第6話第Ⅲ章帰還(Rückkehr)~大陸覇権(Continental Hegemonie)戦争時代(War Ära)~

「俺は親爺もお袋も思い出せねぇけどその分まで背負って俺がやる」

 ダインは自分の両親を知らないがそれでも生きて居るのだ。

第Ⅲ章帰還(Rückkehr)~大陸覇権(Continental Hegemonie)戦争時代(War Ära)~

帝國暦66年ルーラシア国

 ダインがこの地に来て民衆の歓喜の声が聞こえてくる。

「ダインだ!!!英雄が帰ってきた!!!!ダイン!ダイン!ダイン!ダイン!」

「おい、おい、ツヴァイ様だ!!!!ツヴァイ様!!!!ツヴァイ様!!!!!ツヴァイ様!」

「インデックス司教!!!司祭様!!!!神のご加護を!!!クレア神の恩恵と加護を!」

 多くの市民の眼差しを感じる。

凱旋は始めてだがそれ以上の拍手と喝采はゴートとアーシェスだ。

ザイも来ていたザイほとんどルーラシアに居無いためスルーされてゴートとアーシェスは大いに盛り上がり口笛が聞こえてきた。

「エルセリウス四天王!!!!!!我々の希望ゴート・ディンヴィルヘルム・ヴァシュ・セルレティルヴィング卿様!序列9位のスレイヴァル・ヴォルガニック・アーシュス殿も居るぞ!!!!!!」

 拍手が鳴り止まない。

王宮まで行き門番が尋ねる。

「お帰りなさいませ。ツヴァイ卿ダイン卿もさっ。中まで生で、ご案内致します」

 近衛兵に着いていきルーラシアの部屋に着いた。

コンコンコンコンコンコンコンコンコンコン

「入るぜ。失礼するよ。ルーラシア、ただいまー」

「ツヴァイ君無事に何よりだ。うん。お母さんが心配していたのだよ。娘に万一躰で何かあったらルーラシア全域の騎士団を駆逐するって脅されて・・・あぁ・・・フゥ」

「ママが余計なことを言てさぁー、御免ね。赦してよ」

「ところで?ゴート様?アーシェス様こそ此度は申し訳無い。」

 ルーラシアが玉座から下がって土部座して頭を下げるとゴートも困った顔で話した。

「リアルに問題だけどどうするよ?ダヴィデを放っておく訳にはいかねぇよ。アイゼンガルドが喧嘩を売ってきたら買うしかないだろ?売られた喧嘩は勝って勝つだろ?」

「違う意味だよ。ゴート様。エルセリウス四天王で僕の母さんを説得する必要がある。母さんは戦闘も争いも人間に興味がない。僕を生んで母さんは心に傷を負い其れ以降エルセリウスを捨てた」

 ルーラシアも困っていた。

実母が四天王の一人で序列3位のアレインとなるとこの覇権戦争に困惑だ。

エイボンも居てエイボンが地図を出した。

「アイゼンガルド・神聖アイゼンガルド・ティエルラム・アーシェストラの三大国の軍事力や刻天剣十二神帝に元真聖天創天十賢神が居られる。喧嘩を振ってきた場合全面総力戦層で世界が一気に崩壊にひた走る。そこでだ。インデックス?ツヴァイ?君達はEmpress Schwertに参戦して最期はアリアンロッドを斃せ。下らない遊びに我々は付き合えない」

「は・・はっ・・・はっーい」

 インデックスとツヴァイは渋々了承した。

ダインとザイはルーラシア戦に備えてのルーラシアとニルヴェッフィンクの国境に遙任された。二人以外にもマジュリアとレイナにも着任の命令と臨時の命令帰還でガウェインもザーロックも後日このルーラシアに帰ってくる。

「はっ。ルーラシアの御命令承ったぜ。」

「了解です。しかしながら私はアリアンロッドに火急の件と御首だけで承ります」

「マジか?二人とも申し訳無い。レイナ殿はツヴァイ殿同行でお願いします」

「はっ。OK」

「・・・・・マジかよ。俺もダインに廻るわ。クラウソラスを俺が扱える程度の人間で、国境警備は請け負うぜ」

 マジュリアも国境警備に加わりダインとザイはその準備の為にルーラシア北部のヴァンケローニ渓谷に居た。

渓谷内は深い霧と巨石群が立ち並び平原の中央にその奧に国境に通じる道がある。KnghitsOFDarknessが招集できずにダインとザイと兄であるマジュリアは荷物を馬で運び国境前まで行くと西側全域の騎士と魔導士が集結して蒼天八極神も来ていた。

「やれやれだぜ。アイゼンガルド皇帝に喧嘩売るって冗談か?クククク」

 ベルガモット・アーヴィング卿ベルガモット公国の王。ガウェインの父親。緋色の長髪とレヴァンテインを所持する煉獄の王。この目で見るのは始めて気が引けていた。

「ああー、来たの?来たの?ツヴァイは元気?ゲンキング?」

「はい。元気ですよ。誰ですか?」

「アーヴァンへルムよ。記憶ないの?残念だわ~」

 カールを巻く金髪の超美爆超乳の女性こそアーヴァンへルムだ。

ツヴァイの母親。

正直俺がこの人が苦手だが、今回の覇権戦争ではこの人の騎士団も加わっている。

テントの向こう側にザイの父親ジパングが居た。

「父上!」

「ザイか。息子と一緒に闘うのははじめてだな。初めまして、ダイン殿。拙者はジパング」

「・・・・・・・あっ・・・・はっ・・・はい」

 ダインは愕いた。蒼天八極神全員集結は滅多に見られないのと、大陸覇権を担う戦争にルーラシアの人望もある。今回は世界の管理者が全面援助の工面で資金源は困らない。

「ダイン?ダイン?ダイン?ダインは居るか?」

 呼び出されるダインは陣屋の奥に行きエイボンから話を聞いた。

「ここから先保証は出来ない。それでも頼むよ。かつての君なら帝国は怖がった。キミ自身に言う。万一・・・・生命的にも危機に瀕した場合禁忌魔法は許可する。」

「はっ・・・はっ・・・はい」

 ダインは陣屋を出てエイボンが急ピッチに準備していた。

ルーラシアも馬を走らせて、国境前まで来るとルーラシアの国境前には多くの騎士と魔導士が集結していた。

「これは嬉しいな。嬉しいな。」

 ルーラシアはそれ以前にも実母を説得はしていた。

遡ること数日前

 ルーラシアは今回の案件を知って以降真聖天創天十賢神と掛け合っていた。

その中でもエルセリウス四天王はこの世界最凶の四人で帝国側に大きく打撃を与えられると思っていた。

ルーラシア全聖騎士師団は帝國軍よりも下回っていた。

軍事力の再編成と真聖天創天十賢神は、序列10位居る中で1位まで居るが10人中の人間だが、蒼天八極神の8人居ると同時にアイゼンガルドに反旗を翻す力を持つには四天王が居る。

「何か策はないのか?」

「アレイン卿がお出ましです。俺苦労したぞ」

 ガイアスが来た。

ガイアスは長き間遠征中にエルフの隠れ処でアレインと交渉を繰り広げていた。

エルセリウスが危機の時にアレインは渋々エルフの兵を差し出した。

「遣るしかないと思って私が来た。ルーラシア戦況と教えろ」

 アレインは槍をずっしり構えていた。

陣屋では灯火で灯りを付けて地図を出してアレインは椅子に座って帝国三国の情勢と門街がダヴィデの互角の11人居るが、今回史上初のエルセリウス四天王集結に大陸覇権も拍車がかかる。

「無論言う。私はサポーターだ。言うぞ。人間のためではない。エルフの未来の為だ。ルーラシア」

「・・・・やれやれ」

 アレインはベージュのクリーム色の長い髪で肩まで届きスレンダー体型で黒コートを着て黒のフードを被り陣屋内の小屋で神聖アイゼンガルド帝国の駒を用意していた。

ダイン達も待ち受けていたのは、刻天剣十二神帝だ。

「アイゼンガルド皇帝を護る盾か。各隊伝令!鐘を鳴らせ!!!!」

 ルーラシアが指揮をすると国境にルーラシアの巨大な鐘を騎士が鳴らした。

「さっ。突撃!!!!!!!」

 ガイアスが馬を走らせた。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

「おらぁああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「イクイイイイイイイッグゥ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

 全員が川を、渡り崖を登る。

ルーラシア全勢力と神聖アイゼンガルド帝国のセフィリアにぶつかる。

セフィリア隊の騎士とベルガモットの竜騎士が衝突した。

「竜騎士アーヴィングか」

「紅蓮双刃(Red Lotus Doppelklingen)王牙龍牙(Fang Yong Wang Fang)雷閃(Blitz)」

 ベルガモットの業火に燃え上がるレヴァンテインで敵を斬り燃え散らし焔に飲み込まれるアーヴィングにセフィリアが長刀を構える。

「うううっ・・・・・うっ・・・ぐっ」

 アーヴィング隊の前衛をルーラシアが策を練っているとアレインが来た。

アレインもエルフ隊を率いてアイゼンガルド隊を目指した。

「皇帝を討つ。私は昔からアイゼンガルドは嫌いじゃ。エルセリウス四天王としての落とし前とケリをつけに行くぞ!」

「おーっ!」

「しゃぁああ」

 エルフの戦士は士気が高く身体能力に優れている。

ダインは刻天剣十二神帝達とルーラシア大陸エルガヴィッシュツ平原でザイと居た。

「ゴートさん!!!!アーシェスさん!!!!!」

「心細いだろ?俺は死なないぜ。アラルガンドの再興と一族の再生のために俺は生きる。」

「はっ・・・はっ・・・・うっ・・・私も怖いですが、アレイン様が来るまでの時間稼ぎです。」

 平原は冷たい風でダインとザイがテントで待っていた。

「なぁ、ダイン?四天王でも残る一人が同帝国に居るけど・・・・ゴートの後輩よ」

 ザイは刀を腰に差して包帯を巻いてゴート・アーシェスの真聖天創天十賢神達も集まろうとしていた。歴史上初のことだ。

先に狼煙を上げたのは、ザーロック隊だ。

進撃の勢いで、帝国勢が劣勢のまま数時間が過ぎて半日後に、アーヴィングは血塗れで紅蓮の焔でセフィリア隊を騎士を喰らっていたのだ。

「アーヴィング!!!」

「アーヴィング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「アーヴィング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「アーヴィング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 クラトス・イアン・リズルッド・エターニアが囲むがベルガモットは反吐を吐きレヴァンテインを担ぎ土砂降りの雨が降る中雨に打たれながらも焔を纏い闘っていた。

「紅蓮龍牙(Fang roter Lotus Drachen)聖剣聖槍(St Speer St Schwert)爆裂(explodierend)!」

 焔を纏いレヴァンテインの業火の槍がリズルッドの下半身を貫き燃え上がる業火の槍が肉を炙りリズルッドが大泣きで叫んだ。

「いたーい、いたぁー、いたぁー、助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!裂ける!裂ける!裂ける!裂ける!!!!!!!!!裂ける!裂ける!イクイクイクイクイクイクウイクイイイイイイイッグゥ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

 ふらつき昇天して絶頂で力尽きたリズルッドの首に傷を付けたベルガモットはクラトスを斬った。

「インフェル・ノ・ア・フレイムハート・俺式VERクレア」

 円刑に囲み地面から灼熱の衝撃波で、全員瞬足瞬殺で燃え上がり尽きた姿にセフィリアも敗走のしんがりを務めた。

第一次防衛戦線の優勢はアーヴィングの手柄だったが戦後陣屋に戻りアレインの薬草を飲み5日間も昼夜を問わず吐き続けたのであった。

ザーロック隊は、長槍双槍を振り回し、別働隊の動きを止めてルーラシアの関所を死守した。

「皆、行くぞ!!!我らコパン魂が帝国を潰せ!!!!!!!」

 押し寄せる馬の大群と槍をたった一人が剣で斬り交わして血の雨を浴びながら瞬間的にルーラシアの関所を斬りあげた。

真聖天創天十賢神序列4位のフルンティング・ティルヴィング・アーシュヴェルガン・ヴィクトラム卿が姿を見せた。

異様な甲冑に漆黒を纏う瘴気に剣裁き。

この男が元エルセリウス四天王の一人。

ダヴィデと共に真聖天創天十賢神を抜けた後帝国側に仕えた。

実力が貼るか上を越えて、ザーロックが緊急用の赤い狼煙を上げた。

「退却だ!突っ込むな!!!!!大剣を軽々しく・・・うっ」

「ザーロック隊長!!!!!!!」

馬が言うことを訊かずに暴れ出した。

「今、楽にさせて上げるね。迷える魂の馬さんよ。迷子の足音が消えた。代わりに祈りの唄を歌おう。続く者の灯火に炎にならないよ。永遠の闇が苦しませてこの様だ。」

 フルンティング卿の勢いの覇気にザーロックが固まる。

(何という青年・・・この者俺が55年間生きてきたけど見たことがない。流石エルセリウス最凶の10人の1人・・・・殺されるかも知れぬ)

 ザーロックの言うとおりだ。

この静寂さが怖い。

青年の大剣の軌道を読んだザーロックは双槍でフルンティングを押し寄せた。

「風雷王の(Der König der Donner der Wind)大蛇顎(Python Kiefer)」

 風を起こし雷轟も纏わせた双槍を挟み貫くが上空に飛び青年の大剣が大地の地表を吹き飛ばす。ザーロックの槍を片手で受け止めたフルンティングは大剣であっさり斬った。

「魔王の王(Der König der Teufel)龍銃剣(Drache Bajonett)・神殺王(Gott geraten König)銃拳(Fist of the gun)」

 青年の大剣がザーロックを宙に飛ばし天に穿ち槍は折れてザーロックは全身骨折の重傷に無数に叩き付けられた拳の弾丸とザーロック隊壊滅。

青年一人が制圧して乾いた大地を歩いた。

 あの技は大剣と拳の併用技で相手を瞬殺できる技。

フルンティングが編み出した技だが、元々はクレアの子ミカエルが使いVの名を持つ一族は別の意味で呼ばれる。

「神を殺す者と(Unddiejenigendie Gott zu töten)神の血を継ぎ(Und das nächste das Blut Gotte)世界の敵(Die Welt des Feindes)」と言われるのである。

青年が乾ききった大地を歩いていると弓矢の雨が降り注ぐ。

「久しいぞ。フルンティング卿」

「ん?誰ですか?僕は知らないな。」

「序列3位のアレインだ。」

 アレインのエルフ族が待ち構えていたのだ。

青年も大剣を地面に突き刺して跪く。

「弓矢射撃隊(Arco e freccia di ripresa Corp)前衛構えろ(posizione d'avanguardia)!」

「突撃開始(inizio Assault)!!!!!!!!!!」

 アレインが馬の乗りながら指示するとエルフの男性と女性は前衛と後衛に別れて弓矢を構え、長剣を腰から抜きフルンティングもやれやれとしていると、ダヴィデが到着した。

「モタモタしているな、皇帝の眷属である御前を捜し回ったぞ!」

「御免ね。古き友よ。アレインが居る。どうする?」

「アレインか?俺がやるよ。皇帝を妨げは俺に任せろ。御前は進め。ルーラシアの城郭城塞は最凶の防衛だ。」

「あいよ」

 青年は大地を進みダヴィデが馬を下りた。

ダヴィデはソロモンを握りアレインも槍を構えるがその速さと力に押し潰されそうになるが、アレイン自身蒼天八極神ルーラシアの産みの母親。

アレインが本気を解放するのに全ての魔力を解き覇気を纏い自らを神化させた。

神の力を得ることに、倍の力を発揮できる。

 アレインが槍を地面に突き刺すと業火が燃え上がりアレインは双剣を構えた。

「双龍双刃(Twin ein DracheDoppelklingen)」

「聖王聖槍(König Seong Heilige Lanze)爆裂銃創(Explosion Schusswunden)銃拳(Fist of the gun)!!!!!!!!!」

 ダヴィデのソロモンがアレインを天空に穿ち全身に貫かれる槍が肉体を裂けるように血が溢れ滲みアレインは崖から転落した。

「イクイイイイイイイッグゥ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

「・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」

 アレインは喘ぎ全身傷だらけで双剣を落とした。

ダヴィデのソロモンは握りその最期の一振りの処消えた筈の序列5位エルィレム・ド・ガイノス・リドフォール卿がアレインを護った。

「間に合ったよ。間に合ったよ。エルフの鷹は賢いね。直ぐに場所を見つけられたわ」

 この異様な佇まいで長剣を手にし、ソロモンを弾き返したのが、長らく消息が掴めずに世界の管理者不明者リストに掲載されているエルィレム・ド・ガイノス・リドフォール卿である。

長い白髪に灼眼で左頬から左目に十字架似た幾何学紋が刻まれ、左耳に羽根飾りを付けた黒コートの男が手を差し伸べた。

「アレイン?立ち上がれ。手を貸すぜ」

「死んだ筈のエルィレム卿・・・・何故来た?」

「真聖天創天十賢神に全員に緊急連絡魔法で全員の位置情報が頭に浮かんできたわけだ。」

 ダヴィデとしても気にはしないがソロモンを構えるとエルィレムは欠伸をしながら長剣を鞘に戻した。

「サシだよ。サシ・・・ダヴィデさんも冗談キツイよ。ダメに決まっているじゃねぇか。俺はダチの為に剣を抜くか」

 この男はエルセリウスではなくネルセリウス出身の異教徒だが、エルセリウスの神に誓い現在はこの世界の為に剣を抜く。

「魔王銃王(King of devil gun)獣銃拳(Faust der Waffe des Tieres)・剣王神(Gott des Schwert des Königs)」

 剣を抜いた同時に、鞘を持ち天まで届き地面まで叩き潰す鋼鐵の腕の拳と鮮血の閃光の一撃がソロモンを跳ね返し強打の拳がダヴィデを吹き飛ばしダヴィデは気を失うくらいに覇気全身肋を全て折られた。

「はあ・・・ああああああああああっ・・・・うっ・・・ぐっ!」

 ダヴィデを吹き飛ばしたエルィレム・ド・ガイノス・リドフォール卿。

Dの名を持つ騎士。

アレインは起き上がり剣を構えた。

「先は痛かったぞ。ダヴィデ」

 ダヴィデとの抗争と同刻にダイン達は迫り来るアイゼンガルドと闘っていた。

「クロス・トライデント・グレイヴ」

「魔王の鉄腕(Astro Satans)豪剣(Australian Schwert)」

 アイゼンガルドの大剣を双剣で庇いきれずにダインは歯を食いしばった。

「うっ・・・・あっ・・・うっ・・ぐぅ・・・あっ」

 ダインは双剣で振るいアイゼンガルドの目がダインを睨んだ。

「父に似ている。母も。」

《クククククククク・・・・さっ。主の裁きだぜ。皇帝殿下》

《ヤハウェー?神を人格化して神格化した武器を所持ね。流石よ》

《マジで逝っている場合じゃねぇよ。ダイン?》

 ヤハウェーを大剣化したアイゼンガルドにダインも剣戟が続くが、剣戟の影響とダインは双剣を握りアイゼンガルドの剣戟にその力が平原を凪ぎ飛ばす。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

「いうっ・・・うっ・・・・ぐっ・・・・ああっ」

 ダインも押されていると背後に剣を突き足蹴りで交わすとアイゼンガルドの弩級の一撃にダインは双剣を鞘に戻し巨石に隠れた。

《一旦は体制立て直す》

「ああ・・ハア・・・チッ」

 ダインはバルムンクとアロンディーンを構え直した。

「ダイン!ダイン!ダイン!ダイン!ダイン!ダイン!ダイン!ダイン!」

「クロス・トライデント・グレイヴ」

「エターナル・ディバイン・ジャッジソウルグレイヴDⅥ」

 ダインは背後に突き連続剣からの閃光の衝撃波を放ち紅蓮の業火で燃え散らした。

ダインはアイゼンガルドとの攻防の中で、次々と帝国への進撃にアイゼンガルドとの最中にウルズが来て煙管を咥えながら杖をつきダインは一歩下がった。

 死んでしまうと言う感覚が全身に伝わってくる。

「グレイヴ!」

「聖王壁(König Seong Wand)」

 全てがバリアで跳ね返された。

ウルズは魔導士。

皇帝の知恵で在り頭脳である。

ウルズの魔法にダインは剣で跳ね返して魔法を剣で斬る力で押し切れない。

(やばいぜ。やばい・・・バルムンク?アロンディーン?限界超えろ!!!!)

「さっ。どうすることじゃ?」

「ウルズよ。御前等は先に行け。ダイン・ヴェスタニエは目障りな人間だ。Vが嫌う。」

「はっ。皇帝殿下が言う以上・・・・」

 ウルズは杖をつきながらルーラシア領土内城郭に侵攻中。

アイゼンガルドの大剣がダインを追い込む。

皇帝の大剣を読めたダインは剣を鞘に納めて拳でその隙に馬まで走り、手綱を引き皇帝の大剣が馬の頭をはねてダインは地面に叩き潰されて、皇帝に首を鷲掴みされた。

「ううっ・・・・・ああああああっ・・・・・ぐううっ・・・・ああ・・・・・おっ」

 ダインはクレアを叫んだ。

「クレアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!」

 Vの名を持つ人間はクレアの力を解放すると同時にティアも可能となる。

金髪が白髪に灼眼と変わり果て上半身裸で黒コートが漆黒の翼と生えてバルムンクとアロンディーンに最大限度の魔力解放によるダメージとアイゼンガルドも愕いた。

「時間の無駄だぞ。俺を遣れるヤツは居ない?」

「うるせぇー、アイゼンガルド!!!!!!!!!ルーラシアに喧嘩を売るヤツは俺が全員ぶっ潰す」

 ダインはまだ不安定だが、クレアの覚醒とティア併用による影響が全身に伝わり、驚異的神速でアイゼンガルドを吹き飛ばしアイゼンガルドの甲冑はボロボロに粉々に砕け散りその長身の躰に、ダインの奥義が炸裂した。

「クロス・エインシェント・グレイヴ!!!!!!!!!」

「魔王の世界(Satan der Welt)!!!!!業火滅(Feuer Blinken)槍剣閃(Der Flash-Schwert Speer)」

「新世界(neue Welt)!!!!!!!!!王巨人銃獣(König Riesenkanone Beast)鉄拳滅(Und blinkt eine Faust von Eise)王双刃(König Doppelklingen)」

「クレアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 クレアの子はVを継ぎアイゼンガルドの脅威の大剣を片手で受け止めた男の名をダイン・ヴェスタニエ。アイゼンガルドも大剣を担ぎその目は皇帝の目だ。

 ダインはその平原で己自身の究極技をアイゼンガルドにはなった。

「Wird von Claire mit uns in die Seele des Tränen-Tier-Spiel Mädchen Mau Kriegstoten der Blitze eine Hexe schwören am Kreuz Grab des Stahl Tetsu König blink König von Eisen Erschaffung der Welt, multipliziert der Seele an diesem Schwert, Chile an den Kaiser von Claire」

ダインが唱えた超絶究極詠唱魔法の一つにクレア書に記載はされているが、Vの名を持つのみにしか唱えることしか出来ない世界の管理者指定のブラック・リストに載っている禁忌魔法だ。

 クレア書第25章32節『神の人間天を穿つV』

《鉄の王よ!滅王の鋼鐵の十字架墓に誓え!魔女を滅、世界の創造のクレアとその涙ティア戦乙女舞う戦死者の魂にこの剣に我の魂懸け、皇帝よ!クレアに散れ》

《Wird von Claire mit uns in die Seele des Tränen-Tier-Spiel Mädchen Mau Kriegstoten der Blitze eine Hexe schwören am Kreuz Grab des Stahl Tetsu König blink König von Eisen Erschaffung der Welt, multipliziert der Seele an diesem Schwert, Chile an den Kaiser von Claire》

 この魔法がアイゼンガルドの命取りだった。

「流石は憎きヴェスタニエだな?ぐうっ」

「ハア・・ハア・・・・ハア・・・ハア・・・ハア・・・ハア・・アア・・・ハア・・・ウッググゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・」

 高度の魔法は平原を瞬間的に消滅して光りの柱がアイゼンガルドを貫き陥没した大地にアイゼンガルドは全身撃ち抜かれて気を失いボロボロで・・・斃した。

ダインは剣を拾い上げてルーラシアを目指した。

全身から力が抜けていく。アイゼンガルド撃破。

刻天剣十二神帝がルーラシア城外に侵攻。

食い止めるのが、アーヴァンへルムとダーヴァンヴェルグに加えてガンダルディキア政府のハーディアスの三人が壁の上に待ち構えていた。

アーヴァンへルムは、布巻一枚に黒コートを着て、槍剣を装備した。

「やれやれだぜ。刻天剣十二神帝のお出ましよ」

「ハーディアス?前衛を指揮しろ」

 アーヴァンへルム隊が壁の上から迎撃した。

「おい、おい、おい、敵にぶち込まれてもぶっ込まれても中に、ケツに、出されても膣内が穢されても生き延びたら生きろ!生きろ!!!!じゃぁーよ、」

 アーヴァンへルムの槍剣は4尺の槍型の剣。

アーヴァンへルムの壁の内側に飛び降りると、サンデーが短剣と長剣でアーヴァンへルムを突き上げた。

「D・HELLMEN'S・CROW」

 突き上げからの短剣と長剣を受け流しアーヴァンへルムの槍がサンデーの頭上を狙い定めて貫くと漆黒のかぎ爪がアーヴァンへルムの布を破りコートで隠したが、ダーヴァンヴェルグの魔法陣が完成してサンデーが舌打ちした。

(不味いよ。ウルズさん遅いね。これ、ケーオー寸前よ)

サンデーも渋々だが、短剣を終ってダーヴァンヴェルグが合図した。

「Per la creazione del mondo a costruire la fine e la morte degli dèi nostra anima Claire e lacrimogeni dell'anima nella catena di questo fuoco infernale di assurdità e dello zero assoluto l'anima al più distruttore questo mondo Ricostruire lo Spirito di Claire e lacrima! ! ! Benedici cavaliere re Artorius Spirito Santo ed è sceso nel mio sangue,」

 ダーヴァンヴェルグの最上位魔法を壁の上から詠唱するとサンデーに光りの鎖が全身を縛り絶対零度の氷結に封じられ業火に煮られサンデーは干からびた状態で魂を浄化された。

「第四始祖魔法La rabbia di formula Claire assolutamente congelamento」

 古代魔法を得意とするダーヴァンヴェルグがベルトから銃弾を装填してサンデーにぶち込むとサンデー撃破。

サンデーを引きずりウルズが治癒魔法で回復させた。

「治癒魔法ベオウル・ガル・ケア」

 ウルズが杖を置いてボロボロで心臓にダメージを受けた心筋が弱まっている脳死状態のサンデーを回復させた。

ダーヴァンヴェルグは壁の内側に降り立ち銃弾をチェックした。

「銃なら撃てるわ。私はこのルーラシアを護る司祭。」

「婆は五月蠅いな。」

 ウルズが舌打ちして杖を握り締めて魔法戦争が始まった。

「第一魔法階梯アルブラケゥトス神“焔王の鉄槌(HammerdesKönigsvonderFlamme)”」

「天喰魔法天喰龍(Himmel essen Drachen)星龍天(Die Sterne am Himmel Drachen)雷牙(Fang des Donners)!!!!!!」

 ウルズの業火の炎の鉄槌が壁を燃やし尽くし、ルーラシアの強固な壁に皹が入るのをダーヴァンヴェルグの天喰魔法は名前の通り天を喰らい神を殺し神に従う禁忌魔法の上位クラス級の魔法である。

その中でも、天喰龍星龍天雷牙は龍が星を喰らう隕石の衝突と大地が爆発で大炎上の魔法で、ルーラシア市街は市民がパニックで大騒ぎの処をハーディアスが先導した。

「おい、おい、パニックになるから騒ぐな。ヘイヘイホー」

「ハーディアス様!」

「ハーディアス様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「ハーディアス様・・・街が燃えている!子供がまだ中に・・」

 母親が泣き叫ぶ。

瓦礫から子供の声が聞こえてくる。

「うわぁん、うわぁーん、うわぁーん、うわぁーん、ママ!ママ!ママ!ママ!ママ!誰か」

 ハーディアスの長剣が可憐に美しく瓦礫を斬り子供を抱いて母親に渡し終えると、ハーディアスはダーヴァンヴェルグの元に駆け付けて剣を構えた。

「アンタ一人じゃ心細いだろ?」

「俺の力貸すよ。ルーラシアの長男である俺が親爺を超えてみせる」

 ルーラシアのしがいが戦場になるを察したルーラシアは残りの真聖天創天十賢神を待った。

全員来てくれるのが今回の山場だが以前全員音信不通と詳細が分からない。

 ルーラシアサイド

ダインがテントに運ばれて数日が経つ。

全身骨折に神経損傷に加えての危篤だったがエイボンの弟子で、序列9位のスレイヴァル・ヴォルガニック・アーシュス殿の実子ノーン・グラティッシュ・フォルムという長髪白髪隻眼黒コートの青年が治療した。

「まっ。命は大事ねぇよ。つうか、俺も軍医としては始めてだよ」

「それは申し訳無い。ノーン。アーシェス様の場所は言うよ」

「母上も多田でさえあの人は戦闘嫌いで有名とコミ症なのに・・・・ひでぇーよ、アンタ等は」

「ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・悪い」

 エイボンが陣屋で策を練っていると同時にルーラシアも地図を広げてチェスの駒で、敵陣を崩しながら味方の劣勢に於いて大陸の侵攻は食い止めたいがここ最近劣勢が続いていた。

ルーラシアは頭を抱え込み、駒を戻しては置き策を練っていると二頭の馬が陣屋に着いた。

 馬の音だ。

大男二人中年男性と青年男性が汗だくで甲冑を着たままで陣屋に入りルーラシアに挨拶した。

「遅れて申し訳御座いません。国が大事なときに職務は終了。」

「二人が無事で何よりだ。刻天剣十二神帝を駆逐開始の殲滅は遣るぞ!」

「はっ。では行きます」

 ガウェイン・アーヴィングとマジョルカ・コパン・ザーロックが着きルーラシア郊外では、騎士と魔導士の屍が転がっていた。

ダヴィデとの死闘が続く西側の一帯ではフルンティングの長剣でゴートも一息つき剣を構えていた。

「やれやれだぜ。マジか」

「闘いに集中だよ。ゴート君集中よ。ゴート君」

「うるせぇー、ダヴィデの突破でアレインを抱いてイケよ。しんがりなら俺がやる」

「オーケーツー」

 フルンティングが魔力を解いた。

《マスター?出来れば魔力を戻した方がお体に気が触ります》

「ううん。ダヴィデは時間を自在にやる男だ。俺はこいつの先輩だ。読めるぜ」

「アーシェス!アレイン!良いからフルンティングに全力全身全霊の技を遣れ。俺もよ。」

 アーシェスもアレインもフルンティングに攻撃した。

「究極魔法オルラ・ディ・アスヴィヴァル!!!!!!」

 フルンティングに世界の衝撃波と大地が崩れて瞬間的破壊魔法の宇宙からの極大ビームを全身に受け流しと、血を吐き全身ボロボロでズボンもコートも破れた。

踏ん張って剣を構えた。

「聖王聖槍(König Seong Heilige Lanze)爆裂妖精王(Explosion Märchenkönig)逆鱗獣王(Wut Beast King)銃拳王(King of gun Faust)魔槍(Spear von der Magie)!!!!!!!!!」

 アレインや歴代のエルフ族長伝承子々孫々潺々に伝わる究極奥義。

フルンティングに無数の斬影斬撃の幻影の槍を受け流し槍が天を穿ちフルンティングは激しく大地に叩き潰されて臓器まで槍が貫かれて、下半身から血が流れるが、ニコニコで笑っていたフルンティングに留目をゴートの心臓に貫き全身からスパーキング状態で、今までの攻撃を蓄積してダヴィデが勘づいた。

「まっ・・・まっ・・・・まっ・・・・まっ・・・まさか!?リベリオン・オーバー・カウンタードライヴ・・・お・・・おっ・俺の予想を超えたか。フルンティング」

「ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・・・・まっ。俺も。俺でこれはこれでヤバイ賭だぜ。ミスしたら俺死んでしまうからよ。全員分の攻撃分フルチャージが終わった。大人しくおめぇーをぶっ潰してナンパ!生ハメ!即ハメ!ホテルに連れて俺のギンギンカッチカッチ暴れ牛を女の穴にぶちこまねぇーと気が知れねぇ!!!!!!!!」

 ダヴィデを吹っ飛ばしてフルンティングの閃光の瞬殺剣がダヴィデを吹き飛ばし天に穿つVの剣がDを終わらせた。

フルンティングは満身創痍で終わらせた。

「お疲れちゃんちゃんこ。」

「おうよ。ゴホツゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」

「相変わらず無茶が多い男だ。」

「申し訳御座いませんでした。フルンティング卿」

「アレインもアーシェスも美人で既婚者。残念だぜ・・・未処女なら俺がこの闘いの後にぶち込んで、二人とも大量の潮吹きで絶頂、昇天にヘヴン目前までだったけど、俺は人妻に興味は無い。見込んで、処女で、きゃわいいネェチャンが趣味よ」

 笑う三人にフルンティングは起き上がって水素水を飲み陣屋に帰った。

ダヴィデはこの闘いでやられたが彼は傷を負いながらも生きて居た。

重傷者が日々日々増え続ける中でルーラシアはもう耐えきれなかった。

陣屋を出てルーラシアが炎上するのに涙が零れた。

「エイボンよ?そろそろ我慢が限界だ。ガウェインとザーロックを呼んできてくれないか?」

「了解致しましたわ」

 ガウェインも敵陣に行ったきり戻ってこなかった。

「焔獄(Dem Gefängnis des Königs)王の(von der Flamme)崩剣(Sword of Zusammenbruch)!!!!!!!!!」

 焔を纏い地獄の炎が燃え上がる市街地にガウェインは血を吐き捨ててレヴァンテインを握りとことん追い詰め刻天剣十二神帝もバラバラに応戦していた。

帝国兵全員を斃すのも時間が係り、門が破られた。

レヴァンテインは炎の剣で炎を消費することで、威力を高める。

ガウェインは降り注ぐ雨の中でひたすら闘っていると坂道で足を滑らせた。

「おっ・・・・うっ・・・・があああっ・・・・おっ・・おっ!!」

 ガウェインが傷つき必死に陣屋に戻ろうとすると意識が途切れた。

「俺は死ぬのか?死ぬのか?死ぬのかよ・・・」

《だから言っただろ?無茶し過ぎよ・・・無茶しすぎ》

「・・・・大丈夫だ。大丈夫だ。急ぎ知らせを死に逝くぞ」

 ガウェインはこの西側では酷く有名で《鮮血の焔獄騎士》と呼ばれる程恐れられている。

ガウェインは起き上がり剣を担ぎ陣屋まで行くと帝国兵が門を突き破るのを止めた。

「イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!イケ!」

「突撃(Angriff)!」

「焔獄龍(Drache Gefängnis der Flamme)鉄槌(Hammer)インフェルノ・ア・アンネローゼ・グレイヴ」

 ガウェインを阻むのがサンデーとウルズだ。

「退いていろ。サンデー、憎きベルガモットじゃ。」

 ウルズの杖が四方を囲みボロボロで破けた魔道書を開く漆黒の瘴気で鎖に繋がれた魔道書を読み全魔力掻き集めてガウェインも絶望が見えた。

《O il mondo Sarà presente Nome Nella parte superiore della Ricostruzione? Signore, Rispondimi, sangue Nelle Irving Gawain Irving E stasera per Rientro all'inferno. Claire dell'anima e lacerazione dell'anima bianco spazio-tempo trascendenza, ottenere outta quest'anima nel regno di Dio in this spada prima Che il mondo finisce!》

 とウルズの魔導でガウェインは死を恐れずにもレヴァンテインを握り紅蓮の焔を纏い、古の魔法ですら神殺しの剣であるレヴァンテインで切り裂き、陣屋前にガウェインは魔法を剣で吸収した。

魔法を斬り、難を逃れたガウェインにルーラシアの馬が駆け付けた。

 ガウェインの手を差し伸べてルーラシアは久々にフレイヤを握った。

「や~よ、手を貸せ。共闘だ。ウルズとサンデー突破だぞ。」

「申し訳無いです。ルーラシア王、俺が強くないばかりに」

 ガウェインは立ち上がりレヴァンテインを構えて残った焔の力で燃え上がった。

「Di costruzione creazione delWelt」

 ガウェインが好きな言葉でレヴァンテインとクレアを同時解放させて自身の肉体も超神化させた。ガウェインは緋色の髪の毛が長髪の白髪に業火を纏うその姿に、ルーラシアも久々に剣を握る。

「クレア解除・・・」

「ティア解除クレア階梯バスターモード」

 KnghitsOFDarknessで唯一バスターモード取得しているガウェインは焔を纏いレヴァンテインを構える姿にウルズとサンデーの二人にザーロックも飛び込み参加した。

「やれやれだぜ。三人相手とは」

 ディだ。

ディは双銃に銃弾を装填して真紅のコートで門まで登ってきた。

「ディ!?」

「ダヴィデが負けたよ。フルンティングが勝者だ。俺が来たから君らはサポート頼む」

「何をいい気に言う。ワタシハながら皇帝殿下をお支えしてきた」

 ルーラシアが戦場に居る頃ダインは救護テントでチューブに繋がれていた。

ノーンが治療を行いダインは救護テントで寝ていた。

フルンティングもゴートもアーシェスもアレインも救護テントのベッドに数時間も治療をした結果動ける体力までは回復した。

「俺も訊いて腰を抜かしたよ。フルンティングさんは超絶カッケェー、エルセリウスが新たに託した四天王の一人だ。真聖天創天十賢神序列は低いがこの人以上の人は居ないね」

「そうですか・・・強い人か。俺も行くよ」

 痛い・・たたた・・・たたた・・・痛いと地面に転倒するダインをアレインが手を貸した。

「お主御記憶が無いのか?笑えるな。ルーラシアを支える若手が居るだけで私の力は無い。そうだ。ダイン?今晩空いているか?」

「えぇ・・えぇ・・・空いています」

「御前に紹介したい人間が居る。良いか?」

「いいですよ・・・」

 アレインはコートを着て馬に乗りダインも裸だったためにシャツを着てズボンも穿き黒コートを着てバルムンクとアロンディーンを腰に差した。

アレインが紹介したい人物はエルフの処女だがこの者アレイン卿の末妹ユウヒの遺児。

(ユウヒ・ヴェスタニエ)の遺児がアレインの妹であるのとダインに天喰魔法を継承させるのにエルフ族とVを持つ者或いはKnghitsOFDarknessの歴代騎士と魔導士は新月の時に危険日の時に、男女がSEXすることも習慣を守る儀礼に参加しなければ二度と魔法を使うことも、魔法攻撃解除及び魔法を躰に受けたダメージで即死量を超えられれば生きる率が下がる儀式にダインが指名された。

この大陸覇権が続く最中にダインは馬を走らせて、ルーラシアとエルフに繋がる橋の向こう側にアレインが待っていた。

「よくぞ来てくれた。ダイン・ヴェスタニエ?」

「Vの人間は魔法も鍛えられる。天を穿つVはDを滅ぶすと私は予言で訊く」

「アレイン卿?エルセリウス四天王の一人に訊く。VとDの関係性が知りたいのと俺自身これから先に人生を生きて行くのに・・・・どうすればいい?」

 ダインは真剣に考えようとしたが橋を渡るとエルフの里だ。

アレインは正装の服装で黒のスカートにコートを着てフードを被っていた。

アレインの妹名をティアマト・ヴェルシュヴィッツ・アーサー・エキドナ・ヴェスタニエ卿聖天槍騎士の称号を持つどことなく、ルーラシアに似て長い金髪隻眼下着姿の女性が待っているのをダインは固唾を呑んだ。

「これで良いのか?アレイン卿」

「エキドナ殿は貴殿が気に入っている。新月の時にVの者はその身にその血を浴びる。」

「はっ?痛がるわけねぇよ。」

「何故?その事を訊くのか?不思議だぞ」

「アレイン卿?ツヴァイと始めて遣った日の事だけどただ・・・薄い膜を貫いて血は出なかった。奧にあてて・・・それだけだ。血が出る演出はギミックで在りフェイクだ。痛がるのも最初は痛がるがなれれば快楽と代わる。」

「流石はVの人間。安心したぞ。大した器の者がこの世界に現れた。」

 アレインと会話しながら奧に向かった。

《Jæja ég kom mér vel. Það segir þakkir í það. Ég býst manna V. Heimurinn er í Yang Eruseriusu í tengslum við allt að hrynja. Heimurinn er dauði við einnig takmörk. Dyne》

《Nú. Sama eða er það ég veit ekki og Anta, hroki ég einnig sem KnghitsOFDarkness. Og endar í byrjun Það er athöfn á þeim tíma sem þetta nýja tunglinu. Þó fyrst ásamt sársaukafullt að systur, þetta þetta á engan hátt á athöfnina líka》

 アレイン同様に古代語を話すダインも古代語は不思議と脳裏に思い出していた。

アレインが言っている意味は分かる。

里の奥に神殿が見える。

神殿には神官も居た。

ダインはフードを外すと神官達がダインを連れてエキドナが待っていた。

「Við munum sjá þig í Ohatsu.Tiamat - er Courchevel Gerhard Vitz Arthur Echidna-Vu ~ esutanie dag. Ég systir sólsetur.」

「こっちこそ貴重な体験相手が俺で悪い。まぁ。見た目美人で良いじゃねぇか」

「それはダイン卿のお考えですか?」

「さっ。神官が見ている。」

 新月が起こる日にダインはコートとシャツを脱ぎズボンは穿いた状態で、エキドナは少しビクッとして怯えてはいたが、ダインが優しく抱きエキドナの胸をゆっくり揉む。

「痛かったら痛いとハッキリ言え。御前は人形じゃない。人間だ。」

「痛くない!!!!!もっと激しく!!!!もっと!!!!私を満たせて」

 ダインはエキドナを突き落とし激しく手痕が付くくらい胸を揉んだ。

「オッ・・・オッ・・オオオッ・・・ウウッ・・・ウッ・・・アアアアア・・・アアア・・・アア・・・・アアア・・・ン・・・イッ・・イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイッグゥ!!!!!!!!!!!!!!!!」

「ンアアアッッアァンアァァアンオオオオォオオオッウウゥオオッ!!!!!!」

イッてしまう昇天したエキドナに神官が拍手喝采でアレインも妹の様子に安堵した。

 喘ぐ女の淫らな声が妖艶で月まで届く。

エキドナが見せるその妖艶さにダインも固唾を呑んだ。

新月が起こって数分が経ち祭壇に俯せで寝かせたエキドナをダインはエキドナの最も神秘で神聖な部位に押しつけた。

あてがった。

自分も元気すぎるほど勃って居るではないか。

 今この場で女を支配しているのは自分だ。

エキドナを貫き出せば済む問題だ。

(エキドナ?中に出したくない遺志があれば手を挙げろ。御前が苦しんで子供を育つより下らない儀式よりも文化風習習慣のクソ詰まらないよりも自分の人生自分のSEXくらい自分がしっかり意志を持って言え!俺はもうフルに時間は稼いだ。)

「中に入れて!挿入させて!!!!」

「マジかよ。俺は・・・俺は・・・誰も苦しむ顔は見たくねぇのにやるのか?」

「全員見ているわ。アナタが正真正銘のVの人間なら迷わずに私の処女を突き破って子宮口を突く突き上げるはずだ。なぁ?」

「ダメなのだよ!!俺は・・・俺の・・・子供世話誰が面倒見る?」

「天を穿つVと神の天敵D二人の魂が宿命を呼ぶ。ダインとセフィリア?あなた達のどちらかが生き延びて死ぬ。それが世界の答え。Vの人間はこのエルセリウスで生きていく上では私の中に出しなさい。熱い。濃厚。特濃孕み・・・くれ!!!!!!!私を妊娠させてくれないか?」

「Ich wünschte, Gott verzeih mir. Herr, ich bete zu meinen Taten und Sünden. Ein Segen für diese Person」

 首にぶら下げている十字架に祈ったダインはエキドナの足下を抑え付けてゆっくり手で押さえた。

ダインは深呼吸をした。

「フゥー、フゥ、俺はエキドナを犯す。神よこの時だけは赦せ!」

エキドナの中にゆっくり入って行くのをエキドナ自身心臓の鼓動が高鳴った。

「速く、速く、激しく私を壊すくらいにオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!しなさいよ・・・全員アナタの真意を見抜くわ。英雄じゃない場合アナタの首はこの神聖なエルフの処刑場で刎ねられるわ。言い?良いの?」

「アホか。人は人だ。女に手を出せない。万一孕んで文句の取り返しが付かない。一時の感情でSEXして子供産ませるならそれは最初っからしない方がマシだ。俺だけど」

 躊躇する。

躊躇い続けるダインに無理矢理エキドナが上体を起こし馬に跨がった騎乗の体位でダインの口を押さえた。

「チッ・・チッ・・チッ・・・ク・・・クウウウウウッウオ!ショウガアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

 こんな時に限ってダインの心臓の鼓動が速くなりミカエルが憑依した。

ミカエルがダインに成り代わるのか?ミカエルに憑依した時に遠慮無しに慈悲問わずにエキドナに突っ込み二人とも同時に腰を振った。

「ンアアアッッアァンアァァアンオオオオォオオオッウウゥオオッ!!!!!!」

「ンアアアッッアァンアァァアンオオオオォオオオッウウゥオオッ!!!!!!」

「ンアアアッッアァンアァァアンオオオオォオオオッウウゥオオッ!!!!!!」

「ンアアアッッアァンアァァアンオオオオォオオオッウウゥオオッ!!!!!!」

「ンアアアッッアァンアァァアンオオオオォオオオッウウゥオオッ!!!!!!」

「オッ・・・オッ・・オオオッ・・・ウウッ・・・ウッ・・・アアアアア・・・アアア・・・アア・・・・アアア・・・ン・・・イッ・・イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイッグゥ」

「オッ・・・オッ・・オオオッ・・・ウウッ・・・ウッ・・・アアアアア・・・アアア・・・アア・・・・アアア・・・ン・・・イッ・・イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイッグゥ」

「オッ・・・オッ・・オオオッ・・・ウウッ・・・ウッ・・・アアアアア・・・アアア・・・アア・・・・アアア・・・ン・・・イッ・・イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイッグゥ」

「オッ・・・オッ・・オオオッ・・・ウウッ・・・ウッ・・・アアアアア・・・アアア・・・アア・・・・アアア・・・ン・・・イッ・・イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイッグゥ」

 イッてしまう絶頂したエキドナが白目剥き出しでグッタリした。

ミカエルが黙り込む。

先程絶頂時に大量に子宮の奧に膣内に大量に出し尽くし注ぎ込まれるダインの種子を感じたエキドナを見たアレインが、ダインの肩を叩く。

「お疲れだぞ。御前に最期この事で言い忘れた。」

「ん?何?」

「天喰魔法だ。魔法習得をエルフの呪文でダインに習得させるぞ、着いてこい」

 エルフの神聖な聖域に連れられてダインはアレインとエキドナに案内されて魔法習得の為に聖域内にダインを座らせた。

「おい?これでテレビ的にカットや削られても俺のこの苦痛還せよ!!!!!!!!!!これだけ躰這ってAV遣っている以上お茶の間のティヴィーの連中が観る権利がある。」

「さっ。それを決めるのは制作会社や監督助監督演出家の鬼プロデューサーだ。いくら戯れ言をほざいても金出して、生出して、テレビを創る。BPOに引っ掛かるならこの作品は闇に消える。」

「馬鹿野郎!未公開シーンで仕えるだろ?良いじゃねぇか。未公開でおまけだ。逝くぞ、アレイン?俺は帰りたい・・・ゴーよ」

「私はこの作品が無事に放送されるのなら子供達自身大人と男女がどういう風に本能的にやるのかを知らないと教育者ねぇ」

 アレインは杖を置き聖域内は全ての魔法を無効化する。

魔法が無と還す世界にダインを置きエキドナがエルフの教典を開く。

黒き聖書に鎖を解きダインの周りに六芒星が描かれた。

「動くな!ヴェスタニエ!これは歴代KnghitsOFDarkness・蒼天八極神・真聖天創天十賢神・刻天剣十二神帝・魔獄十三神もこの魔法を習得の儀礼は避けては通れぬ。我々はVの血族。D殲滅のDNAが組み込まれている。」

「あっ・・・はっ・・・はっ・・はい。」

エキドナに叱られて正座するダインは目を閉じた。

腕を広げて先程と違う感覚だ。

騎士と魔導士はこの新月の時にエルフの処女を奪い同時に魔法を習得する文化はこのエルセリウスでもここだけだ。

アレインがダインの手をナイフで切り聖杯にダインの血を聖域のクレア神に供えて六芒星が光り出した。

《Það spyr riddari sem erfa blóði V. The Knight í ringulreið sem falla í heiminum er myrkur afturHeimsins kreppu ástand og deyja af the sinnum aftur. Hér er einstakt töfra rót heit Claire Guði send það og töfra sem borða himin einnig riddari og Mashirube-shi heit þessum guðum frá hetja. Borða? faraAlayne og echidna álfar að auglýsa. The blessun og skírn við þennan mann. Í ljósi lampans vonar í heiminum, galdur sem borða himinninn lýsa hár himin til Þín》

と聖書を開き多くの魔法陣と六芒星の中でダインはその身に天を喰う魔法を習得した。

ダインは長き記憶の底に忘れ去られ忘却に沈んでいた魔法を習得できた。

アレインもエキドナ以外に意外なエルフでもキララ・アルヴィシュ・チラヴィル・アルマーニ卿もこの場に居たので挨拶した。

「お初にお目にかかります。ダイン・ヴェスタニです。」

「そうか。ダインか。宜しく。私はキララだ。来たのはあれか?」

 キララは五老星師を知る人物。

五老星師を束ねる世界の管理者最高議会政府直属の聖騎士(アーク・オブ・グラウンド・ロイヤルナイツ)であるキララはダインと話していた。

「現在無条件の争いが起きている。私は流石にやれやれだぜ。ハア」

 キララも休暇を貰っては実家に帰りエルフの議長として政治に参加。

ルーラシアとアイゼンガルドの覇権争い介入は世界の管理者でも問題視だ。

「ダインよ?」

「私もこうは見ても聖騎士だ。魔法は慣れが重要。私と一本遣ってみるか?」

「え?」

 ダインは唐突だった。

キララは既に大剣を構えていた。

ルーラシア大陸全土を知る剣士にダインは固唾を呑み天喰魔法はリスクが高いがここで勝負することに決めた。

「濃い。ダイン・ヴェスタニエ。Vの名を持つ者よ」

「クロス・インフェルノ・グレイヴ!!!!」

 ダインの槍剣は見きっていた。

大剣はチャージ率によって攻撃が変わる。

キララはその身柄に会わずに超神で長い茶髪でスレンダーの間だが、豊満な胸の美人がその大剣の威力にダインは槍剣で、天喰魔法を使った。

「天喰魔法第一階梯エルノ・ヴァ・ラクテラサ!!!!!!!!!!」

 氷と焔の魔法だ。

氷結で相手を凍らせて業火で相手を燃え散らす魔法。

ダインは剣を受け流しキララの背後の隙を突いたが大剣が幻影と消えてダインに一撃が大地に響いた。

「ううううっ・・・・・うっっ・・・・ぐううっ・・・っがああっうう!!!!」

「やれやれだぜ。ロイヤル・ナイツを嘗めるな。Vの者よ」

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 双剣からの魔法のコンボに繋げてキララの周りに六芒星とダインは自分お手をバルムンクで斬り零れる血から世界の管理者黒魔法リストに載っている最上級生法を行使すると間にアレインが入り魔法が消えて、アレインがダインの頬をひっぱたいた。

「この馬鹿者が!エルフ一国消滅させる気か?」

「いっ・・・いやっ・・・天を喰う魔法は俺の心臓まで行き届いた。同時にアンタ達俺を生体リンク唱えたな?クソが。生体リンクは生者にしか意味が無い死ねば解かれる。同時に発動される。」

「ハア・・・・KnghitsOFDarknessでも御前ほど才気ある人間は居ない。ルーラシアも良い人材だ。キララ殿?勝負はゴブゴブで直ぐに戻る」

「はっ」

 アレインは馬に乗ってエキドナを乗せる。

問題としてだが、ダインをキララが背負って急ぎルーラシアに戻りエイボンは一人で策を練りながら闘っていた。

「Öffnen Sie die Welt des Tores! ! ! Mashirube-shi Avon bestellen」

 エイボンが唱えた魔導とルーラシアに眠っていた超圧縮光粒子砲化学兵器バスター・コマンド・セヴン・テン・コマンド零式α初号機で全域と照準を照らしターゲットロック解除。

九億発分の粒子砲を圧縮した爆弾型のビームで、現在帝国全土にビームが射程距離に入りエイボンが解除した。

帝国側は大きく損害被害を受けて数分で大陸は崩壊。

「これで一件は落ち着いた。」

 エイボンがタバコを吸い陣屋を出ると時間全体が止まり帝国は崩壊ではなかった。

誰がこの世界の動きを止めたかと思えば一番マークしていなかった人物で唯一時間を操る男が居た事を忘れていた。

「真聖天創天十賢神序列8位の時間を操り空間再生の達人。呼ばれて飛び出せ、ジャジャジャーン!丸腰宿無しコネ無し後無し先行きが無いジャジャーン!俺だ。リヴェリオン・ヴィヴァンスベルク・ディファニオン・ジェノヴァ卿だ。待たせて悪い。DとVの者だ。俺に時間を止めて再生はできっこねぇよ。」

 長髪バンダナに両耳にインディアン風の耳飾りのサンダルを履くこの男性こそ真聖天創天十賢神8位のリヴェリオン・ヴィヴァンスベルク・ディファニオン・ジェノヴァ卿だ。

孤独を嫌い群れで生きる。

リヴェリオンの指パッチンで時間が止まっていた。

「世界を戻せ。これじゃ殺戮だ。エイボン?」

「では、はっ・・・はっ・・はい。」

 エイボンが世界再構築に時間が止まっている時間内に元に構築は出来た。

リヴェリオンも元の時間を動かすが、水素水を飲み陣屋に入り吹きさらしの小屋で地図を手に取り観た。

「全員市街に行ったのねぇ・・・」

「リヴェリオン卿が来てくれたのに感謝致します。ですが、世界の管理者最高議会政府直属の聖騎士と兼任ですが、まっ。ヴィヴィアンが騎士長の身分でクッ。」

 エイボンはコートを着て世界を元通りした。

リヴェリオン卿が陣屋の畳みに装備一式外して畳で寝た。

エイボンは馬屋から馬を出して門を目指して走った。

ダインも陣屋に着きアレインとエキドナとキララも集まり刻天剣十二神帝を追うように門を開き市街地に入ると狼煙が上がっていた。

「いい加減だぜ。やれやれだぜ」

「ルーラシア!!!!!!!!!!!」

 ダインが叫ぶと門が全開壊されてガウェインもルーラシアもボロボロで闘っていた。

ダインが双剣を抜くと、ウルズもサンデーが戦況的に無理だと分かるとディ・ヴェル・サン・ウルズとはクルズとも西側では言う。

ディ・サン・ヴェルの加勢と分かるとリヴェリオンが大剣を抜き大地に衝撃が走った。

「俺がこの三人止める。行くぜ!!!!」

《天喰魔法習得おめでとう。ダイン?そろそろ俺等もガチで行くぞ》

《私もだよ。自由の代償も私達のこの力が生きる決意ね》

「ディ・サン・ヴェルは俺が潰す。刻天剣十二神帝は俺が駆逐する!!!!」

「クレアァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!ティアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!!!!俺に、力を、紅蓮の焔よ、俺達は地図にも載らない夢の続きを追いかける。ジュリアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!」

 ダインは一時に剣鬼と魔力を解除した。

無防衛ではあるが、双剣を抜き目に写るのは敵の位置と座標が頭に描かれる。

《三神解除とか冗談か?御前自身命が危ねぇ事はするな》

《俺がこのルーラシアを護る。コイツ等をここで生かすとかシネェよ》

 深呼吸してクレア・ティア・ジュリア覇気を覚醒まで数秒まで全身に研ぎ澄まされた感覚とダインは自由の代償を知っていた。多くの血を浴びてきた自分がこの代償を変える為に闘う。

《ダイン?》

《ダイン?》

「バルムンク、アロンディーン、見えたぞ。三時の方向に銃が来る。ここは魔法陣がしてやられた」

 壁の方向に走り瓦礫を足蹴りして鉄門の上に飛び込み双剣で門を斬った。

「自由の代償(Preis der Freiheit)・聖王魔王の(König Seong Teufel)双刃創天(HimmelumeinenKlingeerstellen)創刻剣(ZwillingZeitSchwertzuerstellen)!!!!!!!!!!!」

 双剣で主観的に全てを斬り裂く剣戟と衝撃波で街が吹っ飛び埃舞う市街にダインは、リズムを刻みディ・サン・ウルズ・サンデーをぶった斬り刀身の裏部分で斬り堕とした。

全員白目剥き出しの意識不明。

あっと言う間に片付けたダインの凄さと天を穿つVの力は、Dの意志を継ぐ者と同じで、天を穿ちVとDは同じ。

KnghitsOFDarknessでは、歴代の人間全員Vの名を持つ。

 ダインはこの時に《自由の代償(Preis der Freiheit)》の身を以て感じた。

黒コートには自由の翼をイメージした純白の翼がプリントされているが、そんなのは自由じゃない。黒コートにプリントされているのは剣と王冠に十字架の中央に獅子がプリントされている。

これがKnghitsOFDarknessのコートである。騎士だと。

ルーラシア市街に覇権に集中が劣化する。

今まで黙り込みセフィリア隊が極秘潜入して牙を剝こうとしていた。

徐々に追い込まれていくルーラシアに遂にアイツが動き出す。

 その頃帝國軍の動きに暗躍の世界を動かし変革と反撃の刃が突き動かす。

ロイヤル・ナイツは極秘騎士団で世界にも存在は知られていない。

ヴィヴィアンが痺れを切らしたのと、キララの目に止まっていたのは事実だ。

キララはアシュリー・ロンディナック・ウォーカー卿の妻である。

アシュリーはサイラスの実弟。

兄の死後アシュリーは政府眷属の騎士として動いていた。

その妻キララも政府の監視としてこの場に来ていた。

政府の眷属はエルセリウス六人とネルセリウス六人の編成で社長のヴィヴィアンに任命権がある。

ルーラシアも次なる覇権に対抗するのに大至急市街戦からの奪還を目指すのに陣屋に戻った。

「帝國暦66年11月このままでは大至急緊急事態だ。あれから数ヶ月が過ぎた。政府の眷属として命令だ。容易くね。政府の騎士で現在帝国にいる牝豚から電話だ。」

 世界の管理者からの電子パソコンのモニターからSkypeでヴィヴィアンに帝国側サイドに潜入して敵側と牝豚役の汚れ仕事を引き受けていたカーリーからだ。

「ヴィヴィアン?生きて居る?私だけど・・・アイゼンガルドは現在長期入院中。Vの意志はどう?社長・・・Dはアイゼンガルド帝国中心とした未来構想大規模世界大戦抗争よ。もう、Vの人間居るのは直にばれるわ。・・・・社長」

「分かっているよ。Vの意志はクレア様も同意見。ヴァチカンにも頼むよ。ディゾン君はDの意志を継いでいる。カーリー君戻ってきなさい。潜入もここまでだ。大至急例のモノを捜索して引き上げてくれ?Dの意志とVの意志・・・世界が新時代に向かい変革とその先に人類が生きる道とは考えがたい。」

「ディゾン君と話す。ルーラシアに軍を送るよ。セフィリアが侵略すれば紛れもなく・・・・我々政府の眷属は今日を以て帝国を潰しDの再臨に賭ける。」

「では、お元気で。社長」

 ヴィヴィアンとSkypeを切ったカーリー聖騎士長は混乱の帝国から世界の管理者に還った。

同刻に於いて教主庁も今回の一件に頭が爆発してディゾンはクレア教・ティア教・ディヴェルア教の三教団幹部の枢機卿がディゾンに押し付けた。

「教皇!!!!お待ちを。もう待てません。」

「私が合図出すまで勝手な赦すか、私はDの一族!Vの名を持つ者よ」

「D・・・」

 ディゾンは椅子に座り三教団幹部の枢機卿が来るのをディゾンが剣を抜く。

「進撃だよ。進撃するのだよ。馬鹿野郎。反撃の刃が突き動かすのなら私が前戦で指揮する。マジで、戦況劣勢だったらこの血に意味はねぇぞ」

 ディゾンは決心した。

揺れ動くヴァチカンが信念を貫き世界の為に英断した。

「おおう」

「我らクレア神を捨てるのか?神の仰せに従え!」

「畜生の獣だよ。自由の代償は神に与えるのか?」

「自慰の代償?」

「どうするのだよ?」

「自由の翼に意味はあるのか?ディゾン」

「黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!黙っていろクソ幹部が、私は代々Dの意志を継ぐ。Vの人間でKnghitsOFDarknessに入団して五賢帝の騎士だ。神に仕える私はこの危機にクレア神・ティア神・ディヴェルア神を信仰として信者として私は神を信じる。神は存在する。進撃のヴァチカンは叛撃の教会として、反撃の刃を突き動かす。邪魔だ」

 ディゾンがしらを切り通すと枢機卿が部屋を出て行きバルコニーに出た。

「Etc. non un livello di Toka sempre ragazzo anche di credito. Sono Papa dei primi settemila miliardi di persone di fede Claire Dio Tier Dio-divu ~ Erua Dio. Il che spurgo di ignorare la fede alla volontà ... Dio di D」

 教主庁の壁に教訓が掛けてあるのをディゾンが読んでペンを置く。

教団自体もこんな進撃は代償が大きいが、ディゾンが部屋に隠っていると聖騎士近衛長のニコル・アルヴァリーニ・ドゥ・ウルス・ウルトラ卿がディゾンの部屋に訪れた。

「私もDの意志を継ぐ者だ。Dの力で帝国を斃すとでも思うか?」

「Privo di costi per D è successo. Selezione e il mondo che gli esseri umani di D e V si combattono all'avversario il mondo è crudele. Dizon nel mondo crudele? Ho anche io anche combattere. Sono una donna.」

 ニコルが言う。

共にイタリア語は母国語として染みついている。

ディゾンはクスクス笑いペンを置きパピルス紙をタンスにしまう。

ディゾンはニコル中心とした帝国迎撃に編成をした。

「自由の代償支払ってでも遣れるか遣れねぇかの大勝負だ。自慰も自由も地図に載ってない地図にすら無い場所でも夢を追う馬鹿も居た。私は風を切り裂いてでも、自由の為にクレアの為にも死ぬ気でこのヴァチカンの騎士としてルーラシアに行く!!!!!!!」

「昔からディゾンは滅茶苦茶だぜ。やれやれだぜ」

 ディゾンは執務室から甲冑と木箱に収められていた黒コートを出した。

その黒コートは剣と王冠と十字架の中央に獅子がプリントされてあった。

ディゾンの首には先祖から伝わる十字架のペンダントをぶら下げてバルコニーに出た。

「ニコル?神の主が言う。私達は自由の代償を払う時が来た。代償のツケの清算にこのヴァチカン代表として新時代の変革とするなら私は風を切り裂いて、牙を剝いて、取りが駆け上がるのなら私は目先でもその先に、鶏が飛ぶためにこの本能をぶち込んできた。雲の上に向かう」

 遂にディゾン・リアレストがルーラシアに遠征と決まった。

同時にヴァチカンは聖騎士の軍を傭兵としてその指揮をウォーカーに委託した。

「力で上がれるかよ。無茶だよ。ディゾン?俺は確かに兄さんと違うのが、僕は力が苦手だ。風を切り裂いてでも進むよ。僕にも自由の代償を払い済みだ。その殻を破るのに地を這うのに本能で僕は動く。自由を求める時代はその先にある。未来の国だ。僕達に未来があるのならディゾン?今回の指揮は引き受ける」

「アシュリー?任務帰り御苦労。私のために引き受けてくれる分私も闘う。アシュリー?ルーラシアには明後日でも着く。その先の未来に僕も観たい。僕もDの意志がある。Vの意志もある。僕は力では苦手だが、最小限の犠牲を払いセフィリアを討つ。行こう」

 ディゾンと帰ってきたばかりのアシュリーと手を握った。

DとVがどういった関係で《意志》とは?遺された者の灯火の遺志を継ぐとは、それがエルセリウスとネルセリウスが創造される前の宇宙空間時代に遡る。

クレアとティアが存在する前に宇宙時代に銀河系から何億光年から離れた小惑星に、地球に似た惑星の生命が存在する星に世界は宇宙と密な関係と新時代の扉を開けて宇宙時代の知恵と知識によって宇宙で魔法の根源とされる。

炎と水と大地と空気が宇宙大爆発の原理ビックバンの一説の仮説に唱えるのも一つだ。

世界が創造された惑星に出来上がった時にエルセリウスもネルセリウスも最初は火山の火口の爆発で水蒸気から水が誕生し海に変わった。世界が出来る前に、

神は二人を人間に其処から産まれてきた系譜としてDとVの名は、クレアとティアから名前はクレア・ヴァミーリオン・ヴェスタニエとティア・ドゥ・ユーグ・エルヴィディヴェルトの名をVとDの遺志と決めた。

それが最初であると、ディゾンは教主庁の極秘閉架書架に存在する。

そして、唯一人間から神に代わり神から人へと龍神にその身を売った神が、ディヴェルアがクレアもティアと違い、ヤハウェーの信仰とネルセリウス創造に力を貸し創造・龍・炎・死と闇の神としてヤハウェーの眷属としてネルセリウスにその御霊共に葬った。

ディヴェルア・ドゥ・アスガルド・ミッドヘルヘイム卿が帝国の全身アニータ・スキルソンの先祖として其処から邪悪な魔導士の一族と、アイゼンガルド創始に尽力を尽くした。

己自身死の魔法で二度と死ぬことも赦されずに冥府に今も居る。

代わりに、龍神としてネルセリウスの宙を舞っている。

 クレアはVの意志としてティアとディヴェルアはDの意志として世界を二分化させた。

ディゾンと、アシュリーはそれぞれの思いを背負ってルーラシアに馬を走らせた。

「はっ!はっ!はっ!」

「はっ!あああっ!はあっ!行け、走れ!風を切れ拓け!自由のためだ!!!!!!」

 ニコルも近衛長の仕事で馬を走らせて三人ともヴァチカンからルーラシアまでのルートを最短距離で走り二日後に陣屋に着いた。

帝国にいるカーリーは例のモノを探索して帝国の大聖堂エルメニア・グラン・フィオレンティーナ大聖堂にクレアの聖骸布とティアの聖骸布と一緒に聖槍が安置されているのを奪い返して、カーリーは世界の管理者のヴィヴィアンが待つ社長室に帰った。

「社長・・・ハア・・・ハア・・・ハア・・・ハア・・還ってきました。例のモノ」

「お疲れ様だよ。カーリー君。今日は休みなさい。是さえ還れば問題無い。」

「元々この世界の聖遺物だよ。神の貴重な遺物だ。カーリー君?暫く休暇でもしなさい。代わりにアシュリー君に任せる。彼は仕事熱心で仕事を愛する誠実な男で、サイラス君の弟だよ。ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・」

 笑う社長は戻ってきた聖骸布と聖槍を手に取り箱に鍵を掛けた。

「カーリー君。悪い。銀行にこれを保管して貰い行ってくれないかな?」

「ヘイヘイヘイホー」

 カーリーは帰り際に世界の管理者本館から8000㍍先の険しい渓谷の銀行にこれを保管した。

銀行がクレア・ウェルト銀行の最深部にこの遺物を保管して帰っていた。

 ルーラシアではマジュリアが重傷で救護テントに運ばれていた。

「マジュリアの兄さんもダンナも無茶しすぎだぜ。オーバーな力は抑えろ」

「ノーン?迷惑かけて済まない。」

 ノーンはこの半年近く軍医として主に陣屋で治療を行っていた。

(不条理だぜ。大陸覇権戦争時代が続くのにも限度がある。勝つのがルーラシアの手勢が劣勢。一方帝国側が進撃と反撃の刃で突き動かしてきた。たくよ、やんごとなきだぜ)

 ノーンは治療に集中した。

目の前の患者に命懸けて助けるのが医者である。

帝國暦66年11月

アシュリーとディゾンがルーラシアに着いた。

「ルーラシア帰ってきたぜ。帰ってきたぞ、返事しろ、おいおいおい」

 アシュリーは久々のルーラシアに帰り市街地区の城郭と城塞の修復を指示した。兵も疲れ切っているので、テントで寝込んでいた。

「ルーラシア?死んでねぇのか?生きて居るよな?来て遣ったぞ」

「ディゾン教皇申し訳無い。」

 謝るルーラシアは痩せ細りコートを着ては戦況をチェスの駒で思案していた。

「五賢帝が遅すぎる。なっ。ディゾン?」

「私の本業はヴァチカンの教皇職なのよ。副業がてら五賢帝でボランティアしているの」

 ディゾン・リアレストの名は正式にはディゾン・ドゥ・ユーグ・ヴァーミリオン・ヴァン・リアレストの名でDとVの名を持つ者と遺志を継いでいる。代々の教皇は名前に、DかVの名を持つ者に後継者として遺志を継いでいる。それこそがDの意志とVの遺志である。

「世界は残酷でも家族は失わせない。私が最善の御力をルーラシアに貸す」

 純白のコートに聖十字架に騎士と剣に薔薇が刻印された甲冑とコートを喜多郡が一列に並び旗が揺れていた。

旗印に教皇を意味する聖十字架の刻印。

ディゾンの部隊が陣屋に来ていた。

 ディゾンは剣術に関しては剣姫である。

「有り難いよ。ディゾン様」

「直ぐさま兵を立て直し行動するよ。世界が崩壊間近だ。」

「・・・・・・・何とも言えぬ状況だ」

 ルーラシアはディゾンと話し合っているとリヴェリオンやフルンティングが跪き十字に祈った。

ダインが陣屋から出てニコルが来た。

「ヴェスタニエ様!お待ち下さい!ディゾン様と後でお会いになれますか?」

「だよね。ディゾンに会うよ。記憶喪失の鍵になるかも」

「はっ!貴殿もVの遺志を継ぐ御方です。DとVの統合は誰も果たせなかったことです。」

「おうよ、俺もVの名だ。クレアは俺を救ってくれる。」

「貴殿は現在騎士見習い。エクスワイア・・・・ひよっこ饅頭のキミが?」

「まっ。」

「本日以降騎士見習いから騎士に昇格と聖騎士を叙位と見なす」

「マッ、マッ、マッ、マッ、マジンガー!!!!!!!兄貴!!!!!!!!!!!!マジンガー」

「えぇ。正式なことは教皇様がお会いになってダイン・ヴェスタニエ卿を騎士として尚且つVの血族とされた場合アナタに所領と部下を任命される権利があります。」

「ようやく・・・か。ようやく・・・俺も騎士だ。記憶ないばかりにこき使われていたけど俺も騎士だ!」

 ダインは会釈してコートを脱ぎ水道に行って顔を洗っているとガウェインもザーロックも来た。

ダインはウソ理に並んでいた。

ガウェインが顔を洗い退いた。

「誰かと思えばダインか?」

「ガウェイン・・・俺は記憶ない。悪い」

「きにするな。」

「そうだぞ」

 ザーロックだ。

ダインは顔を洗い干して熱したシャツを着てネクタイを締めて足湯があるのでそこで足を洗い暫く考えていた。

《ここからが正念場だ。》

《御前自身Vの遺志を継ぐ人間だ。クレアが死んだ理由は色々とある》

「バルムンク?アロンディーン?Dとか誰だよ?」

「所謂テンプル騎士団の歴代総長は全員Dの字を持つ。Dの遺志は受け継がれて行く。俺が人間だった頃よ・・・ダイン?Dの名を持っていたぞ。」

 ダインの前に長身の男性で長い金髪に傷だらけの男が居た。

「名前はヴァンだ。バルムンクが俺の御霊だ。極稀に人間に戻れる。俺が御前を育て上げた。俺を知るアガートラームは稀代の騎士だ。ヴェスタニエ家は不思議とDとVを持つ。世界が終わるその寸前にDは天を穿つ。Dは世界政府眷属の物語だ。Vは自由の代償を支払う代わりにダイン?御前も気付いている。セフィリアは危険すぎる。DかVなのかも知れねぇよ。生き残る率は半々だ。さっ」

 ヴァンが青い刀身のバルムンクに戻った。

ダインは立ち上がり陣屋に行くとディゾンが手を振った。

「俺は歩み続ける。世界は残酷でも人だって希望は失われずになかったら人は強くなれる」

 ダインはそのコートに袖を通した。

剣と王冠と十字架に獅子のイラストエンブレムは騎士である前に一人の人間として剣は闘う強う差を意味する。

王冠は護るべく富と地位の維持を保持する心を意味し、十字架はその罪と向き合って信仰の教えを尊ぶ浄罪を意味する。

獅子は生きる強さと精神的に王の器である志を意味する。

それら四つを組み合わせたのが、KnghitsOFDarknessのコートと旗印である。

ダインは改めてそれに気付いた。

ルーラシアで預けられて修行の最中にこのコートを俺に預けてくれたのが、サイラスだった。

サイラスと俺があの時にコートを俺に預けた。

 数十年前のルーラシア

「なぁ。ダイン?俺は世界に野暮用がある。ここを離れるけどこのコート俺が戻るまで御前に預ける。御前が立派な騎士になったら俺に返せよ。それまで御前がこのコートに袖を通して、Dの遺志を継げ!!!!!!!!!」

「それで良いのかよ?コート俺に預けても俺がコートを大事にする。約束だよ。俺は立派な騎士になってサイラスに再会したらコートを返す。」

 この言葉を言い記憶が途切れた。

俺はそう言えば其れ以降もコートに袖を通して闘っていた。

このコートはサイラスが俺に預けてくれた大事な代物だ。

命に換えてもこのコートはどんな傷だろうとでもコートの埃は消えなかった。

サイラスが死んだことでダインは涙を零した。

本当にサイラスが居なくなったのだろうか?記憶が無い理由を知りたかった。

自分が本当に誰で何者かを知るにはこの世界でしかでしか無い。

 マルタのベンチで上の空にダインにディゾンが声を掛ける。

「ボサッとするな。策戦会議だ。来い」

「はい。」

 ディゾンは沈んでいるダインに声を掛けるが本心はダインに勇気づけるのにヴァチカンの歌が聞こえてくる。

ダインはその歌に聞き覚えがあった。

幼少時にルーラシアと居るとこの歌が聞こえてきた。

《世界は残酷だ~Dの遺志とVの遺志~》作詞作曲エイムヴェル・ドゥ・ロヴェルグガルド卿

Aメロ

 Schalten Sie die Welt aufbrechen, und für die Freiheit闘え!志士達に眠る魂よ

王よ、その手に力を生きる希望を忘れずに御身にその誇りを掲げよ

愚かなる我を赦せ。神に購う主の罪に浄罪と決意の嚆矢が敵を駆逐しろ

現実から目を背けるな。迷うな。諦めずに護るべく命を懸けて護れ

D noch nicht überall gleich V. Die Welt ist grausam. Die grausame Ritter, um die Hoffnung in der Welt erinnern, gibt es Grund, einen Traum zu jagen. Wir erben eine Hinterlassenschaft, die beraubt wurde

サビ

 D noch nicht überall gleich V. Die Welt ist grausam. Die grausame Ritter, um die Hoffnung in der Welt erinnern, gibt es Grund, einen Traum zu jagen. Wir erben eine Hinterlassenschaft, die beraubt wurde

世界は残酷でも生きて帰れる保証はない

護るべく命と世界の為に必ず帰ってみせる。約束は守れなそうだが絶対に諦めない

そのコートは騎士の誇り

死んでもずっと一生に一生に一緒だ・・・仲間が居る以上灯火は消えない

終わりまで叫んでいる。ここでしか息の出来ない場所こそ護るべく価値と現実

その先の未来に

Bメロ

 護れ、明日に繋がる光りと希望を見捨てずに歩め

現実から逃れることはない。ずっと一生に一緒に歩み続ける人達を信じろ

愛だ

愛だろうとこの世界で叫べ

サビ

 D noch nicht überall gleich V. Die Welt ist grausam. Die grausame Ritter, um die Hoffnung in der Welt erinnern, gibt es Grund, einen Traum zu jagen. Wir erben eine Hinterlassenschaft, die beraubt wurde

世界は残酷でも生きて帰れる保証はない

護るべく命と世界の為に必ず帰ってみせる。約束は守れなそうだが絶対に諦めない

そのコートは騎士の誇り

死んでもずっと一生に一生に一緒だ・・・仲間が居る以上灯火は消えない

終わりまで叫んでいる。ここでしか息の出来ない場所こそ護るべく価値と現実

その先の未来に

この歌を聴いてダインは深呼吸した。

ダインとディゾンが陣屋に入るとルーラシアが待っていた。

もう戦況は劣勢の状態でダインは今一度このコートの意味を深々と考えた。

ダインは覇権争いが激化するアイゼンガルドに己自身首にぶら下げている十字架を握り締めた。

「俺が前戦防衛する。」

「何を言う!死ぬ気か?」

「ううん。ZENZENだね。俺は死なない。サイラスの遺志は俺が継ぐ」

「まさか・・・サイラス・ジャック・ヴァーミリオン・ウォーカーの名とは・・」

 サイラス・ウォーカーにはダイン・ディスティガルド・ヴァン・ジャック・ウォーカーの名を隠していた。

それ故世界政府の幹部はサイラスを「D」「V」と呼んでいた。

サイラスは自分のコートをダインに託した。

ダイン16歳黒コートに袖を通すのは、自分自身の正義である。

サイラスが死亡したのは憶測が漂う。

その頃ルーラシア門前イシュガルド付近にブレイドマスターが佇んでいた。

「空気が不味い。誰か居るようだ」

《マスターがここに帰ってくるの15年ぶりでしょ?サイラス・ウォーカー》

「その名で呼ぶな。俺はブレイドマスターだぞ。」

《失礼致しました。Dの遺志もVの遺志は俺が継ぎ世界の向こう側に用がある》

 ブレイドマスターが歩む。

ブレイドマスターは正体不明の剣士で黒コートに黒フードを被る騎士だ。

自分自身コートに袖を通しこの地に来たのは、覇権に終止符を打つのに、ルーラシアに勝利をもたらすのにイシュガルド付近に来ていた。

「クレア神の8番目の子イシュガルド・ドゥ・ヴァーミリオン・ヴェスタニエの墓に祈ろう」

 ブレイドマスターはその巨石の十字架の墓に花を手向けて十字を切りルーラシアに進んだ。この男の登場がダインに大きく変革になることになる。

《待っていろ。ダイン?俺が来を待っていたなら黒コートを返す時期かもな》

とブレイドマスターの武器で人格剣としてサイラス・ウォーカーは剣として生きて居た。

イシュガルドの墓は騎士の守り神だ。世界中から花に埋められている。

 ダインはコートを着て陣屋の会議に参加していた。

「KnghitsOFDarknessでもツヴァイ君とインデックス君が居ないが代わりに五剣のザイ・ジークフリート・ガウェイン・アーヴィング・マジョルカ・コパン・ザーロック・ディゾン・リアレストの四名が居る。我々の勝機が見えてきたぞ」

 拍手が鳴り止まない。

ルーラシアは陣屋に居る人数分KnghitsOFDarknessのコートを支給した。

「ダイン?このコートは君を騎士として聖騎士補佐の位でこれからも宜しく願いたい。アガートラームとエイゼンヴェルグによく似ている。ダイン?早速着て見なさい。」

 サイラスのコートからダインの名が刻印されてある黒コートを羽織るとガウェインが拍手した。ザーロックが咳払いの時に物音がして陣屋の門に来ていたのが、ブレイドマスターだ。

「遅くなって悪い。俺が来たからには安堵の安心だよな?ルー」

「その通りだ。ブレイドマスター殿」

「進撃のKnghitsOFDarknessだ。帝国を駆逐する。ダインを隊長にしろ」

「ダインが?」

「ああっ。その通りだ。亡きサイラス殿のDの継承者とVの遺志を継ぐ者に任命権が相応しい。」

 ブレイドマスターの推挙にダイン・ヴェスタニエは改めてKnghitsOFDarknessを率いる隊長としての任を受けた。ルーラシアの防衛戦として、待機中のヴァチカンの騎士団にも門までの進み、ディゾンがルーラシア復職後に五賢帝の任を兼任としての部隊を任せられた。

「正直に愕くぜ。KnghitsOFDarknessは私も居た時期も合ったけど親の都合で稼業継いで、こうは復職も気分が良い。ツヴァイは?」

「ツヴァイとインデックスはエンプレス何とかに行っている。」

「え?危険な殺し合いに行かせたのか?」

「あれは女と女の決闘試合でヴァチカンが300年前に禁止した筈だけど・・・マジか。アリアンロッドだろ?皇帝の妻は悪趣味変態プレイ牝豚野郎だ。」

「よく知っているな。流石教皇・・・・」

 ルーラシアの街並みに入り市民達が頭を下げる。

「・・・・・・・・・・・・・」

 ダインは黙り込んで馬に乗っていた。KnghitsOFDarknessの軍団も門前に入ると市民が頭を下げて待っていた。

次々とアイゼンガルド帝国のセフィリア達が街に潜り込んでいた。

黒フードで、長刀を隠し持っていた。

セフィリアもKnghitsOFDarknessのコートを遠目から観ていた。

「来たか。あのコートはルーラシアの信念がある。」

「無いと思うけどね。俺は」

 クラトスだ。

クラトスも黒コートを着ていた。

セフィリアも遠目から城の屋上で観ていた。

KnghitsOFDarknessの行列にセフィリアはルーラシアも観ていた。

ルーラシアが帰ると市民が跪く。

「それは困ったね。アイツの動きに不憫と思えば遣れる。良いな?」

「KnghitsOFDarknessを殲滅か。ブレイドマスターに用心しろ」

 クラトスはベルガモット出身の焔の騎士である。ガウェインの同期でルアウを魔女として使役している。このセフィリアはフードを外した。その長刀はルーラシアを捉えた。

 馬に乗る騎士団にセフィリアが牙を剝く。

「状況の過ちからして・・・ルーラシア三分化して街に行くぞ」

 KnghitsOFDarknessの隊列を三列にして市内を駆け上がると、セフィリア達が中央の広場に来たので、ダインが双剣を抜き紅蓮の焔を纏う刀身から放たれる衝撃波と、ルーラシアも手綱を引きフレイヤを抜き剣戟で壁を蹴り上げて城を目指すとフレアが居た。

「憎いぞ。ルーラシア!!!!!!」

「エル・トゥーラ・ティストリア!!!!!!!」

 魔法を斬る閃光の衝撃波とフレアの剣を受け止めると、ダインも馬を飛び越えてルーラシアの背後から幻影の剣戟で、フレアを斬った。

「自由の代償(Preis der Freiheit)・D双刃紅蓮(Twin-Blade Scharlach Lotus)爆裂銃獣(Explosion gun Beast)王銃拳(Faust der Waffe des Königs)!!!!!!」

 ダイン・ヴェスタニエが記憶を失ってエキドナとの儀式で天喰魔法の習得で自らがDの遺志とVの意志を継ぐ者としてバルムンクもアロンディーンも構える。

「ぐううっ・・・ぐっ・・・っっっがあああああっ・・・・っ・・があっ」

 フレアの魔法が消滅し肉体の器から血が溢れフレアが地面に倒れた。

ダインは無意識に天皇・地皇・人皇の覇気に目覚め出て僅か16歳の少年が世界史上最凶の騎士に変化しかけてきた。

 ルーラシアは剣を握った状態で指示した。

「全員総員抜刀!!!!!!!敵を逃すな、闇雲に斬るな」

 ルーラシアを眺めるフルンティングの元にリヴェリオンやゴート、アレイン、アーシェス、四天王達が壁の上から見ていた。

「時代が変わる空気だ。俺達も最期の総仕上げだ。エルセリウスを混沌に貶めた帝国に制裁だ。」

「言い過ぎですよ。ゴートさん」

「KnghitsOFDarknessがこの世界に希望をもたらす。なっ。アレイン?アンタのガキも良い皇だな。流石太陽の大陸の皇だ。」

「ルーラシアは太陽の大陸って意味だ。」

 アレインはフード被り槍を構えて天空の空気の風向きが変わった。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 市民が荷物を持って運河の門まで走る。

ガウェインとザイとザーロックとディゾンの四人は、剣と槍でセフィリアの帝国へ猪木平太と壮絶な闘いを繰り返していた。

血が流れ、コートの誇りが騎士である前に人類としてクレアとティアに力を求めた。

「ザイ?クレアに力を求めろ!」

「ザーロックさん無理です」

 ザーロックは槍を構えてその槍に風を集めた。

「私はコパンの子。誇り高き風の民の戦士じゃ。エターニア」

 銀髪の青年名をエターニア。コパンを壊滅させた一人でもある。ザーロックの槍が地面から風の乱気流で街は吹き飛ぶが、エターニアとアルフィーを双槍に変えた。

「おおおおおおらあああああああああああああああっ!おっっらああああああっ」

 ザーロックが力で跳ね返すとエターニアも同じく風を纏う。

「風神(Speer des Gottes)獄槍(des Windes Gefängnis)魔王の鉄槌(Hammer des Teufels)!!!!!!!!!!」

「ジャッカルモードチェンジ!!!!!グヴヴヴヴヴッッガアッ!!!」

 ルーラシアの街に巨大な獣がうねり越えでその豪腕と爪で街は壊滅だ。

ザーロックも槍の一点に集中させた。

襲い掛かるジャッカルの爪が次々と押し寄せる騎士が無造作に抉り出される僅かな隙を槍で突くのにザーロックは自由の代償の末に紅蓮の弓矢が降りかかる市内に煉獄と変えた。

(うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!Dの遺志を継ぎ継承者にこの風も炎も私はクレア殿に力を求める。我はコパン族風を切り裂ける牙を剝け!目を背けるな!)

 ザーロックが長身で長い銀髪に長髪、焔を纏う槍にジャッカルの心臓を貫いた。

「煉獄処(Purgatory Verarbeitung)風貫穴(Wind Durchgangsloch)王風葬墓(Cenotaph des Königs Stil)アアアアアアアアアアアアアアアッ!」

 これがザーロックの実力。

一瞬でエターニアは燃え上がり普通に戻り血を吐いて撤退した。

エターニアは魔法で動物に変化出来るがザーロックの槍に貫かれて大量出血で撤退。

ガウェインはレヴァンテインを構えてクラトスと闘っていた。

「煉獄刃(Purgatory Klinge)」

「双刃紅蓮(Twin-Blade Scharlach Lotus)処墓(Tomb of Behandlung)」

 クラトスのプロメテウスの業火を纏う大剣がガウェインのレヴァンテインと激しく焔を纏いながら街を呑み込む。

ガウェインは炎を使ってレヴァンテインでクラトスを吹き飛ばし、壁を蹴り上げて屋根に飛び移って蒼天に炎が舞う。

「・・・・・チッ。クラトス?どうしたよ?同期の御前が何故帝国に仕える?」

「俺だって悔いたる選択だ。ガウェイン?俺に構うな。炎で俺を焼き尽くせ!」

「燃え上がれ。あっ。でもよ、冷めろ!氷結氷槍(Einfrieren eis Speer)閃刃(Flash Messer)」

 地面が凍り付き瞬間的にルーラシア市街に凍り付く大地の衝撃波が、ガウェインは焔を凍りに変えることもアーヴィング家の特性である。クラトスは身動き一つ出来なかった。

 城門突破後にザイもイアンと剣戟があった。

天寿院琥御架の殺害とジパング国を洪水による惨劇はザイにとっては復讐の糧である。

ルーラシアに市街区域の叛撃のセフィリアは長刀を振り落とし、ダインは双剣を抜き睨み合っていた。

 いよいよ覇権争い終結が始まる。

ダインは静かに剣を構える。

バルムンクとアロンディーンに研ぎ澄まされた感覚とセフィリアの長刀を受け流しダインとセフィリアの三回目の対面。

「会うのは数年ぶりか?ダイン・ヴェスタニエ」

「御前がセフィリアか?俺に何をした?」

「御前自身の記憶を黒き死に俺が奪い去った。」

「だが、少しずつだが思い出してきた。俺の人生だ!」

「俺とお前に共通点があるのはDの意志で在り、Vの継承者の意志を継ぐ者だぞ」

 この言葉何故にセフィリアも知っているのか。

サイラスがルーラシアを去る前にも言っていた。

セフィリアが告げた衝撃の真相を告げた。

「御前は気付かないのか?Dの意志だ。セフィリア・ディンヴェルティア・ヴェジュラフベルグ。俺の本名だ。DとVの神の後継者にして意志を真の継承者は俺だ。ダイン?」

「それが御前か。呆れるよ。俺はダイン・アガートラーム・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエ。クレアの子。DとVの意志を継ぎ俺が・・俺達が・・・・真の遺志を受け継ぎKnghitsOFDarknessのダインだ。」

「戯れ言だ。俺はジェラフバルト卿が遺した史上最凶最悪の悪魔だ。ダイン?」

「セフィリア、俺は記憶を戻すことで御前を斬る。」

 ダインが双剣を抜きセフィリアも長刀を構えてルーラシア城で激しく剣戟が起こる。

「うっおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ」

「天・孫・降・臨」

 セフィリアの長刀から放たれる垂直の突きと激しく衝撃波を受け流し城の壁を蹴り上げて双剣で長刀を跳ね返したダインは、天喰魔法でセフィリアを狙った。

「天喰魔法ジィ・クゥテゥーラ・ティストラアアアアアアアアアアアアアアアアッ」

 セフィリアの心臓の賢者の石に響き打ち砕かれる退魔法の一種。

放たれた無限幻影の地獄の槍がセフィリアを幻想空間で突き刺し賢者の石が散りじりとなった。

「うううっ・・・・っっっがっ・・・うううううっ・・・・・おおおっ・・・・・ぐうううっ・・・・おおおおおおおおおおおっ・・・・がああああああああああああああっ・・・・おおおっ・・・くっ」

 セフィリアが退散して無事にルーラシアの被害は免れた。

「これで当分彼奴等が来ない。」

 ダインも落ち着いた。

驚きだったが、DとVの因縁。

セフィリアの刃を受け流すダインの剣戟と目覚め始祖の力にセフィリアが刀を突き刺し言う。

「ダイン?また会おう。クレア計画が起こる日に貴様の存在事が消え失せる!!!?ダイン・ヴェスタニエ卿・・・・俺の弟よ。また、会おうぜ。俺の愛しき我が弟」

「はあっ!?俺が御前の弟?ふっざけるなあっ!!!!!!んなっの、間違っている」

 剣を握りしめるダインにセフィリアが鼻で笑いセフィリアも長刀を構えていた。

「はっ?何言う気だ。」

 セフィリアは消えていき戦乱が続いたルーラシアは終わった。

その頃ツヴァイとインデックスは東の地に進みアリアンロッドを目指していたが門が閉まっていた。愕いた。

帝国が消滅。

門前にはこう書かれていた。

《帝國暦66年(Reich Kalender '66)エンプレス・ブレイドの消滅(VerschwindenderKaiserinKlinge)。女帝アリアンロッド(Empress Arianroddo)現在行方不明(Verbleib unbekannt)。現在世界政府が(Die aktuelle Weltregierung)総(brutto)力を挙げて(EswirddieMachtgegebenwerden)捜索中(während der Suche)。今回甚害な(Dieses Mal ist es ein vulgaris)ルーラシア国の被害は(Schäden Rurashia Länder)世界の混乱(World of Verwirrung)。尚(Es sei darauf hingewiesen)現在(dass derzeit )アリアンロッドの(Arianroddo von)身柄の拘束を(DieZurückhaltungdesSorgerechts)目的と政府が(Der Zweck und die Regierung)動く(Umzug)。》

と御触書を見たツヴァイとインデックスは渋々ルーラシアに帰ろうとした。

「意味ないね。肩凝るわ」

「文句ばっかし言わないの・・・いい大人なのだし」

「20超えると躰が痛むのよ~下半身ガタガタよ。私元気ないかも」

 ツヴァイは杖をつき船まで戻るとビキニだけの騎士団に遭遇。気まずさとツヴァイは船室を外してミントビールを飲みながら海を観ていた。インデックスはいちばん安い船室で休んでいた。インデックスも着替えの時に揺れ動く船内の簡易シャワー室にいた。

「ねぇー、ねぇーちょっとー」

「はい?速く」

 急かされると思いインデックスはシャワーを閉めて部屋を出た。

次々と客人がシャワー室に入る。

インデックスは鞄を枕にした。

「寝ますよ」

「マジで、寝るのかよ。もう少し恋バナしようぜ」

「いいえ。寝ます。」

 インデックスは3等級の船室で鞄を枕にして寝ているとツヴァイが甲冑も外して剣を置いてベッドに横たわりコートからケータイを取り出して時間を確認して就寝した。

 船が進み世界が争乱後にルーラシアに帰国後ツヴァイとインデックスは城門開門後に、KnghitsOFDarknessは約半年ぶりに再会を果たした。

「ただいまー」

「フッ~ヘトヘトのお疲れです。」

「二人とも無事だったね。リゾートに休暇に行ってくれないか?」

「はっ?え?休暇?」

 ルーラシアが直接二人にリゾートのチケットを渡してルーラシアは、ヘルメットを被り作業着を着て丸太を運びルーラシアの復旧で忙しいことが理由でダイン達にも休暇の知らせが届いた。

真聖天創天十賢神達がルーラシアに協力して作業が進む中KnghitsOFDarknessはリゾートに行くのである。

ルーラシア大陸から南方にプライベートビーチがある。

ルーラシア領の海岸で、ツヴァイが盛り上がってダインは着た途端疲れて木の上で寝込んだ。

 KnghitsOFDarkness全員揃うのは稀だ。

ツヴァイは最新のサロートスタイルのビキニを着て楽しくはしゃぎザイとガウェインは海岸で酌を交わした。

「お疲れだな。ザイ」

「ザーロックさんも飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んでよ!!!!」

「お言葉に甘えるな。」

 海岸で酌を交わす三人に、インデックスは砂浜にいてダインが声を掛ける。

「およがねぇのか?」

「泳ぐ気になれませんから。」

「あっ。そう・・・インデックス?」

 椰子の木から飛び降りてコートを脱ぐダインにインデックスは小屋に引き返した。

ダインは久々に海水に触れた。

「きぇー、つめてぇー」

「ダイン?ダイン?ダイン?ダイン、来て、来て、来て」

「言われずに行くぜ。」

 ダインはツヴァイの所に行くとスタイルが余計に目立つ。

「スゲェー、ボディーしているよな・・・」

「フフフフフフフフ」

 ダインは記憶が徐々に思い出してきた。

自分の名前にDやVの名はクレアの意志が関係しているのか?剣を置いてツヴァイと居る。

「ねぇー、楽しいでしょ?私も久々よ、ビート、ビーチーク」

「三人は酒で酔っているぜ。」

「私も寂しいな。ビーチで男にぶち込まれるのを何気に想像していると、イッてしまう」

「はいはい・・・・」

 ダインが岩場でコートを手にして剣を腰に差してビーチを後にするとガウェインが着いてきた。

「ダインか?良く来てくれたな。悪い。俺も覚えていなくて。」

「KnghitsOFDarknessは全員覚えている。俺の家族だ」

 ダインはコートに袖を通してガウェインは大瓶の一升瓶片手によろめきながら酔っていた。

ザーロックの酒の強さには叶わない。

ガウェイン・アーヴィングはこの大陸では鬼として恐れられている。

しかしこの束の間の休暇で、ダインは椰子の実を飲みながら岩場で昼寝をした。

ガウェインが、イギリスに帰国の途に就き、ルーラシアの復旧も急ピッチで進んだ。

街中に響くベートベン第九が流れる中ルーラシアは作業を進めて指揮をしていたのは、エイボンはルーラシアの都市計画抗争を設計して早急に復旧を目指した。

真聖天創天十賢神も今回の侘びに作業を手伝っていた。

瓦礫の除去から木工大工の建築から運搬の手伝いに、ルーラシアの街を改築すること3週間が経ち、ダイン達もリゾート最終日にガウェインが仕事でツヴァイはずっとビーチで遊び、インデックスがビキニに着替えて泳いでいるのを観ているダインは岩場で寝ていた。

「DOUしてこないのですか?」

「俺は泳げない!いやっ・・・海が苦手でよ」

 ダインは泳げずに岩場で寝込みザイと竿ロックははしゃいでいた。

「楽しいぞ、ワッハハハハハハハ」

「おっさんちょうこいでじゃねぇーぞ」

 ザイは刀を置いて海の中のリゾートは盛り上がっていた。

ダインが腰を上げて蒼空を眺めていると鳥が舞っていた。

「久々の安らぎだ。ハメハメ・・・波アァァァァァァァッッ!!!」

「20のガキがLADYをハメるな。おっ・・・」

 ザーロックに肩を叩かれたザイは反省した。

ザーロックは豪腕と機敏俊敏の動きで、ビーチボールが強くダインは人手不足でバルムンクとアロンディーンを鞘に納めた状態でボールを飛ばした。

最終日、バーベキューを提案してツヴァイが自家店舗から食材を持ち出して焼いて、食った。

ツヴァイとダインは記憶が止まっていたが思い出した。

「ツヴァイが15歳と時俺が12歳だ。一晩寝たな。思い出したわ。おまんと俺が出逢って一周年で止まった。・・・・・あっ。違うな」

「ううん。ううん。ブーンだね。ハイテンションだと可笑しくない?私も久々の休暇と、KnghitsOFDarknessは選ばれた騎士団。

500年の歴史がある。Dの意志を継ぎVを継ぐ者の騎士団よ。歴代の騎士は全員クレアかティアかディヴェルアの血を継ぐ子供達よ」

「・・・・・セフィリアが言っていたのと同じだ。俺は名前にDとVが入っている。」

「うん。セフィリア?セフィリアも昔はKnghitsOFDarknessの隊長ってね。狂気に走る前、セフィリアは今と違ってこの世界の英雄だった。自分の真実が明かされた時に聞かされた時にセフィリアがスパーキングして現在に繋がる。極めつけはダインがセフィリアを生死境界の間で斬って肉体が消えたこと。」

 ツヴァイが語ったのは全て事実だ。

サイラスも俺に言っていた。

ダインは振り返ってみた。

「ルーラシアに行くぞ。今日のウチに出発する」

「へいへい、隊長が言うなら行動するか」

「もうですか?」

 インデックスが訊くとツヴァイは荷物を整備してダインもコートに袖を通した。

「ザイ?ザーロック行くぞ。い・・・いっ」

「ダイン?悪いな。俺達先に行く場所がある。三人ともルーラシアにいけ」

 頷いて馬を夜の街道は暗く漆黒の静寂の中走るとルーラシアの街が見えた。

「着いたぞ」

「ヤベェー、ゴンザレスー、ヒャァー、ウッヒョー、街が綺麗じゃねぇか」

「ツヴァイ?来月で20歳でしょ?言葉をもう少し綺麗にしませんか?」

「良いでしょ。オラオラ系の女子が好みの男性が来る時代よ。私はか弱い護って貰う系よりも、オラオラした方がマジで元気だからよ」

 ツヴァイはKnghitsOFDarknessの中でも人気であるが、インデックスは清楚で司祭の仕事をしながらルーラシアの教会に尽力している。

 ルーラシアの城内も変わっていた。

全てバロック建築の神殿様式に様代わりで、スピーカーから第九が流れる。

天国と地獄からの魔王・魔笛・ウィリアムテルという順で流れる城内を移動して、ダイン達がルーラシアに着き王の間に来たのはそれからだ。

「お疲れさん」

「ありがとう。随分と安らげたぞ」

「早速イギリスに向かって欲しい。コーネリアス様の救出と奪還だ。ガウェイン・ザーロック・ザイの三名も向かって任務中だがアリアンロッド卿がイギリスのセフィリアに懇願。君達も至急イギリスに向かって貰う」

「ああ。いいぜ。イギリスに行くぞ」

 ダイン達はイギリスに出発すると同時にコートに袖を通した。

「サイラス?俺は御前の意志を継ぐ」

《ダイン?向かうのか。イギリスに》

《当たり前だぞ。俺はセフィリアも斃す》

 馬に近づくダインにツヴァイが近づく。

「・・・・・・ダイン?無茶しないでね。DもVもかんけぇーねぇーよ」

「あるかもな。俺は家族を護れるなら人間も捨てる。力を求めるのが俺だ。」

「多くの騎士がそう。クレア・ティア・ディヴェルア・神と人間との間にエマが居る。

エマ能力は最大限解放に発揮すると神を殺せる力って昔ママが言っていた」

「ママ?」

「アーヴァンへルムよ。あの人は表向きに言うことじゃないけど世界で一人エマの血を継ぎ正統性正式に神と人間の子よ。」

 ダインに流れる血で神の血と龍の血とエルフの血だ。

身体能力の飛躍的超神化に視力も20.5で統べる透視を超える範囲で全てが見える。

ダインはコートを着て馬に武具を乗せる。

ツヴァイの手を握り、ルーラシアを出発した。

 ルーラシアは第九が好きで第九が流れる部屋でエイボンを呼んだ。

「エイボン?」

「何だよ。ルーラシア?用事か?」

「KnghitsOFDarknessの結集が見えてきた。それと真聖天創天十賢神を全員見つけ次第ここに来て貰う必要がある。この大陸最凶の10人だからね。故に皇帝の盾が居る。ダヴィデ・イェルサレム・ド・ディオ・ウェルトパラディーゾ卿の脅威を除き全員が神と互角。神を越えるには人間を捨てて・・・・エマは?クレアの姉だ。彼女はクレアの聖杯を持っている。死に際にクレア様の聖なる聖骸布の遺体と同時に・・・・エマ様の母乳でコーティングした筈だ。我々人類が来たる日に人類の勝利と信じてエマ様を遣る。・・・・さっ。世界の動きに合わせよう」

 ルーラシアは重たい腰を上げて世界変革のリストアップした史料に目を通した。

《第890代(Nein890 Generationen)真聖天(Der Himmel von treuen St)創天(Himmel zu schaffen)十賢神(Zehn sage Gott)一覧表》

ダヴィデ・イェルサレム・ド・ディオ・ウェルトパラディーゾ卿(元序列1位)

ゴート・ディンヴィルヘルム・ヴァシュ・セルレティルヴィング卿(現序列2位)

スレイヴァル・ヴォルガニック・アーシュス殿(序列9位)

リヴェリオン・ヴィヴァンスベルク・ディファニオン・ジェノヴァ卿(現8位)

エルィレム・ド・ガイノス・リドフォール卿(元序列6位)

フルンティング・ティルヴィング・アーシュヴェルガン・ヴィクトラム卿(現序列4位)

アレイン・オルダ・ルーラシア・ヴェスタニエ・アスティア(現序列3位)

ヴェルディア・ダーインスレイヴ・シュッガルト・サンタマリア卿(元序列5位)

エイゼンフェイン・アーシュへルム・ヴァルハラ・ダェヴァングヴェルト卿(元序列7位)

ヴァーミリン・ヴァン・ルーラシア・ウォーカー・エメフィール・ヴァギナ卿(元序列10位)

 この大陸最凶のDとVの魔導士・騎士に写真を見ていたルーラシアはエイボン共に行動した。

緊急時と世界の危機に対抗する力でエイボン自身研究していた「賢者の石」を超える「真賢者の石」は六百億人分の命を代償に最大錬成が10個も賢者の石の上物を錬成できる。

ルーラシアと、エイボンは万一を思い賢者の石で錬成を繰り返していた。

「我々は神を冒涜した。」

「今になって始めたことじゃない。エマ様も錬成開始だ。我々人類の勝利と真聖天創天十賢神を創始者のエマ様ご自身が決断に委ねる。」

「それは賢明な判断だ。枠が余っている至急エマ様が選ぶのが一番だ。」

 エイボンはタバコを吸いエマ様の霊廟にルーラシアと居た。ルーラシアの地下深くに誰もが知らされることもない場所に水晶に眠りその裸体は神が創りし至高の人間であった。

「一千億年間も眠っているが長らくは申し訳無い。我々の手で目覚めようか」

 エイボンが錬成陣を書いて水晶を移動させてエマを配置。

エマの聖骸布・血・髪の毛・聖杯に蓄積されていたエマの母乳・聖水・聖油・ルーラシアが首からぶら下げていた十字架・エマを貫いた聖槍を中央に置きルーラシアの地下で人体錬成を行った。

 ルーラシアの策としてエイボンは錬金術でエマを再生させて人類に叛撃の刃を突き動かす原動力の為にエイボンは賢者の石を二つ使い強力な錬成陣とエネルギーの反応は、世界の管理者も黙ってはいられなかった。

ルーラシアが一番決意したのは、人類の叛撃として最期の繋がりとしては、エマ覚醒を超える究極神化だ。

人類自身神互角の神を越える人間が神を超越する能力を有する事に関してを提言したルーラシアは、ヴィヴィアンの逆鱗に触れた。

 KnghitsOFDarknessが現在イギリスに向かうのにドーバー海峡を渡り、ロンドンに着くのにダイン達はロンドンに着いていた。

帝国の旗印に焼け焦げた王立協会周辺に屍と瓦礫が転がる場所に、ガウェインは燃え上がっていた。

エイボンが錬成陣を強力に賢者の石で生命力を宿すとエマが目覚めた。

「ははははっ。エマ様・・・我々人類の反撃の刃として・・・」

「目覚めが悪い。目覚め悪すぎて空気が悪い。Dの名を持つ者は?」

「ダイン・ヴェスタニエです。・・・・・ダインは先王アガートラームとエイゼンヴェルグの弟じゃ。私の友だ。旧友の子を護るのが大事だから」

 エマが首を傾げた。

「神が創り究極の王が居ている。クレアは私にとっては愛した妹だ。妹の子が王だ。ダインに逢わせろ、記憶が無いのだろ?ご謙遜に過ぎぬ。私がダインの血を活性化させて目覚めさせる。Dの名もVの名・・・人類が忘れているのはCの意志だ。最もダヴィデを殺すにも皇帝殿下に地獄に送るのに私が言う。Cの意志だ。・・・・ルーラシア」

 エマは麻衣を纏い黒コート着て長剣を腰に差して黒フードを被り地下から地上に出た。

「久々の地上の光りよ!地上の星よ!おおおう、神よ感謝致します」

 ルーラシアに最大の切り札と人類にとって大きな強大な力を手に入れた。

「私の力は常人でも10分が限界だ。創神化・・・禁忌を越える禁忌にして神が与えた贈り物。」

「私達はこれから世界の管理者に行く。五賢帝がお待ちだ。ガブリエル殿がお会い願いたい」

「成る程」

 エマは白いシャツを着て黒のフードを被りコートに袖を通しサンダル姿で、ルーラシア共に世界の管理者を目指した。

エイボンも同行することになった。

「私は錬金術師でもあるが、魔導士だ。エメフィールの意志を継ぐね。」

 エイボンは今まで自分の名を言わなかった。

エイボン出世の秘密も明かされていなくて世界に突然来た魔導士だ。

若い頃から魔導の道を研究して人類初世界初の賢者の石の錬成に成功させた人物でもある。

エイボンのコートにはフラメルの十字架に六芒星が描かれ周りに蛇が尾を噛んでいるシンボルが刻印されているコートを着ている。

エイボンはコートに袖を通し、エマを連れて世界の管理者に行くのははじめてだ。

ダイン達がロンドンに着いた頃、時代も大きく変わり始める。

「KnghitsOFDarknessの闘いが始まる。英雄とは何か?」

「エマ殿?アナタの心臓には賢者の石が二つ心臓の動きをしている。まっ。アナタほどの人物は死なないでしょう。創神化・・・禁忌・・禁忌を越えるアナタなら我々人間性すら捨てる覚悟は出来ています」

 ルーラシアが言う。

エマが頷きルーラシアは拳を握り締めた。

エマ自身久々の、世界の管理者でエイボンに訊いてみた。

「アルティ・マスガレリアはどうなった?エイボン卿」

「アルティ・マスガレリアは回避した。あれは国を滅ぼしかねない魔法だ。故に禁じた魔法」

「クレア書・ティア書・ディヴェルア書・エマ書・ヤハウェー書が世界に存在する。そしてジェラフバルト書が世界に遺されているなら・・・・一刻の猶予もない。私が書いた書はダーヴァンヴェルグに送ってある。ダーヴァンヴェルグの祖は魔導士であるエメフィールの孫に当たる。エメフィールが知らずのウチに禁忌魔法の対処は・・・神でしか為せない」

 エマが言う。

エマは現在の真聖天創天十賢神を創りゴートの先祖。

アラルガンド帝国にゴートの神殿があるが現実帝国は消滅。

遺されている道は、アガートラームに行くと自分が生まれた血の碑文が立っている。

「さっ。KnghitsOFDarknessよ闘いの時間が来るぞ」

 ルーラシアが言う。

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