第29話 第2のユニコーン見つかるその15
翌朝
「おはよー!」
「おはよう」
今日も元気いっぱいなダイヤモンドの声が朝食用テラスに響く。なずなは返事をかえしながら、ため息をついた。昨夜は、ほとんど眠れなかったのだ。
「ダイヤモンドは今日も元気ね」
「たっぷり寝たからね。だって寝る子は育つんでしょ?絵新聞にせいちょうホルモンってのが寝てる時、出てるって書いてあったよ。」
「おはようございます。ダイヤモンドさま、なずなさま」
「ナンシー、おはよう!今日はエビピラフが食べたいな」
「ナンシー、おはよう。私はチーズトースト2つに温野菜ね。」
サイラスはまだ起きてこない。本人いわく遅くまでリュートを弾いて歌っているとか。この屋敷ではダイヤモンド以外出来れば朝寝坊したいのである。しかし、朝食の時間はお手伝いロボットのナンシーにより7時と決められていた。なぜならば、この数えきれない部屋のある屋敷にはお手伝いロボットがたった1人、いや、一台なのである。朝食の後はびっしり掃除のスケジュールがうまっている。
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