第41話第Ⅹ章 英雄の証《冠位英雄運命》KnghitsOfDarkness
第Ⅹ章 英雄の
この物語でKnghitsOfDarknessのダイン・ヴェスタニエがまだこの騎士団に在籍しセフィリアを追い詰めたあの奇蹟の聖地ハイウィンドウの戦いを描く。
聖地奪還のKnghitsOfDarknessがかつてのセフィリアとの死闘とダイン・ヴェスタニエの功績が評価された。
その後記憶喪失で発見されるまで・・・・
ダインは当時KnghitsOfDarkness時代で描かれていたバルムンクとアロンディーンではなくダーインスレイヴで戦っていた。
史料も伝承はないが語れる人物はあの戦を見て来たこの僕が説明しよう。
大いなる時間神殿の死闘の末英雄は見事に勝利した。
これはダーインスレイヴを手にし、KnghitsOfDarknessが輝いて居た頃の軍記。
「ダイン!快晴よ!快晴よ!快晴!ねぇーってば」
「おう?けどさ・・・・これからセフィリアと戦うんだ。それにしてもエメラルドグリーンの海に砂浜。ツヴァイ!白ビキニ迫力あってエローイ!フフフッフフ」
「なーにぃ喜んでるのよ!ダインったら・・・私で興奮する?シコれる?シコシコシコ」
「これからセフィリアだっていうのに・・・いいぜ・・俺はここに居る」
帝國暦59年
聖地区域 聖地ハイウィンドウ カバラ湾
ダイン・ヴェスタニエは黒コートを着てヤシの木に居た。
ツヴァイの白ビキニにインデックスの黒と胸囲格差も目に付くが揺れる胸と揺れない。
インデックスは既にこの時30は越えていた。
ツヴァイ・エルスレイヤーの弾け飛ぶ揺れる爆乳を監視するザイとガウェイン。
カバラ湾に来てセフィリアとの決戦でこの海岸生きたのだが女性陣とバカンス満喫の騎士と魔術師にダインは双剣を腰に差してヤシの木に登り感覚を研ぎ澄ました。
(察しろよ。この馬鹿が。帝国軍艦隊四〇隻にKnghitsOfDarkness八人に四将軍戦はまぁー、賭けてみるか。ヴァン・ヴィンセント・ルヴィア・ジーク・ヴェスタニエ?ヴァン!お前はどう思うか?海からの海域戦に突入し聖地奪還か?エルサレム奪還は十字軍の悲願。俺らは初戦雇われ騎士団の派遣戦士だ。フィオ?いざって時は聖剣の約束された勝利の鞘に頼る。スマンヌ)
ダインはヤシの実をナイフで剝いて実のジュースを飲みながら果実を食べていると、ツヴァイが叫ぶ。
「ん?なーに?聞こえねぇーよ」
「だからあああああっ!インデックスがオイル塗るから私がボッチで嫌なのダイン!海来て!別におっぱいがポロってないから紐も結んでであるからはみ出したりしない!」
「はー、はぁいはっい、行くよ。帝国軍か!?だーくそおおおおおお!!!!!!」
人格剣強制英霊召喚術式特級。
ダインのみに出来るスキルでヴァン・ヴィンセント・ルヴィア・ジーク・ヴェスタニエとフィオリーナ・フォン・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエが姿を見せる。
「召喚というか久々の実体だ。目的は?ダイン」
「俺がツヴァイと任意で遊ぶ間帝国軍の駆逐を命じる。わりぃー」
「了解だ。お姉ちゃんにも安心してもらわないとダメだね。私も聖剣の乙女よ帝国潰せばいい?」
「無理言うが頼む。アイツを放っておくにはいかないぜ」
「・・・・・・・・お前さ。ツヴァイの事が好きなんだろ?デレデレデレ」
「んなっ!わきゃっねぇーよ!」
ダインはツヴァイの元に駆け付けてツヴァイの手を握る。
「来たんだ」
「うん。まぁーねぇー、俺も人間で男だ。ツヴァイ?アーヴァンヘルム元気?」
「元気だよ!」
ザブーンザバーン!水しぶきでダインが拳で水を割った。その頃カバラ湾沖のポイントにヴァン・ヴィンセント・ルヴィア・ジーク・ヴェスタニエとフィオリーナ・フォン・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエが偵察と監視業に帝国の軍艦と艦隊を目視していた。
「最悪だ。数が多い」
「そりゃぁ、そうっしょ」
「武装化するか」
二人とも息を合わせてヴァンはバイクを特殊召喚。
バイクは自身専用機。
名をまだない。
フィオは龍を召喚。
一時ドラゴンライダーとして騎乗が発動。
「俺はバイクで突っ走てあの艦隊を斬る。任せろ」
「じゃ!噛ませますか」
ということもありダインは黒コートを着てツヴァイの水着姿に現を抜かす暇がない。
ツヴァイの手を握りダイン・ヴェスタニエは水遊びはするが魔眼で軍艦を監視。KnghitsOfDarknessに号令だ。
ここは聖域の入り口。
ダインは剣を抜いてダーインスレイヴ特殊召喚で呼び出し出陣した。
軍艦の砲撃はヴァンが交わしフィオの剣戟が軍艦を斬る。
全員着こなして聖域の魔法陣に触れる。
ここから神聖領域。
ヴァチカンのエルサレムだ。
サイラスとアシュリーがここで別れる。
「兄さん?僕らはここで用がある。ヴェスタニエ卿?失礼させてもらうよ」
「ん?どこだって?いいけどさ」
「兄さんと僕の私用だ。勝手で悪いが終わり次第行くから・・・ごめん」
「いいよ」
ダインはダーインスレイヴを夢幻召喚詠唱で剣の魔法による抑止力。
聖域前の荒れた海。
KnghitsOfDarknessだけがこの中枢の聖域前に四将軍も配下が集う。
「ここをどこと思う?」
「さぁー、聖域さ!聖域前に我らに続け!この四将軍に散れ」
「偉大なる神の麓でこの場を!フハハハハハハハ」
「解せぬ。セフィリア様の忠義この弾丸に込める」
KnghitsOfDarknessに阻む四将軍。
帝國暦59年
四将軍戦
聖域 ヴァチカン コンティスタノール港城郭城砦門
ダインがダーインスレイヴを振るいバルムンクとアロンディーンに切り換える。
「行こうか!世界を救いによ」
「茶番が過ぎるけどな!」
ザイとザーロックが聖域に踏み入る帝国兵を薙ぎ払い、ツヴァイの聖剣の鞘に反応が。
ヴァオルト・レイグニック・ウェァーという女性准将は鷹の眼と魔弾。
セフィリア四将軍紅一点。
「私がここを止める!」
「インデックス・・・・・前衛を固めろ。」
「悪いなぁ。クラトスは俺がやる」
「ガウェインさん居たのですか?ルーラシア五剣の一人・・・お疲れですがよろしく願います」
「あぁー、ああっー、俺がこの場で斬らせてもらう」
ガウェイン・アーヴィングはガラティーンからレヴァンテインを継承し焔を纏う。
ガウェインがレヴァンテイン初期の第一モードを父皇ベルガモットから受け継いだがクラトス・アルシヴィルヘルム卿も焔の魔女と契約し聖域前が煉獄に包まれる。
「燃えろ!レヴァンテイン!俺に焔を紅蓮の龍が燃え滾る!」
「ボディー&ソウル・・・・お前は昔からそういう男だろ?知ってるわボケ。久々にルアウ出番よのうな!行くぜ!俺はクラトス。クラトス・アルシヴィルヘルム卿が世界の盟約に命じる。」
「カカカカカッ!」
ガウェインとクラトスの熱い焔に聖域を進むツヴァイのエクスカリバーを放つ時だ!
「エクス―――――――――――カッアアアアアアアリィーバアアアッウウウウウウウウウ!」
衝撃波を光の魔力収束された一撃を聖剣の鞘にツヴァイの剣を帝国兵が一網打尽でエターニアの槍がエクスカリバーを受け止めた。
(あの一定魔力を喰らってもかよ!?)
ツヴァイ・エルスレイヤーの聖剣でも・・・エクスカリバーをモード切替した。
「騎士の魂は我が栄光のルーラシアに認められた魂の聖槍」
ツヴァイの聖槍ロンゴミニアドをエターニアも槍を応戦しその因果必中のゲイボルグが衝突しダインは先に行く。
インデックスの補助と産休明けでも天空魔法が強い。
「カッ!俺が相手だよ。ド淫乱エンパイアー姫騎士様よ!俺の槍に突かれてアナル拡張でガバガバでも文句言わせねぇよ!行くぜよ、ゲイボルグ!カカカカカッ!」
「来いよ!ぶち殺すぞ!」
聖剣が瞬くその一撃と聖域を吹き飛ばす衝撃波をインデックスが溜息を吐いて防御壁が発動だ。
インデックスの天空術式が聖域を包む。
「んじゃっ!ぶっこむ覚悟がここで終わりだ!鬼畜目が目事あばばばばばあああっ!ハアアッ」
インデックスの術式の魔法陣とダイン・ヴェスタニエはバルムンクとアロンディーンで聖域に辿り着いてその目が魔眼として相手の空間を止まらせた。
四将軍と激突の中イアンとエブリオ―にザイとザーロックが挑む。
「ルーラシア五剣二人が相手とは武勇の誉よ」
「ザイ・ジークフリートで間違いないよな?」
「そうだよ!東洋のサムライとは俺の事よ」
ジパングのザイの一の太刀が鞘を抜いてイアンの氷結が地面を凍らせる。
「ヴィグド・エルブイオ」
「ルコア」
蛇の盾。
緑が大樹を特殊召喚。
マジョルカ・コパン・ザーロックはルーラシア古参の騎士。
ザーロックの槍を高く飛来してその龍の槍が氷結が!?
「ダイン!ダイン!ダイン!もうダメだ!」
「インデックス首下げて!」
剣が飛んで幻影と分身で剣が帝国兵の首をかっきり、ダインが城郭に登り目を閉じて深呼吸した。
聖域に入った段階でツヴァイも追いかけて聖域の入り口が荒れているがセフィリアは奥だ。
ダインはバルムンクとアロンディーンを構えているが、一対の大剣ダーインスレイヴに変形して帝国兵を吹き飛ばし、四将軍とそれを獰猛のKnghitsOfDarknessに最初で最後の聖戦。
十字軍を受け継いでいるルーラシア国の聖騎士団特殊のKnghitsOfDarknessが最初の聖域に入る。
聖域の砂漠に広がる景色にエルサレム奪還の十字軍は途絶えた。
マルタ騎士団の医療従事者も聖ヨハネの旗印が市外から視える。
砂漠は血に染まりダインは剣を握り締めた。
「セフィリアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!お前だけは許さねぇ絶対に勝つ!お前さえいなければ俺らは幸せだった!」
「ダイン、落ち着け。気が狂えば狂う程剣先にも伝わる。息を整えろ」
ザーロックに怒られて他も砂漠に入ると四将軍も追ってきた。
「然り、これは拙い!」
「あぁ、ヤバい状況だ。敵地に囲まれたのは俺がここで食い止める。ザイ!ダインの援護しろ」
「ガウェインさんわかりました!」
「行くぞ」
「それはダメだ。駄目だ。駄目だ。駄目だぞ!こっから先にKnghitsOfDarknessが辿り着くのは不可避!俺の剣が・・・・唸っているぜ。」
「さぁーてっ!狙い撃つか。ヴォルトの雷電の弾丸は心臓を撃つ。」
ヴォルトか。唯一の銃を使う准将。
砂漠にツヴァイの聖剣の鞘2つ分消費し一撃の防御う無敵無視の超大の光の衝撃波を受け放つ。
ツヴァイは対魔力に優れている。
「エクス______________カリバアアアアアアッー!」
帝国兵とヴォルトをここで打ち負かし砂漠から抜け出すと思うと次々と追手が迫る中でダインはセフィリアを追うのに精神と死の境界がある門に走った。
ダーインスレイヴのモードを解いてバルムンクとアロンディーンで敵を斬り、進み聖地の神殿に着いた。
ソロモン神殿だ。
先のテンプル騎士団が聖杯を発見秘匿した場所を抜けてクムランに着いた。
セフィリアたちがこの場で何を企んでるは阻止なければ!
ガウェイン・ザーロック・ザイはインデックスの天空魔法が術式にインデックスがベルトから銃弾を装填しカートリッジに魔力弾を装填完了。勇者の挑戦である。
インデックスが騎士団所属の聖騎士の聖賢の司祭でもあるが真の正体が銃騎士だ!
「私は銃と剣も扱えるちょっと偏屈の人間ですが、この場は私に任せてくれます?」
「構わねぇが、ゼンキュー」
「ハァーホント辛い業務はストレスで胃がずんがずんがずんがします!」
聖銃アスティリア【アスティリア・オルガ・ハートネットの魂を継ぐ魔銃】
アスティリア・オルガ・ハートネットはヴァン・ヴァース魔導修道院出身の聖賢の聖女。
インデックスの家系のダーヴァンヴェルグ・アスティリア・ウェゾングエシが受け継いでる銃を取り出して、狙い定めて弾丸を撃ち馬に荷物とザイとガウェインを乗せて出走させた。
「私も随分とこの沼深いわけですが、まぁー、天罰覿面の罰でしょうが!今はここを通す訳には」
インデックスとアスティリア・オルガ・ハートネット(マーリン)聖賢の杖も同時に人格練成。
インデックスがこの場で残り四将軍とアイゼンガルドの将軍の集合とはオールスター感。
「ハァー、銃に頼るのも文明の利器ですか」
魔法陣・練成術と砂漠一面に杖を鳴らす。
「大洪水・海龍双鮫刃!」
全ての海域の水の極大魔法。
インデックスの初期の魔法は四大属性。
水と土。
インデックスの魔弾は先代の司教でルーラシアの聖賢アスティリア・オルガ・ハートネットの銃弾。
インデックスはカートリッジに魔力を充填。
眼を魔眼で心臓を穿つルーンの加護でそのデバフ無効。
「撤退だ!」
「愛の・・・・・ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
「ヴォイ!ヴォイ!ヴォイ!ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアッ」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
帝国軍壊滅。
帝国本陣・第二・第三陣壊滅。
インデックスは馬に乗り城門まで駆け抜けてくとガブリエル・ディゾン・トラヤヌス・ミカエル・ユーウェインが待っていたのだ。
KnghitsOfDarknessのバーターの保険で五賢帝が城門と城郭の内核に本陣営を築いていた。
インデックスが頭を下げた。
「ご迷惑をかけ致します。ガブリエル様」
「インデックスだって良く働いてくれた。戦力を削ったのは君の功績だ!」
「インデックス?助かったわ。本陣営に全員いるわ。休みなさい」
ディゾンは聖騎士で五賢帝とは違うヴァチカンの部隊もクムランで待機だ。
本陣営 エルサレム旧市街 スタバ前
ツヴァイ達が俯いていた。
「インデックスが来たぞ、第二案を発表するから責任者は?」
「俺です。エマ・ゲマ・スレィヴィクト大佐」
「ゴホッ・・・・エマ・ゲマ・スレィヴィクトが不躾ながらも言いますがセフィリアの狙いはジュリアの聖杯。星の心臓の根幹にしてタブーに起源と根幹の真実。最悪なことだが星の真実は避けろ。セフィリアとあのバカはここエルサレムを叩き落して聖杯の奪取と自らが神の証明か?アイツは・・・・許さねぇよ」
「エマ!聖杯って言ったな?確認だがよ」
「そうだ!言ったとも!テンプル騎士団は聖杯庇護と秘匿の純情。十字軍がキリスト教大義名分でイスラムから護り勝ったのは神の信仰と聖杯だ!すぺしゃるゲマかもしれないが、史実にして事実。KnghitsOfDarknessはここを護れ。聖墳墓協会にダビデ王が眠っている。ダイン?KnghitsOfDarknessの隊長なら分かるな?」
「あぁ、まぁ、それなりに。だがいうがお前自身聖杯に惹かれるかもな?」
「俺は王国に興味ない!俺は俺だ!ゲマ!王国民にはなれねぇーよゲス」
「残念だ。マァ君がそんなこと言うのは承知だ。聖杯を見つけた場合は君が壊せ。マリアの子宮でもあり神の子イエス・キリストとマグダラのマリアの子で娘だが現在の詳細と王国民には秘匿だがこの時代は男だ。ダイン?人間一人護るか?世界を救うか?決めろ。世界の平和って答えられるものじゃないがお前は少なくともゲマじゃない。自分に正直になれ」
「話はそれだけか?」
外に出て茜空を眺める。
世界を救うか?人を護るか?ダイン・ヴェスタニエは外に出て剣を握り市街地の陣営にエマ・ゲマ・スレィヴィクトがディゾンに命じた軍略だ。
五賢帝もバーターで来ているということは?蒼天八極神も来ているということだ。
来ているのだろうヵ。
「ダイン?ダインじゃないか?ダインか?」
「父さん?父さんがどうして?でもさ・・・・父さんは死んだ筈じゃ?」
「生きてるよ。時間世界に留められてる分辛うじてね。僕らはこうして蒼天八極神としている訳だ。ダイン?無茶だけはするな。セフィリアは星の子だ。ジェラフバルト卿の遺産」
「それが俺か?俺なのか?」
「魔剣に愛された俺は・・・・この剣で運命を切り開く」
ダイン・ヴェスタニエはこの時15歳。
15歳でKnghitsOfDarknessの隊長を務めこの市街地にセフィリアと四将軍が追い付てくる。
追い付いてくるか。
セフィリア迎撃に向けて動き出すダインは選択を誤らないとする。
「深く考えるな、ダイン」
「アーヴィング様!失敬」
「ベルガモットでイイよ。俺は自由にやらせてもらってる」
「俺は迷ってる。何すればいいのか?何すりゃ・・」
そうだな。
俺は確かに迷っている。
この世界で最も危険視するセフィリアを倒さなければならないのだから。
「俺は正面からのセフィリアを討つ。アイツの好きにさせないぞ」
「それはそうだがよ、だったら俺らの出番は?」
「ガウェインとザーロックはクラトスとエターニアを抑えつけろ。インデックス・ツヴァイ・ザイとガブリエル・ディゾン教皇はあの狂いに任せろ」
だが断る。
何かの前触れか単に直球の嫌気と寒気がした。
ダインが手を止める。
無線機からの連絡だ。
《ん?エマ・ゲマ・スレィヴィクト大佐?だろうな。眼を離すな。ファーストテイクだ。万一手薄のエルサレムを攻められても最悪陥落は防げ。これは緊急事態だ》
《ダイン君か?ダイン君の直感は英雄そのものだ。だがしかし蒼天八極神も動くことも可能だがエマ・ゲマ・スレィヴィクト大佐が前から帝国と密約があるのは知っていた。私をこの機を待っていたぞ》
《俺はこの件を受諾するがガブリエルたちに手柄は回せよ。俺がセフィリアを討つ。ここで死ぬわけにはいかない。わりぃ》
《ではゴン武運を祈るよ。ヴェスタニエ卿》
ダインは無線機を置いて荷物を積んだ馬をエルサレムの門を抜けて生死境界の門という聖域の冥府の繋目まで死海まで馬を走らせた。
ガブリエルも承知だ。
「私らも支度は出来たみたいだ。行こう」
五賢帝のガブリエル・バイブルがコートの袖を通して杖を握り外に出た。
サイラス・アシュリー・ディゾン・ルーラシア・エマ・ゲマ・スレィヴィクト・セフィリアに剣の腕前を見込み英雄の一歩である魔法剣の師匠。
現在は杖だけで魔法のみ詠唱であるが実力は剣筋が違う。
ガブリエルは煙管を咥えて荷物を積み上げて懐中時計で時刻を計って本陣営を解体。
驚くがこれはテゥエルターナーの前哨戦。
世界大戦の前である。
トラヤヌス・ユーウェインはミカエルの指示に従い北区の城郭に赴いた。
ディゾンは単独であるが教皇軍が南に待機。
帝国諸国に挟まれてもいいのに退路は保っている。
(さぁてこれからどうするんだろうね?人類は聖地を取り戻す。しかし、これははったりもいいレベルだ。剣だけの自分がここからは打つ手の進撃だ。セフィリアよエマよ、見上げた夜空の星座にも君らが地獄に救済されるのはわかる。僕が剣を教えた以上負けは見えるよ)
ガブリエルは救済者の顔とその剣は天の剣。
英雄を育てた魔術師の王。
ガブリエルは指揮を執りダインは死海の傍に立ち生死境界の世界はセフィリア手中の世界がもう迫っている。
「エイボンさん!魔力充填率超えました。いいですか?」
「うん。進めて。ルーラシア国の国魔法さ」
「ガーデン?」
「うん。出来れば全員を救済ではないがあくまでも聖域さ。ヴァチカンの禁忌に間に合うだけだ」
エイボンは伝説の魔導士。
エメフィールの遺志を継いだエイボンは数人の魔術師が指示しエルサレム全体に巨大魔法陣が天空で重なり合い宙を天地開闢の満天の星を一瞬に塵の魔導の起源。ガーデンを放つのは危険性がある。
KnghitsOfDarknessが歴史に刻まれるのはこのことであった。
ダイン・ヴェスタニエは死海に入っていた。
「こいつか」
石板だ。
《העולם שוב הכתיר את הכתר של שבעת הכוכבים נפרד מן ההפליה ואת החיים ואת הגביע הקדוש אל המלך.
שים את החרב בקסם אחד על האב הקדמון.
שער האב הקדמון הוא עולם החיים והמוות האחר.
מלך הכוכבים מעורר את הבריאה וההרס של אחים ואחיות החל מאפס לעולם ולאלוהים.
הבאתו השנייה של האדון המקשר בין אלוהים לגן עדן ועלייתו עלתה בהתהוות האור לאחר 13 יום מן העולם.》
石板がここに来て意味を為す。
石板は自分が気が付かなかったが持っていた。
石板はこの聖地に入ってから俺が手に入れた物だ。
翳して海が割れて洞窟だ。
潮の海中から洞窟が出現した。
暗い洞窟に松明を灯した。
セフィリアが居る。
黒ローブを着た赤髪の女性がダインに近付いた。
「主はこの奥に居ます」
「フレア?お前か?俺はダイン・ヴェスタニエ」
「存じていますよ。英雄の子」
「この門を開けば居るのか?」
星の心臓が聞こえる。
鼓動だ。
大心臓だ。
星の心臓か!?聖域の地下にこれが。
ダインはダーインスレイヴを手にした。フレアは刀を握った。
「ここから先は死の入り口。相手しげ上げましょう」
「なっ!?」
ダインが剣を抜いてバルムンクとアロンディーンを特殊に瞬時に装備し、セフィリアが刀を構える。ダインとセフィリアがここでぶつかる。
英雄と英雄の対決
セフィリアの刀こそフレアだ。
魔女の王にしてアンネローゼという魔女の十二始祖の一人。
後にまで続くことと星に関係する魔女の十二始祖。
セフィリアも本気だ。
「クロス・アーク・エインドレッド!」
「絶壁閃!」
刀の軌道をズラシその反動の衝撃波の連続乱れうち。
星の浮遊の岩場に掴まりダインは息を整えてセフィリアの長刀にダインの双剣が火花散らす。
「エターナル・ジャッジメント!」
「魔神黒天燼門」
「ブレイブ・サンシャイン」
ダインは剣を、セフィリアは一寸たりとも足りない。
動じないのだ!
「黒門・覇」
「天凶斬」
「クロス・アンネローゼ・グレイヴジャッジ」
ダインの双剣からダーインスレイヴの隙を突いて刀のリーチがダインの胸を刺す。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
ダインは諦めずにセフィリアの刀を掴み背負い投げで岩場に転げた。
「デモンズ・ペイン」
「キュアケーション」
「ブレイブ・ケア」
ダインは立て直して治癒して身体能力を再生しセフィリアの剣を交わしてダインは剣を交える。
足場の悪い浮遊の岩場に掴まりダインは歯を食いしばり大剣を振った。
「刻天門」
「インパイア!」
キャンセリング解除!ダインも剣を換装に間に合わない。
傷ついても立ち上がる。
そんなカッコいいヒーローにだって憧れたわ!ダインは剣を振りかざしセフィリアの刀を避ける。
「ぐげああっ」
まだだ!まだああああ!とまるんじゃねぇぞ・・・・とまるんじゃねぇぞ・・・・
「クロス・トライデント・グレイヴ」
セフィリアの刀の猛追にダインは耐える。全身ボロボロの躰が重い。
「死ヌがいい!お前は私の遺伝子だ!」
「ざけるなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!俺はああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・俺がダイン・ヴェスタニエだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルムンクとアロンディーンの複合スキルと瞬時にアガートラムに切り換えてセフィリアを叩き潰した。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
ダインは立っていられるのも限度で目が霞んできた。
セフィリアはまだ立っていた。
ダインは剣を振り星に近付いた。
「これが?星の心臓?」
「私が負けるのは間違いだ!アーメン」
「お前自体、負けてるだろうが・・・・俺はもう力が無い。最後にこの星を叩く」
「させるか!?」
ダインが剣を握り、構えた瞬間セフィリアの凶刃の凶弾に討たれた。
ダインは漆黒の暗黒に転落死海に放り投げられそのままあの孤島に漂流した。
セフィリアがギリで勝ったのだ。
KnghitsOfDarkness
ダイン・ヴェスタニエはその後記憶喪失で漂流されるまでと至る。
星の心臓を死守したセフィリアは母を知る。
セフィリアが星の心臓に触れる。
「フレア?私の母だ。KnghitsOfDarknessは打倒した。馬鹿な英雄さ」
「セフィリア様こそ、ご無事で何よりです。しかして・・・これが星の核とは?」
「驚いてるのだよ。今のうちに私の手で送ろう」
「んなわけ!させるかって言ってんだろうが!俺はまだ終わっても死んでもねぇってば!ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアアゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・グウウッガアッ・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ウウウッウウグ・・・ガアアアアアアアアアッウガアッ・・・・ゴホッゴホッ記憶?記憶なくなろうが、心は覚えてる!心まで忘れるんだったら人間じゃねぇ!家畜の獣だわ!俺は英雄としてお前を討つ。KnghitsOfDarknessのダイン・ヴェスタニエとしてな!ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
満身創痍。
浮遊の岩場から姿を現して剣を口で咥えてその目は闘志が消えてなかった。
直前にヴァンとフィオの力を借りたのが正解だ。
《あんまし、期待しないするなよ!》
《それ、言いたいところだけどダイン?大丈夫?ギリで申し訳ないね》
「いいってところさ!これからだぜ。これからだよ!セフィリア!俺はお前を倒す」
「生きていたのか?だがしかしその体で俺を討てるのか?死にぞこないが。」
「モード・アフィリア・サーガ・ジュリア・クレアツィオーネ承認」
《英雄よあたらなる救済の騎士にこの剣を許可する》
《承認を承ったぞ。Ⅶ代目ダイン・アガートラーム・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエ》
「センキュー、!最大最高の英雄の剣でセフィリアを殺す!俺に力を!」
「無駄な。万策尽き掛けの小細工に俺を殺せはしない。黙ってしゃべるな!英雄風情が!」
「私も星に応えよう。」
2人の最大解放で生死境界の星の振動が動き出す。
超振動と重力反転の摩擦。
世界に衝撃とそれがダインの想いだった!
「英雄剣・クレアヴェルト」
初期にして起源の英雄の剣。歴代ヴェスタニエの承認があってダインの手に黄金の大剣を装備しセフィリアも星の刀で応戦する。
ダインの剣に罅が入り、分解した双剣でセフィリアを斬り裂いた。
「アーク・グランド・オーバー・クロス・クレッシェンド・グレイヴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!」
「魔天燼滅焔獄門・天照」
ヴァギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
バッアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアアすまねぇ!俺は」
力尽きて無限の星の渦に呑み込まれた。
セフィリアも斬られて戦いは終結した。
セフィリアの死でテゥエルターナー戦争は実質幕を閉じた。
ダイン・アガートラーム・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエは世界から功績を称えられたが本人は生死不明。
何度捜索しても見つからずに1年が過ぎた。
ファッ!?
夢でも見ていた。
自分の若いころの記憶だ。
ダインが目を覚めて天照暦2年気付いたら200年か。
「なぁ?ツヴァイ?今までありがとう」
「なぁーに、いまさらー」
「俺がお前に助けられてばっかだ。俺は英雄じゃない」
「KnghitsOfDarknessはあなたよ」
「ハッハハハハハハ」
笑うダインは隠居後に異変を感じたのはルーラシアだ。
ルーラシアが突然屋敷に来たのはその後だ。
ルーラシア自身ハーディアスに譲って以降はフリーの元国王だ。
「突然の訪問、すまない」
「何をいまさら?ロクでもない世界に依頼って何だ?」
「ブラッド・ヴェスタニエだ。君の孫だよ」
「ん?」
「ファイナルクエストだ」
「は?」
「天の災厄の星がこの世界に近付いてる。ニビルだ。世界も人類もその終焉に怯えるのは御免だ。」
「そーいうっことた」
ダイン・アガートラーム・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエはKnghitsOflastに託すようにと隠居の屋敷を出て城に向かった。
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