しい事だとも思わない
ただ今日は
子どもの時に遊んだ公園から
この夕焼けを見てみたいと思う
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます