怠惰的日常

虚ろな瞳で 時計を見た

私はどれだけ 眠っていたのだろう


太陽は真上より傾いた ある日の怠惰的日常


何気にテレビを 付けて見れば

奥様方の大好きなドラマ達が

見て下さいと 奇麗に残酷に売り込む


私は虚ろなまま それを見る

冷たい瞳で それを見る


『そんなに上手くいかないよ・・・』

そう一言呟いて微笑み浮かべて


どうでもいいトーク番組

チャンネル合わす


パンと珈琲を 無理やり口に押し込んで

ため息つくその姿は 怖いくらいの無意識で無感情


『そう・・・上手くはいかないリアルはね』


そうテレビになのか自分の心になのか

小さく寂しく呟いた 独りの私

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